高校や大学生の間だと、海外に英語を学びに語学留学することや、交換留学で海外の大学に留学するという機会にも恵まれると思います。その時は、英語など相手の国の言語や文化を知る良い経験になったかと思います。

でも社会人になって、英語を学んだりで留学するとなると遅すぎるでしょうか?もちろん失敗したと思いたくないという気持ちも強いと思います。そこで、社会人が海外留学する上で失敗しないためのコツなどついて解説していきます。

海外留学は憧れ!?

海外留学するとなると、お金がかかるという印象は強いと思います。

仮にアメリカのロサンゼルスに3ヶ月英語を学びに留学する場合の総費用は約100万円~130万円を予算として考えておく必要があります。数字を提示すると費用の面で断念してしまう人もいますが、費用を工面できても別の理由で海外留学を断念せざるを得ないケースもあるので、そういった人達にとっては『憧れ』で終わってしまうかもしれません。

どの国に海外留学したいのかが一番大事

仮に必要経費を貯めて海外留学に行くことになったとします。まず大事なのが『どの国』で海外留学をしたいのかという点です。

例えば将来通訳になりたい人であれば語学留学で英語を流ちょうに話すためにイギリスやアメリカなどの英語圏に留学したほうが良いですし、ファッション関係の仕事に尽きたい場合であれば、英語圏に限らずフランスやイタリアなども留学策が候補になり、その国に留学して文化やファッションセンスなどを学べばよいということになります。

留学をどの国でするか、さらに言えば、どの都市に行くか、国や都市などの留学先の選択は留学する上での今後の進路にとても影響するので一番大事と言えます。失敗するわけにはいきませんからね。

社会人留学のリスクについて

社会人留学のリスク

社会人が海外留学をすることは、学生時代とは違って大きなリスクがあります。

それは帰国後の『再就職』です。

大学の場合は休学制度があるので、それを活用すれば1~2年留学してから戻ってきても〇〇大学という戻れる場所があるわけですが、社会人はそうはいきません。

例えば高校・大学を卒業してから某企業に5年ぐらい勤めて海外留学のために仕事を辞めることになります。海外留学に行って貴重な経験を得るのは非常に良いことなのですが、帰国後にそれを日本で活かせるのかどうかはまた別な問題になります。履歴書上、その空白期間を説明しなければなりませんし、留学していましたと説明しても留学で得たことがどう活かせるかをしっかり企業側に納得してもらわなければいけませんので、そこがうまくいかなければ再就職の点ではリスクが伴うと言えます。

社会人留学のメリットとは

もちろん、社会人として留学するうえでリスクと同時にメリットもあります。

これまでは日本という『狭い世界』でしか過ごしてこなかったのが、海外生活を送るうえで広い価値観が手に入ることにもつながります。

また現地の人々と接する上で、英語など語学留学が目的の場合だと最初はカタコトの英語やその他の外国語しか話せなかったものが、現地の人々と親しくなるにつれ次第に話せるようになり、時には一生の友達にまで関係性が発展することもあるのです。

食事の面では日本では味わうことができない外国ならではの特産品やローカルフードを堪能することも可能になります。

そして日本に帰るころにはスキルアップして帰ってきますので、留学する前の自分と比べれば一皮むけて成長している状態に気づくはずです。

海外留学の経験をどのように活かすべきか

そういったメリットがありますので、海外留学の経験は主に再就職に活かすべきです。

外資系の企業で働くのであれば英語を堪能に話せることが条件である場合が多いのでそこで海外留学の経験が活かせます。また日本で働く場合は、同様に英語や他の国の言葉を話すことができれば海外旅行を専門とする旅行会社の添乗員や外国人案内の為の通訳としての再就職も見込めます。

学する前にあらかじめどんな職業に就きたいのか考え、留学中も今の経験がどう活かせるのかと意識を高めながら日々を過ごし、留学後にその職業に就けるように段取りを組んでいれば再就職が困難と言われていてもその壁を比較的突破しやすいはずです。

再就職に失敗しないためにはこの経験を活かせる仕事に就くことが重要だと言えます。

まとめ

社会人が海外留学するということはとても重い決断でだと思います。失敗を恐れない強い覚悟が求められます。ゆえに多少のリスクもありますが、現地で得た貴重な経験やスキルを身に付けて日本に帰って来られます。帰国後の再就職については留学の経験やスキルを活かせる会社に就職できるように道筋を立てておけばスキルアップ再就職も可能になるでしょう。

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