語学留学前には英語やドイツ語など語学の勉強をしておくべき?
語学留学を考えている人は、留学前に少しでも英語やドイツ語、スペイン語などの語学のレベルをアップしておこうと、頑張っている最中かもしれません。
または、語学の勉強は現地についてから始めようと思っている人もいると思うので、語学留学前に語学の勉強をしておくべきかどうかを解説します。語学留学を控えている人は、ぜひ参考にしてください。
語学留学前には出来るだけ語学力をレベルアップさせるのがベター!
語学留学とは、渡航先の国の言語を学ぶ留学のことです。
アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリアなどの英語圏であれば英語、フランス・カナダ・スイスであればフランス語、ドイツやオーストリアならドイツ語、スペインや南米の国ならスペイン語が話されていますから、留学が始まれば、しっかり勉強ができる環境が整っています。
ですから、語学の勉強は留学が始まってからで良い……と思う人もいるかもしれません。しかし、元々のレベルが高ければ、留学終了時に到達したレベルも変わってきます。
語学学校の授業は全て現地の言葉で行われますから、その言語が理解できれば授業の理解度も高まります。
それを考えると、語学留学前には出来るだけ語学力をレベルアップさせておくべきではあります。
それに、留学地で会話を交わす相手は、学校の先生や生徒たちだけではありません。街に出れば、お店のスタッフやレストランのウェイトレスたちと会話を交わすことになりますし、道を歩いている時に地元の人に声をかけられることもあるかもしれません。
そんな時に現地の言葉がまったくわからない状態だと、生活上苦労することもあるでしょう。トラブルに巻き込まれたり、逆に自分がトラブルの火種になってしまう可能性もあります。
そうしたリスクを軽減するためにも、留学前に語学力をレベルアップさせておくことはとても重要です。
基礎的な会話力はつけておこう!
語学留学前には出来るだけ語学力をアップしておいた方が良いというのは前述のとおりです。しかし、一体どのくらいのレベルになっておけば良いのか悩んでしまう人もいますよね。
どんな人でも最低限、基礎的な会話力はつけておいた方が良いでしょう。レベルを上げられるなら、出来るだけ上げておいた方が良いのは確かですが、忙しくてなかなか勉強の時間が取れない人も、語学留学前に基礎的な会話力をつけておくことを目標にするのがおすすめです。
基礎的な会話力とは、挨拶ができたり、物を買うことができたり、簡単な質疑応答ができるくらいのレベルです。現地に行ってすぐに使うことになりそうな範囲の会話力があれば、スムーズに現地の生活に溶け込むことができるでしょう。
基礎的な会話力をつけるには、オンライン英会話のように日常的に英語を話せるようなサービスを活用するのがおすすめです。
また、リスニング力もアップしておきたいので、日頃から海外ドラマや洋画などを現地の言葉で観たりして、耳を慣らしておくのもおすすめです。もちろん、基礎レベルのリスニング教材を使うのも役立ちます。
語学留学前の語学力は必須ではない
ここまで、語学留学前には語学の勉強をしておいた方が良いというお話をしました。ですが、確かに語学の勉強はしておいた方が良いのですが、必須というわけではありません。
全く現地の言葉が話せない人でも、語学留学に挑戦はできます。
ただ、基礎的な会話力をつけておかなければ、現地に行って周囲の言うことがわからなかったり、学校の授業の内容が理解しづらかったりというデメリットはあります。
しかし、学校の先生はゼロ知識の人相手に教えることに慣れていますから、全く語学力がなくても、徐々にレベルアップすることは可能です。
周囲の言っていることが全くわからない状態から、徐々に理解できるようになるという経験も、それはそれで面白いかもしれません。
デメリットも踏まえても、そんな経験がしたいという人は、無理に留学前に語学の勉強をせずに渡航してみても良いでしょう。ただしその場合も、語学学校の先生やスタッフを含めた現地の人たちへの敬意として、基本的な挨拶くらいは覚えておいてくださいね。