留学を無料にする5つの方法!学生や社会人でも利用できる奨学金制度とは?
「無料で留学できる方法があるって聞いたけどホント?」
「お金をかけずに留学がしたい!」
このように、現在お金をかけずに留学する方法について探していませんか?
結論からいえば、無料で留学はできます。
日本を含め世界中には留学を支援する制度が多数存在し、中には留学費用を無料にするものもあります。ただし、それぞれの制度には要件があり、利用できるかできないかは人それぜれ違うので注意が必要です。
そこで今回は留学費用をかけないために、無料で留学する5つの方法と、日本で利用できる奨学金制度について解説していきます。
無料で留学する5つの方法
無料で留学する方法には以下の5つがあります。
- 無料の語学学校に通う
- 海外の無料レッスンを利用する
- WWOOFを利用する
- 語学学校に通わない留学
- 奨学金制度を利用する
ここからは、それぞれの方法についてくわしく解説していきます。
無料の語学学校に通う
語学学校には無料で通えるところがあります。
正確にいえば、就労する代わりに授業料を無料にする制度を設けているところがフィリピンにあり、それらの制度を利用すれば実質無料で語学学校に通うことができるというものです。
仕事内容としてはコールセンターのスタッフが一般的で、学校によっては日本語だけしか話せなくても利用できるところもあります。
たとえば、1日のスケジュールとしては朝から4時間授業を受け、授業終了後に4時間程度のコールセンター業務を行うなどです。
ただし、就労条件付きの語学学校の場合、授業ではない時間帯の自由が制限される点が大きなデメリットです。
とはいえ、「留学したいけどお金がない」という人はぜひ無料の語学学校を利用してみましょう。
海外の無料レッスンを利用する
現地の無料レッスンを利用すれば費用をかけずに海外留学ができます。
無料で受けられるレッスンには主に以下のものがあります。
- 市営団体が行う英会話レッスン
- ボランティアによる英会話レッスン
- 教師志望の人たちによる英会話レッスン
国や地域によっては市営団体が「シティカレッジ」として、無料で英語レッスンを行なっている場合があり、また大学の生徒らがボランティアを行なっている場合もあります。
これらの方法は語学留学として一般的ではありませんが、費用を抑えるためには非常に有効な手段です。
なお、これらの無料レッスンを探す方法としては、大学や街の掲示板およびチラシを見たり、SNSやインターネット検索から探したりなどがあります。
また、教師志望の人を探す場合は、日本の教師志望の友人や現地の教師などから紹介してもらうのもひとつです。
WWOOFを利用する
無料で留学する方法として、WWOOF「ウーフ」を利用するのもオススメです。
WWOOFとは一種のボランティアシステムのことで、農場で無給で働く代わりに、食事と宿泊場所そして知識や経験を提供してもらえるサービスです。
お金のやりとりが一切ないことが特徴で、お互いがお互いを理解し合い、何をしたら相手が喜んでくれるかを考えることを目的としています。
WWOOFができる国は以下のものがあります。
- イギリス
- オーストラリア
- ニュージーランド
- ドイツ
- カナダ
- フランス
- デンマーク
- オーストリア
- スペイン
- など
英語圏のほかにヨーロッパの国も多数あり、中でもWWOOFが盛んに行われている国はオーストラリアとニュージーランドです。
WWOOFは外国に行きたい人をはじめ、外国語を学びたい人、またお金をかけずに安定した生活をしたい人にはオススメの手段です。
語学学校に通わない留学
語学学校に通わずに留学するという方法があります。
海外留学をするからといってかならずしも語学学校に通わなければいけないわけではありません。
留学において費用が多くかかるのは「学費」と「生活費」で、その学費が抑えられるのは大きなメリットです。
語学学校に通わずとも、現地で働いたり友人を作ったりすることはできますし、むしろ友人との会話によって英語が上達することは少なくありません。
ただし、現地で働きながら生活するためには、ある程度の英語力が求められますし、滞在場所を手配するのにも英語が必要です。
そのため、英語が全くの初心者という人にとってはハードルが高い選択肢といえます。
とはいえ、無料で留学するなら語学学校に通わないというのも有効な手段の一つです。
奨学金制度を利用する
費用をかけずに留学するなら奨学金制度を利用しましょう。
海外留学のための奨学金制度はいくつもあり、それらを利用すればお金をかけずに留学することができます。
後から返済が必要な「貸与制」の奨学金のほか、返済不要の「給付制」の奨学金も少なくありません。
たとえば、給付制の奨学金を利用して語学学校の学費を払えば、実質無料で留学を実現できます。
奨学金制度を利用するためには、各種さまざまな条件があるので、自分が利用できる奨学金制度があるかどうかあらかじめ確認しておきましょう。
留学の費用を支える主要な奨学金制度
留学時に利用できる奨学金制度には以下の3つがあります。
- 日本学生支援機構
- トビタテ!留学JAPAN
- 日本政策金融公庫
留学の費用をまかなう奨学金制度は数十種類ありますが、どれも要件が厳しく、たとえば博士号の取得を要件としたものなどが一般的です。
