海外留学で失敗してしまう5つのポイント
海外留学を終えてうまくいかなかったな、こうしておけばよかったなという失敗例を聞くことも多々あります。
その中でも良く聞く留学中の失敗例を5つほど取り上げてみたいと思います。こういった失敗例を反面教師にして、海外留学を実りのあるものにしていくよう心がけてみてください。
日本語ばかり使うこと
まず初めに、海外で生活しているにも関わらず日本語ばかり使うことです。
昨今、インターネットやSNS、さらにはスマートフォンのようなガジェットの発達により、以前と比較するといつでもどこでも日本語に触れることができます。例えば、YouTubeやTikTok等で日本の動画を視聴したり、LINEなどで日本の友人と気軽に連絡を取ることができます。
海外留学中、授業が終わった後や休日に、ストレス解消や息抜きの一環としてそのようなYouTube動画やSNSなどのコミュニケーションツールを使い過ぎてしまうと、海外留学したにも関わらずその国の言葉よりも日本語を使用している時間が長くなってしまう可能性があります。
その結果、海外留学したにも関わらず、自分が想像していたよりも語学力が向上せず、海外留学が無駄になってしまうかもしれません。
ホームステイや寮の部屋に閉じこもる
海外留学中は慣れない土地や食生活、外国語を使うため、現地ではストレスや疲れが溜まってしまうことがあります。
そのような中で、自分の部屋で一人になりたいと思うときや部屋でゆっくり長い時間寝たいと思う方もいるかもしれません。海外では、決して日本では見ることができないような雄大な自然や歴史的な建物があります。
また、日常生活においても、お店の人と交渉して値下げをしたりできるなど非常に刺激的な体験ができます。
しかし、自分の部屋の中で閉じ籠ってばかりしてしまうと、日本では味わうことができないようなことを体験したり経験したりする機会を逃してしまう可能性があります。
そういった状態が続くと、日本とほぼ同じような生活をするだけで何も体験しないまま帰国してしまう可能性があります。
消極的になってしまう
日本で生活をしていても、失敗したり、ストレスや疲れが蓄積すると消極的になってしまうことがあります。そのため、海外で生活をすると自分の土地勘もなく、異国の地で生活する上に拙い外国語で会話すると、当然ストレスや疲れが溜まり、失敗することも多いです。
その結果、色々な事に積極的に動く気になれず、多くの方が消極的になってしまうことがあります。
しかし、海外ではどのような場面でも積極的に行動することが求められます。
例えば、友人を作る際や語学学校の授業中、自分から声をかけたり質問をしたりしなければなりません。自分が声をかけたり質問をしなくても、相手が何とかしてくれるだろうと思っていたら友人を作ることや授業でわからないことがあったとしても、現状のままの可能性が高いです。
消極的になってばかりだと、効果的な成果を挙げられないまま留学を終えてしまうことがあります。
海外留学することばかりに集中する
留学する方の中には、留学すること自体が目的となってしまう方がいるかもしれません。
しかし、留学の本来の目的は将来の目的を達成するために留学をすることです。例えば、就職活動が挙げられます。企業は海外に留学をしていただけでは評価はされません。どのような考えで留学をして、現地でどのような経験をして、何を学んだかを具体的に問われます。
英語やフランス語などの語学を向上させて、留学後は海外に携わる仕事がしたいと思う方がいれば、海外留学中にTOEICやIELTS等を受験することが求められます。
海外では刺激的で楽しい誘惑が沢山あります。そのため、海外留学後どのようなことを達成するために留学したのかを留学中に考え、留学生活を送ることが大切です。
日本人同士で集まる
同じ言語を話し同じようなバックグラウンド、価値観も似ているような人同士が海外で集まっていれば居心地が良いです。
しかし、海外留学をする場合、日本人同士で集まり続け居心地の良い環境にいるのはあまりオススメはしません。なぜなら、日本人同士のグループにいる場合、海外のコミュニティに入ることが億劫になったり、そのグループで日本語しか話さなかったり、日本の話題が中心となるからです。
そのため語学力を向上させたり異文化を学ぶことができず、海外留学をした目的を忘れてしまい、効果的で有意義な留学を送ることができない可能性があります。
だからといって日本人の友人をつくったりコミュニケーションをするなという事ではありません。何か困った時やトラブルがあった時は日本人の友人は大変心強いです。
日本人同士で固まる事ばかりをせずに、他の国籍の友人も作りながらバランスの良い交友関係を築いていくことが大切です。