アメリカの朝食「定番」と「映える新定番」8選
「アメリカの朝食」と聞いて、どんな料理が思い浮かびますか?
実はアメリカも日本と同じく、朝食のバリエーションが非常に豊富です。
パンケーキやワッフル、ベーコン&エッグといったボリュームのあるメニューから、シリアルやトーストで手軽に済ませるスタイルまで、様々なメニューが食べられています。
アメリカの朝食の魅力と定番メニュー
- 定番メニューには、パンケーキ、ベーコン&エッグ、シリアルなどがあります。
- 近年の健康志向の高まりから、オートミールやアボカドトーストといったヘルシーなメニューも人気。
- 朝食を自宅で手軽に済ませる家庭も多い一方、ダイナーやカフェで朝食を楽しむ文化も根強く残っています。
- アメリカの伝統的な「アメリカン・ブレックファスト」は、ボリュームたっぷりで朝からエネルギーを充電するのにオススメ。
朝からしっかりとエネルギーを補給する、甘いパンケーキやワッフル、ベーコン&エッグの組み合わせ「アメリカン・ブレックファスト」は、その名の通りアメリカを代表する「朝ご飯」と言えるでしょう。
またアメリカならではの、シリアル・トーストだけの簡単な朝ご飯や休日や特別な日に、ダイナーやカフェでボリュームたっぷりの朝食を楽しむ習慣も根強くあります。
最近ではオートミールやアボカドトーストなどの健康志向のメニューも人気を集め、栄養面を重視した朝食も多くの家庭で取り入れられつつあるようです。
この記事では、アメリカの朝食の特徴や人気メニューについてご紹介します。
そもそもアメリカ人は朝食を食べる?食べない?
実はアメリカでも、毎日しっかりと朝食をとる人はそれほど多くありません!
国民健康調査や食習慣に関する複数のデータによると、約4割のアメリカ人が「ほぼ毎日朝食を食べる※1」と答えていますが、その他の人々は不規則に朝食をとったり、朝食を抜く傾向が強いようです。
また、米国疾病予防センター(CDC)の調査※2によれば、多くの高校生が朝食をとらずに学校へ向かうことが報告されています。
近年のアメリカでは「朝からしっかり食べる」よりも、短時間で済む軽いメニューや、外で手軽に食べられる朝食が好まれる傾向が強くなりつつあるようです。
ただ、家庭や地域によっては、朝食をしっかり取る伝統が根強く残っており、さまざまな朝食スタイルが共存しているのもアメリカの特徴と言えるでしょう。
アメリカ朝食チェーン店とその人気メニュー
店舗名 | 地域 | 代表メニュー | 特徴 |
---|---|---|---|
IHOP(アイホップ) | 全米 | ストロベリー、バナナ、パンケーキ、オムレツ | パンケーキが有名で、グルテンフリーメニューもあり |
Waffle House(ワッフルハウス) | 南部中心 | ワッフル、ハッシュブラウン | 24時間営業でカジュアルな雰囲気、地元の人に愛される名店 |
Denny's(デニーズ) | 全米(特に北東部) | グランドスラム、スキレット料理 | 家族連れ向けで、ボリューム満点のプレートメニューが人気 |
Cracker Barrel(クラッカーバレル) | 南部 | ビスケット&グレービー、フライドチキン | 南部の家庭料理が楽しめる、レトロな店内が特徴 |
First Watch(ファーストウォッチ) | 西海岸 | アボカドトースト、エッグベネディクト | 新鮮な食材を使った健康志向のブランチメニューが豊富 |
Starbucks(スターバックス) | 全米 | エッグバイト、オートミール | カフェの定番で、ヘルシーな軽食メニューも提供 |
上記はアメリカの朝食が食べられる代表的なチェーン店です。
特におすすめなのが、ふわふわのパンケーキが名物な「IHOP(アイホップ)」です。
フルーツとクリームがたっぷりの「ストロベリー・バナナ・パンケーキ」人気のお店で、アメリカを代表するパンケーキチェーンとして世界的にも知られています。
さらに、日本にもチェーン店がある「Denny's(デニーズ)」もボリューム満点の朝食メニュー「グランドスラム」で有名で、家族で楽しめるファミリーレストランとして賑わっています。
そのほか、南部を中心に展開する24時間営業の「Waffle House(ワッフルハウス)」や健康志向の新鮮な野菜やアボカドトースト、エッグベネディクトなどの料理が食べられる「First Watch(ファーストウォッチ)」なども、朝食とブランチ利用ができるチェーン店として人気です。
またアメリカの朝食チェーン店の中には、その州にしかない日本人が知らない名店もいくつかあるので、アメリカに行かれた際には、いろんな地元のお店に足を運ばれてみてはいかがでしょうか?
