スペイン朝食定番4選と「朝バル」の楽しむコツも紹介
スペインの朝食は、軽い食事をおしゃべりしながら、ゆったり楽しむスタイルが主流です。
「パン・コン・トマテ(オリーブオイルとトマトをのせたパン)」や「チュロス・コン・チョコラテ(揚げ菓子をチョコレートにディップして食べる甘い朝食)」は、スペインの定番朝ご飯です。
◆スペインの朝食文化と定番メニュー
- スペインの朝食は軽めで、7時から11時が一般的な時間帯
- 定番メニューはパン・コン・トマテやチュロス・コン・チョコラテなど
- 朝食はバルやカフェで手軽に楽しむのがスペイン流
- 地中海式の食材を使ったシンプルでヘルシーなメニューも多い
また、スペインではバルで朝食を食べることも出来るって、ご存知でしたか?
この記事では、スペインの朝食文化やスペインの定番朝ご飯、スペインに行ったら体験したい「朝バル」のコツなどについて詳しく解説しています。
スペインの「軽めの朝食」と朝と昼の小さな贅沢「アルムエルソ」
スペインでは、比較的「軽めの朝食」が食べられているのをご存知でしょうか?
実はスペインでは、昼食(コミダ)が一日のメインの食事とされており、その時間に十分なエネルギーを摂取するため、朝は軽く済ませる習慣が広まっているのです。
例えば、オリーブオイルや新鮮なトマトを使った「パン・コン・トマテ」や、シンプルなトーストとカフェ・コン・レチェ(ミルク入りコーヒー)が多くの人に朝食として親しまれているのもそのためです。
スペインの朝と昼の間の小さな贅沢「アルムエルソ」って、知ってる?
スペインの独特な食文化の1つ、「アルムエルソ」は、朝食と昼食の間に楽しむ軽食のことを指します。
10時から11時ごろ、特に仕事や学校の合間にリフレッシュの時間として親しまれています。
アルムエルソでよく食べられるのは「ボカディージョ」と呼ばれるバゲットサンド。
生ハム、チーズ、チョリソー、ツナなど多彩な具材が選べ、手軽でありながらしっかりとした満足感があります。
飲み物はコーヒーが定番ですが、地方によってはフレッシュジュースや軽いビールが楽しまれることも。
アルムエルソは単なる軽食ではなく、スペイン人にとってエネルギーを補給する「間食」の時間であり、仲間とおしゃべりを楽しむ休憩時間。
日本にはない、スペインならではの「アルムエルソ」の時間も、ぜひ楽しんでみてください。
スペインの定番朝食メニュー4選
メニュー | 特徴 |
---|---|
パン・コン・トマテ | トーストにオリーブオイルとトマトをのせたシンプルな朝食 |
チュロス・コン・チョコラテ | 揚げた生地をホットチョコレートにディップして食べる甘い一品 |
トルティージャ・エスパニョーラ | 卵とジャガイモ、タマネギで作られるスペイン風オムレツ |
ボカディージョ | バゲットに生ハムやチーズを挟んだサンドイッチ |
スペインの朝食は、地域色が豊かで、どれも素材の味を生かしたメニューが特徴です。
トーストにオリーブオイルとトマトをのせた「パン・コン・トマテ」のような軽いものから、チュロス・コン・チョコラテのような甘いメニューまで、バリエーション豊か。
また、トルティージャ・エスパニョーラやボカディージョといった満足感のあるメニューも人気です。
スペインでは朝食が軽めな分、地方ごとの特産品を使ったメニューが多く、その土地ならではの味を楽しむことができます。
この章では、スペインの定番朝食メニューについて詳しくご紹介します。
シンプルな美味しさが定番の朝食、パン・コン・トマテ
- トーストしたパンにオリーブオイルとトマトをのせた軽い朝食
- 素材の旨みをダイレクトに楽しめるスペインの定番メニュー
- カタルーニャ地方のバルで特に人気
パン・コン・トマテは、オリーブオイルのコクとトマトのフレッシュさがパンに染み込み、一口ごとにじゅわっと広がる美味しさがたまらない一品。
フランスのバゲットとは異なり、スペインのパンは外はカリッ、中はふわっ。
このスペインならではのパンがトマトとオイルの相性をさらに引き立てます。
