ロサンゼルスと日本の時差、時差ボケ対策6案
ロサンゼルスは、世界各国から留学生が集まる人気の留学先です。
しかし、ロサンゼルスと日本はかなり距離があるため、時差ボケに不安に感じる人もいるのではないでしょうか?
そこで、ロサンゼルスと日本の時差や、おすすめの時差ボケ対策・解消法を紹介します。
時差ボケを早めに解消して、実りのあるロサンゼルス留学を目指していきましょう。
ロサンゼルスと日本の時差
日本とロサンゼルスの時差は、『17時間』もしくは『16時間』です。この1時間の差は、ロサンゼルスにはサマータイム(夏時間)があるためです。通常の時差は17時間ですが、サマータイム中は16時間になります。
日本にはないサマータイムとは?
サマータイムは、アメリカで『Daylight Saving Time(デイライト・セービング・タイム)』と呼ばれています。その名前の通り、『日中の明るい時間を有効活用し、電気の消費を減らすこと』を目的としており、省エネ対策やエコ活動の一環なのです。
サマータイムは、毎年『3月の第2日曜日から11月の第1日曜日まで』で、サマータイムが始まるときは時計を1時間進め、終わるときは1時間戻します。サマータイムに切り替わるときは、睡眠時間が1時間短くなるので、前日は早めに就寝するように心がけるなどして体調管理に気を付けましょう。
ちなみに、アメリカは同じ国でも州により法律が異なることが珍しくなく、アリゾナ州とハワイ州にはサマータイムがありません。
ロサンゼルスと日本の時差を簡単に知る方法
ロサンゼルス留学中に日本の家族や友人に電話かけるというときに、気になるのが時差ですよね。実は、ロサンゼルスと日本の時差を簡単に知る計算方法があります。
ロサンゼルスの時間を昼夜逆にし、プラス5時間(サマータイム時は、プラス4時間)するだけです。例えば、ロサンゼルスが午前6時だとしたら、昼夜を逆にすると午後6時になります。午後6時に5時間プラスすると、午後11時になります。ロサンゼルスが午前6時のときは、日本は午後11時だということが簡単に分かります。
逆に日本からロサンゼルスの時間を知りたい場合は、昼夜を逆にした後、マイナス5時間(サマータイムは、マイナス4時間)します。
おすすめの時差ボケ対策・解消法
時差ボケは、睡眠障害、日中の眠気、疲労感、頭痛などが主な症状で、少なくても5時間以上の時差がある国を行き来した際に起こるといわれています。日本とロサンゼルスは、16~17時間の時差があるので、時差ボケは避けられないといっても過言ではありません。
しかし、時差ぼけの主な原因は、体内時計と生活時間がうまく合わないことなので、その点を意識して対策すれば、時差ボケを軽減できるでしょう。
渡米前の体調管理に気を付ける
留学前は、渡米準備などに追われ毎日忙しく過ごす人も多いようですが、睡眠不足だと時差ボケの症状がより強く出やすくなるといわれています。規則正しい生活を心がけて、十分な睡眠をとり、体をしっかり休ませることが大切です。
渡米前に就寝・起床時間を調整する
留学する1週間程度前からロサンゼルスの時間に合わせて過ごすのが望ましいですが、ほぼ昼夜が逆転する生活になるので、難しい場合が多いですよね。しかし、就寝・起床時間を数時間ずらすだけでも効果が期待できるので、試してみる価値はあるでしょう。
体に負担がかからないように、就寝・起床時間を1時間ずつ早めて、最終的に数時間だけでもずらせると、ロサンゼルスの生活時間に体が馴染みやすくなります。
機内でロサンゼルスの時間に合わせる
渡米前に就寝・起床時間の調整ができなかった人も、飛行機の乘ったら、まず腕時計、スマホなどをロサンゼルスの時間に設定し、できるだけ現地時間に合わせて過ごしましょう。
例えば、日本が昼でもロサンゼルスが夜なら睡眠をとるようにし、日本が夜でもロサンゼルスが昼なら、少し無理をしてでも起きているように心がけるようにします。
眠れない場合は、耳栓やアイマスクを利用すると脳が休まり、寝やすくなります。逆に起きているのが辛い場合は、機内を歩くなどして軽い運動をするのがおすすめです。
眠気を我慢するのは辛いですが、ロサンゼルスに着いた夜にぐっすり眠れますし、時差ボケを軽減できる効果的な方法です。
機内食をなるべく食べる
体内時計をリセットする簡単な方法の一つが『食事』です。機内食は、時差を考慮した時間帯に提供されるので、なるべく食べるようにすることで時差ボケが軽減されます。
中には、「食欲がない」「機内食が胃に重すぎる」という人もいると思います。しかし、殆どの航空会社では『特別ミール』の用意をしてくれます。例えば、胃に負担のかからないベジタリアンミールやビーカンミールなどを提供もしていることもあるので、事前に確認すると良いでしょう。
水分をしっかり摂る
「機内では、なるべくトイレに行きたくない」と水分を極力控える人も少なくありませんが、『水分不足』は時差ボケの原因になるといわれています。また、水分不足は脱水症状だけでなく、エコノミー症候群を引き起こす原因にもなるので、なるべく水分補給を心がけましょう。
水分補給といってもアルコール類は、逆に時差ボケの症状を悪化させたり、機内での睡眠パターンを妨げたりする原因になるので、控えた方が無難です。
太陽の光を浴びる
ロサンゼルスに到着したら、そのまま現地の時間に合わせて夜まで過ごせれば良いですが、無理しすぎないようにすることも大切です。日中に激しい眠気に襲われたときは、1時間程度の仮眠をとるなどして、徐々に現地の時間い合わせていくと、体への負担も少ないでしょう。
翌朝は、時差ボケで夜にあまり眠れなかったとしても、現地の時間に合わせて起きましょう。体内時計を調整する重要なカギとなるのが『太陽の光』なので、朝にしっかり太陽の光を浴びるように心がけることが大切です。
美しいビーチ沿いを散歩したり、ショッピングに出かけたり、スポーツを楽しんだりすると、太陽の光をたくさん浴びられるだけでなく、気が紛れて眠気に襲われることも少ないのではないでしょうか。
早期に時差ぼけを解消し、留学生活を楽しもう
日本とロサンゼルスの時差は、17時間(サマータイムは16時間)もあります。日本からロサンゼルスに来ると、ほとんどの人が時差ボケを経験するといっても過言ではありません。
しかし、渡米前や機内、現地で時差ボケ対策をすることで、症状を軽減できます。なるべく早く時差ボケを解消し、留学生活を思いっきり楽しみましょう!