そんな数ある奨学金制度の中でも、特に利用しやすい制度が以上の3つです。
ここからは、それぞれの奨学金制度の要件や給付額について紹介していきます。
日本学生支援機構
留学する際に最も一般的な奨学金が日本学生支援機構です。
日本学生支援機構は以下のように、4種類の給付型・2種類の貸与型の制度があります。
【給付型】
- 海外留学支援制度(協定派遣)
- 海外留学支援制度(学部学位取得型)
- 海外留学支援制度(大学院学位取得型)
- 官民協働海外留学支援制度~トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム~
【貸与型】
- 第二種奨学金(海外)
- 第二種奨学金(短期留学)
このように、日本学生支援機構には留学したい人を支える制度が整っています。
ただし、日本学生支援機構の奨学金を受けられるのは、学位取得を目的としたものでなければいけません。
つまり、海外の短期大学・大学院を含めた大学への進学のための奨学金となります。
そのため、現在社会人として働いている人や、英語の習得を目的としている人は利用できない可能性が高い点に注意しましょう。
日本学生支援機構の海外留学の奨学金について気になる人は、海外留学奨学金(日本学生支援機構)のウェブサイトより確認できます。
トビタテ!留学JAPAN
トビタテ!留学JAPANは文部科学省と民間企業とが協働して生まれた海外留学支援制度です。
大学生や高校生また専門学生などの学生だけが利用できます。
留学支援は審査制で行われており、実際に留学を始めるまでの手順は以下の流れです。
- 書面審査(一次審査)
- 面接審査(二次審査)
- 採否結果通知
- 事前研修
- 留学開始
現在学生で留学を考えている人ならぜひ利用を検討しましょう。
日本政策金融公庫
日本政策金融公庫は、国の教育ローンをはじめとした奨学金制度を設置している政府が出資を行う金融機関です。
日本政策金融公庫には「教育一般貸付(海外留学)」と呼ばれるプログラムがあり、さまざまな学校への留学が可能です。
対象となる学校は大学や高校だけでなく、語学学校も含まれるため、英語習得を目的とした留学にも利用できます。
ただし、申し込みができるのは留学生本人ではなく、保護者など6親等以内の身内と決められる点に注意しましょう。
とはいえ、学生や社会人を含め短期的な語学留学を考えている人には非常にオススメの奨学金制度です。
留学を無料にするためには語学力を求められる
基本的に無料で留学するためには、ある程度の語学力が求められます。
奨学金を利用する際は審査が必要ですし、海外の無料レッスンを探す際やWWOOFを利用する際も英語が必要です。
どうしても無料で留学をしたいという人は、あらかじめ英語学習をする努力は必要です。
英語が話せるまではいかなくても、文法や単語を理解して、一般的な英文を読めるまでの英語力は身につけておいた方が確実といえます。
英語を全くわからない状態からとにかく留学がしたいという人は、留学費用を払うかあるいは貸与制の奨学金である日本政策金融公庫を利用しましょう。
留学費用を払うと言っても、留学の代理店などに手数料などを支払わなくても、手配料無料で上乗せなどもなく留学をサポートしてくれる会社もあります。そういった会社を上手く活用することで、留学費用が無料とはいかないまでも、極力費用を抑えて留学することもできます。
当社では、手配料無料で無駄な上乗せもなく最低価格保証で留学サポートを提供しています。
英語初心者がお金をかけずに留学するなら仕事をしよう
英語初心者が無料で留学するなら、働きながらがオススメです。
無料で留学するためには、ある程度の英語力が求められますが、働きながらであれば英語初心者でもお金をかけずに留学できます。
上記で紹介した就労する代わりに授業料を無料にしてくれる語学学校のように、コールセンターでの仕事を条件に語学学校に無料で通う方法も一つです。
また、語学学校に通わずに現地で仕事をしながら、英語を身につけることも可能です。
例えば、ワーキングホリデー制度を活用するのも一つの手です。
英語圏ではカナダ・オーストラリア・ニュージーランド・イギリス・アイルランドにワーキングホリデー制度があります。ワーキングホリデーでは語学学校に通わなくても、ワーキングホリデーのビザを持っていれば現地で働くことができます。
語学学校に通わないので高額な学費を支払う必要もありませんし、働きながらなので現地でも一定の生活水準を保てます。
このように、ムリに高額な費用がかかる語学学校に通わずとも、留学する方法や英語を身につける方法はいくつもあります。
そのため、英語初心者がお金をかけずに語学留学をするなら現地で働きながらがオススメです。
まとめ
無料で語学留学する方法には以下のものがあります。
- 就労する代わりに授業料を無料にしてくれる学校に通う
- 海外の無料レッスンを利用する
- WWOOFを利用する
- 語学学校に通わない留学
- 奨学金制度を利用する
これらの制度を利用する際は、自分はどれを利用できるのか、それぞれの制度をよく調べておきましょう。
無料とはいかなくても格安で留学できる可能性があります。
また、留学=語学学校に通うという訳ではなく、ワーキングホリデービザを取得すれば、現地で学校に通わずとも留学ができます。
さまざまな選択肢がある中で、自分がどのようにして留学をしたいのか改めて考えましょう。