語学留学の費用はどのくらいを考えておけば良い?

語学留学の費用はどのくらいを考えておけば良い?

将来語学留学をしようと思っている人の中には、これから費用を貯めようという人もいるでしょう。貯金をするなら、語学留学にどのくらい費用がかかるのかわかっていた方が良いですよね。

では実際に語学留学にどのくらい予算が必要なのか、期間別・国別に目安をご紹介します。語学留学にかかる費用は国によって異なりますが、今回は欧米英語圏への語学留学を想定して解説していきます。

フランス語やスペイン語など他の言語の留学を考えている人は、アメリカやイギリスの予算を参考にすれば、余裕を持った語学留学ができるはずです。

もしもここでご紹介する予算が「高すぎる」と感じた場合は、マルタフィリピンなどへの語学留学も検討してみてくださいね。

語学留学に必要な費用の傾向と内訳

英語圏への語学留学は、アメリカイギリスが最も費用がかかり、次いでオーストラリア、そしてカナダ、ニュージーランドという順序になっています。

短期留学の場合、オーストラリアニュージーランドカナダ間には、それほど費用の違いはありません。

語学留学には、入学金や授業料・教材費のほか、航空券、ビザ申請料、海外旅行保険、現地での滞在費用などが必要です。

滞在費用は滞在方法や生活スタイルによってかなり異なるため、予算を算出する時には、少し多めに見積もるようにしましょう。

【期間別】語学留学の費用

ではここからは、上記で挙げた英語圏5カ国に絞り、語学留学の予算を期間別にご紹介します。都市部は費用が高くなる傾向にあり、逆に地方は安くなりますが、ここではどの国も大都市の場合の費用目安をご紹介しています。

1ヶ月間の費用目安

アメリカ60〜80万円
イギリス60〜75万円
オーストラリア40〜55万円
ニュージーランド35〜50万円
カナダ40〜50万円
アイルランド50〜60万円
マルタ30〜50万円

1ヶ月の短期留学だと、各国費用にそれほど大きな差は見受けられません。1ヶ月と言えど50万円程度というまとまった費用が必要になるのは、すべての国に共通しています。

1ヶ月の留学の場合は航空券のウェイトも高く、また現地での生活費も高くなりがちなので、コストパフォーマンスは良くありません。また、1ヶ月では多少レベルアップできたとしても、英語が流暢に話せるようなレベルにするのは難しいでしょう。

海外生活を体験してみたい人や、短期の資格コースを取る人などにおすすめの期間です。

3ヶ月間の費用目安

アメリカ120〜180万円
イギリス100〜160万円
オーストラリア80〜140万円
ニュージーランド70〜110万円
カナダ70〜120万円
アイルランド90〜130万円
マルタ50〜80万円

3ヶ月の語学留学では、1ヶ月に比べると費用にバラつきが出てきましたね。3ヶ月位期間があると、家賃や物価の差、つまり生活費の差も費用に反映されます。

アメリカやイギリスで3ヶ月の語学留学をする場合は、少なくとも120万円、余裕を持って150万円は用意しておいた方が良さそうです。

その他の国では100万円あれば、余裕を持った語学留学が叶うでしょう。

半年間の費用目安

アメリカ200〜300万円
イギリス200〜260万円
オーストラリア150〜240万円
ニュージーランド120〜200万円
カナダ130〜220万円
アイルランド150〜200万円
マルタ100〜150万円

半年間の語学留学では、国によって予算感がかなり異なります。半年の語学留学を考えている人は、国選びをする時に予算も重要なポイントとなるでしょう。

アメリカやイギリスでは、比較的安価な学校を選んだとしても200万円は覚悟しておいた方が良いでしょう。オーストラリアは200万円前後、カナダなら170万円、ニュージーランドでは150万円くらいあれば、半年間の語学留学が叶いそうですね。

1年間の費用目安

アメリカ500〜600万円
イギリス450〜500万円
オーストラリア300〜400万円
ニュージーランド200〜300万円
カナダ250〜350万円
アイルランド300〜400万円
マルタ180〜280万円

1年間の語学留学だと、予算が原因で行きたい国を断念して他の国を選ぶ人もいるかもしれません。アメリカやイギリスでは、少なくとも300万円は必要で、400万円あっても余裕はないかもしれないほど費用が必要です。

