ニューヨークで携帯やスマホを利用するには。WIFIの状況など
道案内、お店の情報、待ち合わせ、写真撮影、どんな人の、どんな日常的なシーンにも携帯電話の存在は欠かせないものとなりました。おしゃべりが好きな人や移動中に音楽を聴いたり、また観光者も多いニューヨークでも携帯電話は当然必須アイテムと言えます。地下鉄、カフェ、道の真ん中などあらゆる場所でみなさん利用しています。
ニューヨークでの携帯電話の使用は、運転中は日本と同様、違反にあたります。しかし、場所によっては観光者も多いことから、「ながら携帯」も咎められません。道の真ん中で堂々と携帯を使う人も多く、ちょっと迷惑なこともありますが、その辺りは文化の違いかもしれません。またニューヨークのWi−Fi環境の多さもそういった状況を生む要因の一つだといえます。ここではニューヨークの携帯電話事情、また今では欠かせないWi-Fi環境はどうなのかなどをご紹介いたします。
ニューヨークのWIFI状況とその利用法あれこれ
ニューヨークではあらゆるところで、無料Wi-Fiを使うことができます。
スターバックス、マクドナルドと言った日本でもおなじみの大手のお店をはじめ、多くのレストラン、デパート、カフェ、スーパーマーケット、大型のショッピングモールなどでも簡単に利用することができます。
Wi-Fiはそのまま接続できるところもありますし、カフェなどではお会計をした際のレシートにそのお店の無料Wi-FiのIDとパスワードが書いてあるところもあります。ニューヨークはコーヒーを愛する人が多いせいかカフェが大変多い街です。スターバックスなどの大手以外にも、ローカルカフェも多く存在しているので、街を歩けば一つの通りに様々なスタイルのカフェが存在しています。
また、ニューヨークはビジネスの街でもあるため、フリーランスでお仕事をされている人も多く、自分のノートパソコンをカフェに持ち込んで作業する人、ミーティングを行う人などが日常的にどこでも見られます。今やWi-Fiが使えない場所の方が少ないといっても過言ではありません。
大きな駅などでは無料のWi-Fiを完備してるのも嬉しところ。場所によっては大きな駅だけではなく地下鉄のホーム、美術館、図書館、セントラルパークやブライアントパークといった公園、また路上にも無料Wi-Fiの特別スポットが点在しているため、ニューヨークでは、無料Wi-Fiが使える場所を探すことに困りません。
しかし、特に路上に点在している無料Wi-Fiスポットはセキュリティーも甘く、携帯電話の中の情報が漏れてしまうこともあるそうで、使用することはおすすめしません。もしどうしても無料Wi-Fiが必要ということであれば、ニューヨークで探すことに困らないほどいたるところにあるスターバックスやマクドナルドと言った場所を探し、そこの無料Wi-Fiを使いましょう(セキュリティー面では路上スポットのものより安全だと言われています)。
なお、日本と違って地下鉄の電車の中は電波がなく、通話はもちろん、携帯電話で動画配信を楽しむニューヨークに住む人にとってはよく電車の中でブツブツと文句を言っている人を見かけます。
ニューヨークに観光などで来られる人、もしくは留学などの長期滞在をする人にとっては、日本から携帯を持ってきて何もキャリア契約をしていなくても、どこかに行ってwifiに繋げれば利用できるということです。
ニューヨークでSIM購入するには
留学の場合には、電話番号は必要になるので、日本と同様携帯電話を購入し契約するか、またはSIMフリーの携帯であれば、SIMカードを購入し、契約する方法もあります。
SIMカードは、空港や、街中の携帯電話会社に売っています。できれば店頭のSIMカードを買ったほうが安心ですが、機種によってSIMカードが合わない場合もあります。SIMカードの種類によってはSIMカードを購入しても使えないということも念頭に入れておいてください。