アメリカで朝ご飯を食べる際に、チップはいるの?
アメリカでは朝食の場でもチップは欠かせないマナーの一部となっています。
一般的なレストランでの朝食には、食事代の15%から20%がチップとして推奨されています。たとえば、20ドルの朝食なら、チップは3〜4ドルが目安です。サービスが特に良かった場合には20%ぐらいをチップとして渡しましょう。
一方、セルフサービス形式の朝食が多いホテルでは、必ずしもチップは必要ありませんが、テーブルを片付けてくれるスタッフへの感謝として1ドル程度を置くのが好ましいとされています。
もし、ホテルの朝食会場でスタッフが頻繁に食器を片付けたり、サービスを提供している場合は、少額でもチップを残すことでスマートな印象を与えられます。
最近では、クレジットカードでの支払い時にチップを追加するオプションもあり、利用する際にはサービス内容に見合った金額を選ぶことをオススメします。
アメリカで親しまれ続ける定番の朝食メニュー5種
メニュー | 特徴 | 食べ方 |
---|---|---|
パンケーキ | ふわふわで甘く、メープルシロップとバターが定番のトッピング | 主にダイナーやカフェ、家庭でも手軽に作られる |
ベーコン&エッグ | カリカリのベーコンとスクランブルエッグの組み合わせが定番 | 家庭やレストランで提供され、トーストと共に食べられる |
シリアル | 手軽に食べられる乾燥した穀物で、牛乳やヨーグルトをかける | 家庭の朝食で一般的、各種フレーバーが選べる |
フレンチトースト | 卵と牛乳に浸したパンを焼き、シロップやバターをかける甘い料理 | カフェや家庭で人気のメニューで、休日の朝食に好まれる |
オートミール | 健康志向の朝食で、オーツ麦を煮てフルーツやナッツを添えて食べる | 家庭やカフェで手軽に食べられ、ヘルシー志向の方に人気 |
アメリカの朝食は、甘さとボリュームが特徴で、上記の表のようなメニューが人気です。
日本の朝食がご飯と味噌汁、魚といったシンプルで栄養バランスのとれた構成に対し、アメリカの朝食はボリュームが多めで、朝からしっかり栄養&カロリー補給できるメニューが多いのが印象的ですよね!
ハリウッド映画などにも出てくるようなパンケーキやフレンチトーストなどの甘い朝食のメニューも多いですが、ベーコン&エッグのような塩味のメニューも朝からしっかりと食べられるものも人気です。
アメリカならではの魅力たっぷり!パンケーキとメープルシロップ
アメリカのパンケーキは、日本のホットケーキと見た目は似ていますが、一味違います。
日本のホットケーキよりも分厚く、ふわふわとした食感が特徴で、サイズも大きめ。
さらに、たっぷりのメープルシロップやバターをかけるのがアメリカの定番で、アメリカのパンケーキはシロップが驚くほどたっぷりとかけられています。
カリカリが美味しい!ベーコン&エッグ
ガッツリ食べたいアメリカの朝食といえば、「ベーコン&エッグ」も人気です。
カリカリに焼かれたベーコンと、スクランブルエッグなどの卵料理との組み合わせは、シンプルながらも朝のエネルギー補給に最適。
日本でもおなじみの朝食メニューですが、アメリカでは特に「サニーサイドアップ(片面焼き)」が人気で、黄身のとろける食感と香ばしいベーコンのマリアージュが朝から幸せな気持ちにしてくれます。
ボリューム感もアメリカならではで、日本の「ベーコン&エッグ」よりも、ベーコンの数も卵の量も多めだから、朝からしっかり食べたい方におすすめ。
トーストやハッシュポテトを添えるとさらに本格的な一皿が楽しめます♪
アメリカ家庭の定番朝ご飯「シリアル」
アメリカの朝食の定番、シリアルは日本でも親しまれていますが、アメリカのシリアルは種類が豊富で、チョコレート、フルーツ、ナッツ入りまでバラエティ豊か。
「サクサク」とした食感が食欲をそそり、朝から効率的にエネルギーと栄養をガッツリ補給できます。
牛乳をたっぷり注いでしっとりさせたり、ヨーグルトと合わせてクリーミーに楽しむ食べ方もあり、意外に食べ方の種類は豊富です。
アメリカ流に好きな味をミックスして、自分だけのオリジナルシリアルボウルを作るのも楽しいですよ。
甘くてジューシー。アメリカン・フレンチトースト
アメリカのフレンチトーストは、厚切りのパンに卵液がじゅわっと染み込み、外はカリッと中はふんわり仕上がる、ボリュームたっぷりの朝食メニューです。
日本のフレンチトーストが軽め味わいのものが多いのに対し、アメリカではシナモンやバニラエッセンスを加えて「香ばしさ」と「甘さ」の2つの風味が楽しめるのが魅力です。
