サンディエゴのメリットとデメリット
アメリカ留学の留学先の一つとしてカリフォルニア州のサンディエゴがあります。温暖な気候で、日照時間も長く、海も近くにあって、雨や雪が多く曇りがちな留学先を好まない方には最適な留学先と言えるでしょう。
そのサンディエゴ、留学先として選ぶ場合、どういったメリットやデメリットを念頭に置いておけばよいでしょうか。サンディエゴを留学先として、または長期滞在先として選ぶ上で、そのメリットとデメリットをご紹介します
旅行には抜群なロケーション
サンディエゴは短期滞在や短期留学にあたって、とても良い場所にあります。成田からは直行便もあり、サンディエゴ空港はダウンタウンのすぐそばにあります。空港に到着してから、とてもアクセスしやすいです。
アメリカはとても広く、カリフォルニアがほぼ日本列島と同じくらいの大きさです。その大きさの規模を考えると比較的短時間で、サンディエゴから色々な都市に行くことが可能です。
車で5時間ほど行けばラスベガスに行け、赤い橋のゴールデンゲートブリッジで有名なサンフランシスコには飛行機で1時間程度、ロサンゼルスやディズニーランドがあるアナハイムは、電車で2時間ほどの時間で行くことが可能です。
またメキシコとの国境線のため南米にも近く、日本からの半分の時間でブラジルやペルーに行けます。1ヶ月程度の短期留学ではいかに遊ぶかも滞在を有意義にする要因の1つです。せっかく来たのなら、少し遠出をして旅行してみましょう。アメリカの長距離電車やアメリカの国内線を体験するいい機会にもなります。
交通に関するメリット・デメリット
サンディエゴは大きい街ではありませんが、車を使わずバスや電車や乗り継いで移動しようとすると、中心部から北や南へは1時間以上の移動になります。
中心部のダウンタウンは交通網が比較的発達していますが、離れれば離れるほどバスの本数やバス停が減っていきます。電車はサンディエゴ全体で3種類のラインしかないため、電車で行ける範囲は限られています。そのためサンディエゴ滞在の際に車があるかないかは、快適さを左右する要因と言えます。
車がある場合はUCSD(カリフォルニア大学サンディエゴ)があるラホイヤからダウンタウンまでも気軽に行け、ダウンタウンからアジアエリアであるコンボイなどへも20‐30分くらいで行けます。スーパーマーケットに行くにも車を運転すれば、遠いところでも5-10分程度です。車があれば住む場所はどこでも大丈夫と言えます。
しかし、車がない場合は住むところは限定されていきます。交通に便利なダウンタウンに住むのが無難になるでしょう。サンディエゴの見どころであるガスランプやシーポートビレッジ、リトルイタリーなどはダウンタウンの近くに位置しています。
ダウンタウンはバスや電車も多くあり、多くの観光スポットへ徒歩でも行ける距離なのでダウンタウンに滞在していれば、観光の面で不便なことはあまりないでしょう。しかし、遠くへ行きたい場合やスーパーマーケットが近くにない場合は、日々の生活に少し不便を感じるかもしれません。
物価のデメリット
アメリカの物価ランキングではサンディエゴは50位前後なため、ニューヨークやハワイのようにとても物価が高い訳ではありません。
しかし、決して安いとも言えません。エリアにもよりますが、1ベットルームとリビングがある部屋で平均最低14万円くらいの家賃になります。ルームシェアしても安くしても月に8万円前後が相場と言えるでしょう。
レストランなどの値段相場は日本と同じくらいですが、コーヒー1杯買うにしてもチップを払う必要があるため、払うお金は日本よりも高くなります。
語学学校などに通う場合は家賃に加えて学費があるため、月に払うお金は決して安くはないと言えるでしょう。
多文化を感じられる
サンディエゴの魅力の1つとしてアメリカらしい多文化を肌で感じられることが挙げられます。
アメリカは人種のるつぼや人種のサラダボールと言われるように、たくさんの人種や国籍の人がいます。しかし、アメリカの場所によっては白人、黒人のエリアと固まっている所もあります。それに比べサンディエゴはメキシコの国境線ということもあり、メキシコ人はもちろん、イスラム教の人たちやアジア系、白人、黒人と本当に様々な人々が住んでいます。
そのためアメリカで外国人であることをアウェーにはあまり感じません。ヨーロッパでは白人ばかりのため、見た目がアジア人だと人種差別の対象になりやすいですが、サンディエゴではそんなことはなく、街を歩いているだけでコンニチハ!と話しかけられることはありません。違和感なく快適にすぐに馴染めるのはサンディエゴの魅力です。
様々な英語のアクセント
英語を学ぶならネイティブから学び、ネイティブのような発音で話したいと思う人はたくさんいると思います。しかし、サンディエゴの多文化の中にいると様々な英語のアクセントを理解する重要性が分かります。
アメリカにいる人全員が英語のネイティブスピーカーではないため、多文化の中でのコミュニケーションを取るには様々な英語のアクセントを理解するのが必要です。
また同様に自分の英語に対しても自信が持てるようになります。英語を話すのにはネイティブのような発音が必ずしも必要な訳ではありません。通じないと恐れるのではなく、自分なりの英語を堂々と話せばいいと思える雰囲気がサンディエゴにはあります。
治安も比較的良い
あくまでアメリカの中で比較的治安が良い地域ではありますが、日本に比べるとホームレスがいたり、銃犯罪が発生するという点は治安上のデメリットではあります。
ただ、そういった環境の中でもしっかり安全対策に注意を払い、危ないなと察した場所には行かない等、安全意識をもって常に行動していれば大きな問題ないになることはありません。