もしこういったことが起こった場合には日本からSIMフリー携帯を持ってきていても携帯電話本体を購入する羽目になります。唯一この問題に対応している世界共通の携帯電話は今の所Apple社のiPhoneシリーズ。ある世代以降からは全てiPhoneはSIMフリーになっていますし、ニューヨークには24時間オープンのApple Storeがあるので、ニューヨークに住む人は圧倒的にこう言った理由からiPhoneユーザーが多いです。
レンタル携帯を利用する
ニューヨークで携帯を使う方法は他にももちろんあります。それは、レンタル携帯。これは日本の旅行会社や日系の携帯レンタル会社と契約して携帯を利用する方法です。特に旅行などで短期でニューヨークに来られる方にはオススメの方法です。
レンタルなので、プランによっては機種の補償という選択肢もあって安心でしょうし、日系の会社の者であれば、最初に英語を使っての契約などもないので心配ないでしょう。また会社によっては国際電話を少し安くかけられるプランもあるようなので、海外旅行中も日本にいる家族と連絡を取れるようにしておきたいという人にとってはおすすめです。
最近では日本への国際電話も、LINEやSKYPEなどの無料アプリを使って気軽にかけられるので、Wi-Fi環境が整っているニューヨークではスマートフォンユーザーであれば国際電話も問題なくかけられます。
アメリカの携帯会社
上記のパターンとは違いアメリカに留学などで長期滞在などをする予定の方は、思い切ってアメリカの携帯会社と契約し、現地のサービスを使うのもありかもしれません。
アメリカの携帯会社も日本のように様々種類が見られますが、大手で言えばAT&T(エーティアンドティ)、T-Mobile(ティーモバイル)、Verizon(ベライゾン)が有名どころとして挙げる事ができます。日本でいう、ドコモやソフトバンク、auといった感じでニューヨークに限らずアメリカ全土で利用者が多い携帯電話会社だといます。サービスの内容もそれぞれ会社ごとに魅力的なプランを展開しており、契約回線数、家族割、容量によってのプラン設定、その値段が大きく異なってきます。
プランは、家族割などを利用しない個人契約の場合、1人あたりの平均がだいたい月50~70ドルが相場ではないかと思います。日本の携帯代と比べると、もちろん会社にもよりますがアメリカ携帯会社は安く抑える事ができるので、日本から長期滞在を理由にアメリカに来て、アメリカの携帯電話会社に乗り換えた人は多くの人が驚かれます。
この大手以外にも、子会社のような、格安キャリアメーカーが多くあり、その場合電波が少々悪かったり、容量が小さかったりの制限がありますが、20~30ドルの月額プランで使うことも可能です。
多くのプランの場合、アメリカでの国内通話、ショートメール(アメリカではテキストと呼んでいます)は使い放題なので、ニューヨークの場合は無料Wi-Fiスポットなどを上手に使い、インターネットができれば携帯電話の料金はもっと大幅に抑えられるでしょう。
日本と同様、携帯の機種とプランを含めて2年契約という約束で分割しての支払い方法プランもありますが、この契約には収入証明などが必要なためまず留学生の場合は難しいでしょう。ただ、どうしてもそういった方法でアメリカの携帯を契約したいという人であれば、契約時に機種を一括で購入しなければなりません。
分割を認めてくれる携帯会社もないわけではないですが、保証金を払うというような不確かなサービスを展開している会社も多くあります。渡米して日が浅かったり、英語に自信がない方は前でお話しした通り、日本の携帯電話会社で海外留学や旅行のプランを持っているものを利用するのがおすすめです。
最後に
留学などの長期滞在はもちろん、観光などでも欠かせない携帯電話。ニューヨークではそれぞれの滞在目的に合わせて多くのプランから選ぶことが可能です。
また、年々スマートフォンなどの窃盗被害も増えているので、要注意ですが特に留学でニューヨークに来る人は勉強を特定のアプリを使って授業を進める語学学校や大学も増えてきていますし、スマートフォンユーザーが大変多いのは頷けます。
自分の住み慣れた場所や国ではないので、何かあった時にいつでもどこかに連絡ができるようにしておくことはとても大事です。ニューヨーク観光旅行・留学をしっかり楽しむために、携帯電話のこともしっかり用意して備えましょう。