プロが教える!初めてのワーキングホリデー完全ガイド|準備・費用・仕事探しのコツまで徹底解説

プロが教える!初めてのワーキングホリデー完全ガイド|準備・費用・仕事探しのコツまで徹底解説


「ワーキングホリデーに興味はあるけれど、何から準備すればいいのかわからない…」そんな不安を感じている方は多いのではないでしょうか。

ビザの申請、費用の目安、仕事探しの方法など、はじめてのワーホリには事前に知っておきたい情報がたくさんあります。

この記事では、初めてのワーキングホリデーに向けて、出発前に知っておくべき基礎知識や準備の流れについて詳しく解説しています。

ワーキングホリデーとは?気になる制度の概要と目的を知ろう!

  • 日本と相手国の間で「若者の相互交流」を目的にした協定を結んで実施されている
  • 18歳〜30歳までの若者が対象(国によって25歳までなどの制限もある)
  • 滞在中は、語学学校への通学・アルバイト・観光が自由にできる
  • 日本はオーストラリアやカナダなど、30か国・地域と協定を結んでいる(2025年現在)
  • 海外での生活費をまかなうための働くこと(付随的就労)が許可されている

ワーキングホリデーとは、簡単にいうと「海外で暮らして、働いたり学んだり旅をしたりできる特別なビザ」を使って、異文化の中でリアルな生活体験ができる制度のことです。

この制度の対象となるのは、18歳から30歳までの若者です(※国によっては25歳または26歳までの場合もあります)。

ワーキングホリデー制度は、もともと日本と協定を結んだ国との間で「若者の国際交流を促進する」ことを目的として作られました。

ワーキングホリデーで相手国に滞在できる期間は基本的に1年間のみ。

その間に、ワーキングホリデーのビザを持つ人は語学学校に通って外国語を学ぶこともできますし、カフェやレストラン、農場、ホテルの仕事などでアルバイトもできます。

2025年現在、日本はオーストラリアやカナダ、イギリスなど30か国以上とワーキングホリデーの協定を結んでいます。

対象となる日本人ははこれらの国で、働いたり学んだりしながら最大1年間滞在することができるようになっています。

なお、ワーキングホリデーの行き先の国によって、ビザを取れる年齢や申し込み方法などが少しずつ違うため、出発前には必ず最新情報をチェックしておくと安心です。

ワーキングホリデー制度の基本ルール一覧

項目 内容
対象年齢 基本は18歳〜30歳(国によって25歳や26歳までの場合あり)
滞在期間 原則1年間(オーストラリアなどは条件により最大3年間)
就労の目的 旅費・滞在費を補うための「付随的な労働」のみ
同伴者 ビザ取得者本人のみが対象。家族・子どもは同伴不可
再取得の可否 原則1国につき1回のみ(国によっては再取得可能な例あり)

ワーキングホリデー制度には年齢、滞在期間、就労条件など、上記のような各国共通の基本ルールが定められています。

まず、対象年齢は18歳〜30歳までが原則です。

この年齢を過ぎると、ワーキングホリデーの申請資格を失ってしまいます。

また、滞在期間は多くの国で1年間と決められており、延長は基本的にできません。

ただし、オーストラリアなど一部の国では、農業などの特定分野で一定期間働くことで、最大3年間まで延ばせる制度があります。

就労に関しても厳しいルールがあります。

ワーキングホリデー期間中はあくまで旅行や生活の補助として働くことが認められており、長期雇用やフルタイムの正社員として働くことは原則としてできません。

実際ワーキングホリデー中に着ける仕事として、カフェのスタッフや観光施設でのアルバイト、ファーム(農場)での短期労働などが挙げられます。

また、ワーキングホリデー制度は「単身での渡航」が前提です。

ビザ取得者本人のみが対象で、家族やパートナー、子どもを相手国に連れて行くことはできません。

これは、制度の本来の目的が「若者の個人的な国際交流体験」にあるためで、制度の乱用や移住目的での利用を防ぐためでもあります。

さらに重要なのが、基本的に1つの国では1回しかワーキングホリデービザを取得できない点です。

(一部例外としてオーストラリアやカナダ、ドイツなどでは、特定の条件をクリアすれば2回目の申請が可能)

