アメリカ留学で携帯やスマホを使うには
右も左も分からない異国のアメリカの地に留学し、頼りになるのは携帯電話やスマホです。アメリカでスマホは欲しいけれど、英語でやり取りをしなくてはならないと考えると身を構えてしまうかもしれません。しかし購入までの流れは日本とさほど変わりません。
長期留学にはどの方法がベスト?
旅行や短期留学であれば、アメリカでも使えるプランを日本で契約したり携帯をレンタルするという手段も有効でしょう。しかし長期でアメリカでの留学を考えている人には、この方法だと使用料金などが割高になってしまったり使い勝手も悪く感じることもあるかもしれません。
やはり、長期の留学であれば現地でプリペイド式の携帯を購入することをおすすめします。
アメリカの通信キャリア
アメリカにはVerizon Wireless、T-Mobile、AT&T、Sprintの4つの主要なキャリアがあります。10 Top Ten ReviewsによるとVerizon Wirelessが一番人気で、選ばれる理由として回線状態が一番安定していると言われています。しかし、料金プランは他のキャリアと比べて高めです。
定額プランで契約
アメリカで携帯を契約するには、定額制の月払いもしくはプリペイド式のどちらかを選びます。携帯ショップで携帯を購入して定額プランの契約をすると、携帯本体を手頃な価格で購入することができます。また、家族割引を使うとプリペイド式より安い値段で契約することも可能です。
定額プランの場合、契約期間中に解約してしまうと違約金を取られます。
通常、定額制の月払い契約をする場合はアメリカで発行されたクレジットカードもしくは社会保障番号が必要です。
アメリカではどんな契約を結ぶ場合でも契約者の支払い能力や信頼できる人間かを見極めるため、大抵クレジットカードの使用履歴をチェックされます。クレジットカードや社会保障番号を持たない留学生でも定額プランを組めるところもありますがその場合、提示しない代わりに、通常よりいくらか上乗せされた金額(デポジット)を請求されます。
通信キャリアによっては留学生用のプランを用意してあったり、前金を請求しない会社もあるので、契約する前に確認しておくといいでしょう。
プリペイド式
プリペイド式だと、クレジットカードの使用履歴や社会保障番号などを聞かれることはないので留学生にはこの方法が人気です。契約をしていない分、いつ携帯をキャンセルしても違約金を支払う必要もなければ使用料金を低額に抑えるメリットがあります。
T-Mobileの子会社にあたるMetroPCSではプリペイド式のみを取り扱っています。プランは他のキャリアと比べて少ないかもしれませんが、シンプルで分かりやすいのが特徴的です。
プリペイド式の支払い方法はキャリアによって多少の違いはあるかもしれませんが、大体は以下の通りです。
カスタマーサービスに電話するかオンラインからログインして支払い方法を設定するやり方(月払いが主流です)とリフィルカードを購入してその都度自分で入金する方法があります。
携帯電話/スマホの購入
携帯ショップはもちろん、小売店や家電量販店でも携帯電話やスマホの購入は可能です。携帯ショップで購入する場合、そこで契約した通信キャリア限定のみの携帯であることが多く、ロック解除ができない場合があります。
日本からのスマホをアメリカでも使用できる?
日本で使用していた携帯やスマホをアメリカでも、SIMロックの解除ができてSIMフリーとして扱えるようになれば、その多くは使用できるようになります。
しかし、アメリカの通信の周波数帯に対応していない端末だと、SIMフリーであっても日本で使用しているスマホや携帯が使用できない場合もあるので日本かアメリカの携帯会社で確認する必要があります。
プリペイドSIMカードを購入する
日本もしくはアメリカで購入した携帯やスマホを使ってSIMだけ変えるというやり方もあります。この方法はロック解除ができるものに限ります。
SIMだけ購入してスマホを使う場合、多くはプリペイド式です。携帯ショップ、オンライン、家電量販店、スーパーなどで購入可能です。
また、日本で予めアメリカで使用できるSIMを購入しておけば、アメリカの空港に飛行機が到着した時点から自分のスマホが使えるようになります。アメリカに向かう機内の中で、日本で使用していたSIMカードをアメリカで使用できるSIMカードに差し替えます。
アマゾンなどでは「アメリカ SIM」と検索すれば、アメリカで使用できるSIMカードがいくつも選べますので、有効期間やご希望のデータ量を検討しながら購入してみるのもよいでしょう。
日本でアメリカで使用できるSIMを購入する方法は、短期留学や、アメリカで通信契約を結ぶまでの短期的なつなぎとして利用するのに向いているかと思います。
最後に
日本よりもアメリカの方がWi-Fi環境は整っていますが、Wi-Fiだけでは不便に感じることもあり、慣れない土地で英語に自信がない間はいつでも連絡が取れるよう通信手段は早めに確保しておきたいものです。携帯やスマホを購入することはハードルが高いことかもしれません。しかし、自分の力でお店の人とやりとりをする経験は、今後アメリカで生活するうえでの糧となり自信となるでしょう。