オリーブオイルを使っているものの、比較的軽めなメニューなため、朝から胃がもたれる心配なく、食べられます。
甘党必見のチュロス・コン・チョコラテ
- 揚げた生地を熱々のホットチョコレートにつけて楽しむ朝のデザート
- サクッとした外側ともちっとした内側の食感が特徴
- 朝食だけでなくおやつにもピッタリ
チュロス・コン・チョコラテは、がっつり甘いものが欲しい朝にぴったりです。
食べた瞬間に「パリッ」と弾ける生地と濃厚なチョコが絡み合い、思わず「とろ~り」と顔がほころぶ一品。
濃厚でとろっとしたディップ用のホットチョコレートに、揚げたてのチュロスを絡ませて食べるのが本場スペイン風です。
ボリューム満点なトルティージャ・エスパニョーラ
- 卵とジャガイモをメインに作られるスペイン風オムレツ
- 玉ねぎやチョリソーを加えるバリエーションも人気
- 朝食から昼食まで幅広く楽しまれる万能メニュー
トルティージャ・エスパニョーラは、卵が主役のスペインオムレツで、素材そのものの風味がしっかり楽しめるのが特徴です。
しっとり卵にほくほくのジャガイモが絡み、噛むほどに優しい味わいが広がります。
朝から「ガッツリ」いきたいときにおすすめの一品。
手軽なのに満足感抜群、ボカディージョ
- バゲットに生ハムやチーズを挟んだスペイン版サンドイッチ
- 持ち運びがしやすく、軽食としても優秀
- 野菜やツナを加えたヘルシーなバリエーションもあり
ボカディージョは、少し柔らかめのパンに生ハムやチーズを挟んで食べる、スペイン版サンドイッチです。
カリッとしたバゲットの食感と、ジューシーな生ハムや濃厚なチーズが美味しい、忙しい朝や軽いランチにも最適な万能メニューです。
中身の具材を選べるので、軽めからがっつり系までその日の気分に合わせてカスタマイズして、食べてみてくださいね。
「バル」で楽しむ朝のひととき。地元の味と文化に触れる朝食体験
「バル」と聞くと夜のお酒のイメージを持つ方も多いかもしれませんが、スペインのバルは朝から地元の人々で賑わう生活の拠点です。
日本のバルと違い、スペインのバルは朝早くから営業しており、出勤前や散歩途中の人々が立ち寄る憩いの場となっています。
バルで提供される朝食メニューはシンプルで、パン・コン・トマテやトルティージャ・エスパニョーラといった軽食が主流。
これにカフェ・コン・レチェ(ミルク入りコーヒー)や、バレンシアならではのフレッシュジュースを添えて、軽やかな一日のスタートを切ります。
また、スペインのバルの魅力は食事だけではありません。
カウンターで気軽に交わされる会話や、スタッフとのやりとりもスペインならではの文化体験と言えるかも。
特に朝の時間帯は地元の人々が多く、観光客にとってもローカルな雰囲気を味わう絶好の機会です。
バルでスペインならではの朝食を楽しむためのコツ
スペインで朝食を楽しむなら、7〜11時ごろがおすすめです。
この時間帯はバルやカフェが朝食メニューを提供しており、、地元の人々も集まる活気ある時間です。
特にバルでは、パン・コン・トマテやトルティージャ・エスパニョーラなどの軽食とカフェ・コン・レチェが定番メニューとして親しまれています。
バルを選ぶ際のポイントは、地元の人々で賑わう店を選ぶこと。
混雑しているバルは、料理の質が高く、サービスも良いことが多いため、地元民に信頼されている証拠です。
なお、注意点として、多くの人が集まるバルではスリのリスクもあるので、貴重品をしっかり管理し、カウンター席で軽く朝食を楽しむのが良いでしょう。
本場スペインで、美味しい朝食を食べてみませんか?
スペインの朝食文化や定番メニューについて、ご紹介させて頂きました。
日本にはない「朝バル」での食事は、地元の雰囲気を感じながら、本場の味を楽しめる特別な体験になることでしょう。
旅行の際は、ぜひバルで朝のひとときを過ごし、スペインならではの食文化を味わってみてくださいね。
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