焼き上がりにバターとメープルシロップをたっぷりかければ、より贅沢な味わいに。
さらにベリーやホイップクリームをトッピングするのも◯
朝からヘルシーに満腹!アメリカ流オートミール
アメリカで愛されるオートミールは、栄養価の高さと手軽さが魅力の健康志向メニューです。
日本でも最近注目されていますが、アメリカのオートミールは「もっちり」とした食感が楽しめるようにおかゆのように煮込んで作るのが主流。
食物繊維が豊富で、ヘルシーなのに、ガッツリと満腹感を得られるのが嬉しいポイントです。
ベリーやバナナ、ナッツやシナモンをトッピングすると、食感と風味のアクセントが加わり、食べ応えもアップ。
忙しい朝でも栄養をしっかり補給できるアメリカ流オートミール、ぜひ試してみてください。
アメリカの新定番3選!ヘルシー&ビジュアル重視の朝食メニュー
メニュー | 特徴 | 食べ方 |
---|---|---|
アボカドトースト | ヘルシー志向で、栄養価の高いアボカドをトーストにのせたシンプルなメニュー | アボカドに塩コショウ、オリーブオイルを少量かけて、卵やトマトをトッピング |
アサイーボウル | アサイーをベースに、フルーツやグラノーラをのせたボウルスタイルの朝食 | アサイーにフルーツやグラノーラをトッピングし、ハチミツやナッツでアレンジも楽しめる |
エッグベネディクト | ポーチドエッグとホランデーズソースが特徴のブランチメニュー | フォークで卵黄を崩してソースと絡めながら、マフィンやベーコンと一緒に食べる |
アメリカの最近の朝食メニューは、SNSの影響もあってか、見た目の美しさとヘルシーさが目立つものも増えてきました。
「アメリカ朝食新定番」とも言えるアボカドトーストやアサイーボウルは栄養豊富で健康的な一方、見た目も美しく、SNS映えを意識した盛り付けが人気です。
また、エッグベネディクトのような豪華なメニューも、ブランチとしてしばしば選ばれ、ゆったりとした朝の時間を楽しむのにぴったり。
見た目も味も大満足!アメリカ流アボカドトースト
「アボカドトースト」は、栄養価が高くヘルシーな朝食として人気です。
日本のトーストとの違いは、そのボリュームと多彩なトッピングにあります。
スライスしたアボカドに塩コショウを振り、オリーブオイルを少量たらして、さらに目玉焼きやジューシーなトマトをのせることで、「しっとり」「カリカリ」「クリーミー」が一度に味わえるのがアメリカ流。
アボカドメインで、お肉が入っていないメニューだから、朝から罪悪感なしでガッツリ食べられるので、カロリーが気になる女子にも嬉しいメニューです。
美味しくヘルシー!アサイーボウルで彩り豊かな朝を
アメリカ発のアサイーボウルは、朝から「パワーチャージ」したい方にぴったりの一皿です。
アサイーをベースに、カラフルなフルーツやサクサクのグラノーラがトッピングされ、デザート風メニューなのに、栄養もたっぷり。
ハチミツやナッツをプラスすれば、甘さと香ばしさが加わり、さらに贅沢な味わいになります。
忙しい朝でも、おしゃれでヘルシーなアサイーボウルで一日をスタートしてみませんか?
贅沢な朝を演出!エッグベネディクト
エッグベネディクトは、朝食やブランチにぴったりの高級感あふれる一品。
こんがり焼いたイングリッシュマフィンの上にベーコンやハム、そしてとろ〜りとしたポーチドエッグをのせ、クリーミーなホランデーズソースをたっぷりとかけて食べるのが、アメリカ流。
半熟卵のとろける黄身とソースの酸味がマフィンに染み込み、「ふわっと」「とろっと」した食感が美味。
日本のモーニングにはあまり見られない、リッチな味わいとボリュームが特別な朝や休日のブランチにうってつけな一品です。
アメリカの学校やダイナーで、実際に「アメリカンブレックファスト」を楽しもう!
以上、アメリカの人気朝食メニューをご紹介させて頂きました。
アメリカの朝食は、ボリューム満点のベーコン&エッグや、ヘルシー志向のアサイーボウル、ビジュアルにもこだわったエッグベネディクトなど、日本と同じように朝食も実に多彩です。
栄養価が高く、パワフルな一皿から、見た目も楽しめるSNS映えメニューまで、朝からエネルギッシュに一日を始めるのにぴったりな選択肢が豊富に揃っています。
アメリカに行くと、こうした朝食を日常的に味わうことができ、ホームステイ先などではホストファミリーの手作りアレンジが加わった家庭の味を楽しめます。
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