留学の経歴は履歴書に書いた方が良い?

留学の経歴は履歴書に書いた方が良い?

留学を経験した人は、その経験を履歴書に書いた方が良いのかどうか悩むこともあるでしょう。特に語学留学だと、履歴書に書く場合はどう書けば良いのかわからないこともありますよね。

ここでは、留学の経歴を履歴書に書くべきかどうかをご説明します。ぜひ、履歴書に留学の経歴を書く時の参考にしてください。

専門・大学留学の場合は書くべき!

留学にはさまざまなスタイルがありますが、その中でも専門学校や大学への留学の場合は、履歴書に書きましょう。

日本でも専門学校や大学を卒業した場合、学歴欄にその経歴を書くと思います。たとえ海外だとしてもそれは同じこと。専門・大学留学の経歴は、アピールポイントになることが多いですから、自信を持って記載しましょう。

語学留学は履歴書に書いても良い?

同じ留学でも、語学留学は少し扱いが違います。語学留学を履歴書に書くかどうかは、それがアピールポイントになるかどうかで変わってくるのです。

一般英語コース数ヶ月程度なら履歴書には書かない

語学留学でも、一般英語コース(General English Course)に数週間から数ヶ月程度留学したという場合は、履歴書には書かない方が良いでしょう。

履歴書上のブランクが気になるかもしれませんが、もし就職の面接中に面接官に「その間何をしていたのか」と質問されれば、語学留学をしていたことを話す位がベストです。

面接官によっては、短期の留学は旅行や観光と同じように思う人もいます。

また、日本国内で言うなら、たとえば「簿記のコースを修了した」「ビジネススキルのコースを修了した」というようなものと同じ扱いになるため、学歴欄に書くものではないのです。

もしも英語力が求められる就職先に応募して、短期留学の経験をアピールしたいなら、自己PR欄に書くと良いでしょう。

1年程度の語学留学はプラスになる場合も

半年〜1年など、長めの語学留学の場合は短期とは少し趣が異なります。単なる旅行とは捉えられませんし、それだけ長く留学していれば英語のスキルがレベルアップしていると解釈してもらえるでしょう。

ですから長めの語学留学をした人が英語を使う仕事に応募する場合は、その経験を学歴欄に書くことがプラスになります。

ただし、英語力が伴っていない場合は、逆にマイナスになってしまうため、英語力がアップしなかった人はやはり履歴書には書くべきではないかもしれません。

履歴書に書きたいなら検定を受けよう!

もしも語学留学の経験をアピールポイントとして提示したいなら、TOEICや英検などの検定を受けましょう。TOEICのハイスコア(800点以上)が取れたり、英検準1級以上に合格したりすれば、留学によって実用的な英語力をつけてきたのだと認めてもらえます。

短期留学の人の場合は、留学の経験を履歴書に書くよりも、検定の結果を書いた方がよほどアピールになります。履歴書に書ける最低ラインは、TOEIC600点、英検2級です。短期留学の場合でも、これ以上のスコア・英検級を取得できた場合は資格欄に記載しましょう。

長期の場合はこの最低ラインだと説得力に欠けるため、もっとハイスコアが取れるように語学留学中に頑張りたいですね。

留学先にもよりますが、英語ではTOEFLやIELTS、ケンブリッジ検定など海外の留学先でも受験できる英語検定もありますし、フランス語であればDELFやDALF、ドイツ語ではtelcやゲーテといった検定もあります。留学中に目標スコアを定めて検定を受けてみるのも良いかもしれません。

語学留学の経歴を履歴書に書く方法

長期の語学留学の経歴を履歴書に書く場合は、学歴欄で構いません。ただし、語学学校に卒業という概念はないため、「〇〇コース修了」という書き方をしましょう。

それに加えて、資格欄に取得した英語関連の検定を記載すれば、説得力・アピール力がアップします。

面接の時には、留学の目的や成果について話せるように準備しておけば、さらに語学留学の経験を就職時に活かすことができるでしょう。

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