年々物価が上昇しているオーストラリアですが、1年間となると少しリーズナブルに見えますね。1年間の語学留学なら300万円あれば、叶うでしょう。ニュージーランド、カナダでは250万円くらいあれば大丈夫そうですね。

全体的な物価はオーストラリアが高めで、カナダ・ニュージーランドがやや安めなので、そのあたりも考慮した予算立てと国選びが必要です。

【期間別】語学留学の費用

ここまで解説したように、語学留学をするにはある程度のまとまった費用が必要となります。ここからは、語学留学の費用を少しでも安く抑えるためのポイントをご紹介します。

なお、語学留学の費用が安い国については以下の記事で解説していますので、こちらも参考にご覧ください。

渡航時期は繁忙期を避ける

全く同じ国であっても、渡航する時期によって渡航費は変動します。渡航費が高くなる時期は国によっても差がありますが、夏休みや年末年始などの繁忙期は渡航費が高くなりやすい傾向です。

また、夏の時期は学校によっては追加料金が発生する場合もあるため、特に費用が高くなりやすいと言えます。渡航する時期は、繁忙期や追加料金が発生する時期を避けて選ぶと、費用を抑えられる可能性があります。

航空券を早めに購入する

渡航時期が決まったら、なるべく早めに航空券を購入することもポイントです。早めに予約すると、早期割引を受けられて料金がお得になる場合もあります。

渡航時期が近づくほどフライトの選択肢も少なくなりやすいので、スムーズに渡航するためにも早めに購入しておくことをおすすめします。

費用を抑えられる滞在方法を選ぶ

語学留学での滞在方法は、ホームステイや学生寮などさまざまです。食事付きのホームステイは、食事が付いている分だけ費用が高くなります。

なるべく滞在費を抑えるには、相部屋の学生寮やシェアハウスへの滞在も検討してみましょう。一部屋を複数人で共有する滞在方法なら、生活費を人数分で割れるため節約につながります。

食事は基本的に自炊する

外食ばかりが続くと、どうしても食費は高くなりがちです。日常的な食事は自炊をし、外食の回数を減らすことで食費を抑えられます。

もちろん、外食も留学の楽しみの一つなので、適度に外食もして気分転換をしたり、友人との食事の時間を楽しんだりすると良いでしょう。滞在期間が長くなるほど費用の差は大きくなるため、バランスをとりながら上手に節約してみてください。

お得なキャンペーン・プログラムを利用する

語学学校によっては、費用が安くなるキャンペーンが期間限定で開催されている場合や、お得なプログラムが用意されている場合もあります。例えば、早期の申し込みや長期プログラムの申し込みなどが割引対象になるケースがあります。

語学学校で用意されているプログラム別の料金や、キャンペーンが実施されていないかをよく確認してみましょう。

ワーキングホリデーを活用する

ワーキングホリデー制度を導入している国であれば、語学学校に通いながら現地で働き、収入を得るのも一つの手です。得た収入は、語学留学中の滞在費に充てられます。ただし、思ったような収入が得られないケースも想定しておく必要があります。準備資金は余裕を持って用意し、あくまでも滞在費を抑えるための手段として活用するのが良いでしょう。

制度を利用するには、就労が認められているビザを取得する必要があります。また、年齢制限や就労期間の制限などが設けられているため、条件を考慮して計画を立てることが大切です。

手数料無料の留学エージェントを選ぶ

留学エージェントを利用する場合は、選ぶエージェントによって発生する費用が変わってきます。留学エージェントは語学学校の手配やビザの手続きなどのサポートを行いますが、手数料は無料・有料のところがあります。

語学留学の費用を少しでも抑えるには、手数料が無料のエージェントを選ぶのがおすすめです。エージェントを経由するとお得な割引を適用してもらえる場合があるので、条件が合えば活用すると良いでしょう。

語学留学の費用まとめ

語学留学にはどのくらいの費用が必要なのか、目安について解説しました。留学する国を検討する際や、予算をもとに費用を貯めるときの参考にしてみてください。

実際にかかる費用は、国や期間はもちろん、都市や学校、渡航する時期などの細かな条件によっても差が出ます。費用のお見積もり希望や、語学留学についてのご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

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