留学時の滞在方法比較!「ホームステイvsシェアハウスvs寮」どれを選ぶべき?
これから留学を考えている人は、留学先でどんな滞在方法を選ぶべきか悩んでいるのではないでしょうか。
そこでここでは、ホームステイとシェアハウス、そして寮滞在の3つに分けて、メリットとデメリットを解説します。これを参考にすれば、自分に合った滞在方法が分かるはずですよ。
ホームステイ
まずは多くの留学生が一度は経験するホームステイについて、メリットとデメリットをご紹介します。
メリット
- 現地の言葉で会話をする機会が増える
- 困った時にホストファミリーに頼ることができる
- 個室であることが多く自分のスペースを確保できる
- 食事付きにでき滞在費用を抑えられる
ホストファミリーとは毎日会うことになりますから、ホームステイを選べば現地の言葉で会話をする機会に恵まれます。困ったことがあれば、助けてもらいやすいのも、ホームステイのメリットです。
また、個室があることもポイントでしょう。特に日本人は相部屋には慣れていないため、個室でゆっくりできることを重要視する人も多いのではないでしょうか。
食事付きを選ぶことができ、滞在費用を抑えられるのもメリットの1つ。ホームステイを選んだ場合、全体的な滞在費用は他の方法よりも抑えられることが多いです。
デメリット
- 現地の言葉ができないと意思の疎通が難しい
- ホストファミリーと合わない場合もある
- ハウスルールが窮屈に感じることも
自分が現地の言葉をうまく扱えない場合は、ホストファミリーとの意思疎通が難しくなります。特に複雑な問題が起きた時は、この点がネックになるかもしれません。
性格的、または生活習慣的な面でホストファミリーと合わないという場合もあります。ハウスルールが厳しすぎて、自分のライフスタイルとは合わないこともあるでしょう。
ホストファミリーとあまりにも合わない時やハウスルールが厳しすぎる場合は、ホストファミリーを手配した機関に相談すればホストファミリーを変えてもらえることもあります。
シェアハウス
シェアハウスは1つの家やアパートをシェアをして、キッチンやバスルームを共有で使う滞在方法です。家具付きの物件が多く、入居した日から普通に生活をすることができます。
メリット
- 現地での自立した生活を楽しめる
- 学校以外で知り合いができる
- 工夫次第で費用を抑えることも可能
シェアハウス最大のメリットは、現地で自立して生活できるということでしょう。1つの物件を複数人でシェアするという以外は、日本で一人暮らしする生活と変わりません。ホームステイや寮滞在ではできない生活が体験できるため、より現地に溶け込むことができます。
また、シェアハウスには他の人も住んでいるため、学校以外で知り合いができるのもメリットです。学校以外のコミュニティに属することができれば、現地での生活がもっと充実します。
家賃が安い物件を選んだり、自炊を頑張ったりすれば、ホームステイや寮よりも費用を抑えることができるのも、シェアハウスのメリットでしょう。特に家事をするのが得意な人にとってはメリットが大きいかもしれません。
デメリット
- 良い物件は家賃が高いことが多い
- 自分ですべての家事をする必要がある
- 問題が起きた時の対応が難しい
シェアハウスの家賃はピンキリですが、条件の良い物件は家賃が高いことが多いため、生活の質を保とうとすると費用がかさみます。
さらに食事や掃除を含め、全ての家事を自分でしなければならないため、それを苦痛に感じる人もいるでしょう。
また、住んでいる上で何か問題が起きた時に、自力で対処しなければならないのも、シェアハウスのデメリットかもしれません。日系の不動産屋さんなどで紹介された物件なら、トラブル時にサポートを受けられる場合があるので、不安な人は不動産屋さんを通して物件を探しましょう。
学生寮
学生寮は大学や語学留学に付属しているものと、別の団体が学生向けの寮を運営している場合とがあります。ここではどちらの場合にも当てはまる内容をご紹介します。
メリット
- 学生の友達ができやすい
- 便利な場所にあることが多い
- 食事がついている場合もある
学生寮には国内外の学生が集まっているため、そこで暮らしていれば学生の友達ができやすいはずです。常に周囲に誰かがいるので、孤独を感じることもないでしょう。
学校に付属の学生寮なら、学校の近くにあるため通学がかなり便利です。学校付属の寮でなくても、学生たちが学校に通いやすいような立地にあることが多く、立地面での利点は大きいです。
食事がついている場合も多く、料理の手間が省けるのも学生寮のメリットでしょう。土日は食事がない寮が多いですが、共用キッチンもあるので、自炊も可能な場合が多いです。
デメリット
- 個室は費用が高い
- 共有部分が多く好きな時間に行動ができないことも
- 食事が出なければ自炊が必要
学生寮は相部屋が多く、個室は費用がかさみます。日本人は個室を好む人が多いですが、どうしても個室がいい人にとっては、学生寮は割高に感じるかもしれません。
さらに学生寮にはたくさんの学生が住んでいますから、共有部分が時間帯によって混み合いやすいのもデメリットです。好きな時間にシャワーを浴びたりトイレに行ったりすることができず、不便だと感じるかもしれません。
食事が出ない寮だと、自炊が必要になることもお忘れなく。その場合、自炊は共用キッチンで行うことになるため混み合います。
長期滞在ならまずはホームステイか学生寮から始めよう
留学でどの滞在方法を選ぶかは、個人個人の性格やライフスタイルによります。ですから、ここまでご紹介したメリット・デメリットを参考に、自分に合いそうな滞在方法を選ぶのがベストです。
ただしはじめての留学先の場合、最初からシェアハウスはハードルが高いかもしれません。ですから、長期滞在をする人は、まずはホームステイか学生寮から始め、ある程度現地での生活に慣れてからシェアハウスに移ると良いでしょう。
もちろん、ホームステイや学生寮が自分に合っているなら、そのまま滞在し続けることもできます。
自分に合った滞在方法で、現地の生活を思う存分楽しみましょう。