このように、ワーキングホリデーの基本ルールをしっかり理解しておくことで、不安なく準備を進められ、現地での時間を最大限に活かすことができるでしょう。

※各国の条件には一部例外があるため、詳細は外務省HPや大使館サイトでご確認ください。

ワーキングホリデーと留学の違いは?自分に合った選び方をしよう

比較項目 ワーキングホリデー 留学
ビザの目的 休暇・就労・短期就学が可能 学習・研究目的が中心
就労の可否 付随的な就労が可能 国によっては制限・禁止される
就学の自由度 期間・内容に制限あり(例:最大4〜6ヶ月) フルタイムでの就学が可能
滞在期間 1年(条件次第で延長あり) 数ヶ月〜数年の長期滞在も可能
おすすめな人 働きながら生活体験したい人 本格的に学びたい人

ワーキングホリデーと留学は、どちらも海外での生活を体験できる手段ですが、その目的や制度設計には大きな違いがあります。

ワーキングホリデーは、18〜30歳までの若者が対象で、「休暇の合間に働いたり学んだりできるビザ」です。

そのため、相手国に滞在している期間の自由度が高く、旅や現地でのアルバイトも楽しみながら過ごしたい人に向いています。

ただし、ワーキングホリデー中は海外の学校で勉強できる期間や内容には制限があり、本格的な研究や大学などでの学習には向いていません。

一方留学は、語学・専門分野の習得など、明確な「学ぶ目的」がある人に適した制度です。

ワーキングホリデーと異なり、就学期間に制限がないので大学や専門学校などでの正規就学を目指すことができます。

ただし、留学期間中の就労については国ごとのルールで制限がかかります。特にイギリスやアメリカでは、学生ビザでのアルバイトに厳しい制限があるのでご注意を。

ワーキングホリデーの前に知っておきたいお金・時間・仕事・就学期間のこと

  • 初期費用は最低でも40〜70万円ほどが目安。航空券・保険・語学学校・現地生活費を最低限カバーできる
  • 滞在可能期間は原則1年(国によって延長可)。計画的に「最初の3ヶ月」を過ごすのがカギ
  • 就労はあくまで生活費を補う目的。カフェ・ホテル・農場などが代表的な仕事先
  • 就学期間は最大4〜6ヶ月が一般的。超えると学生ビザへの切り替えが必要になることも
  • 出発前の準備(語学・貯金・ビザ申請)が重要。現地に行ってからの流れをシミュレーションしておくと安心

ワーキングホリデーは基本的に1年間、海外で生活しながら、語学学校に通ったり、現地でアルバイトをして生活費を補うことができます。

ただし、ワーキングホリデーは自由度が高い反面、制度にはいくつかの制限があります。

そもそもワーキングホリデーでは就労はあくまで「旅費や滞在費を補うための手段」とされており、長期契約の仕事や専門職での就職は原則できません。

また、就学期間も国によって制限されており、たとえばオーストラリアでは最長4ヶ月まで、カナダでは6ヶ月までとなっています。

それ以上学びたい場合は、学生ビザに切り替える必要があります。

費用面では、出発前にかかる初期資金として40万〜70万円程度が一般的な目安です。

この章では、こういったワーホリ生活を成功させるために欠かせない「お金」「時間の使い方」「仕事」「就学」のリアルなポイントを、やさしく解説していきます。

ワーキングホリデーっていくらかかる?費用相場をざっくり把握しよう

国名 初期費用の目安 1年間の生活費 語学学校費用(3ヶ月) 合計想定額(目安)
オーストラリア 約30〜40万円 約100〜120万円 約25〜35万円 約160〜195万円
カナダ 約35〜45万円 約100〜110万円 約20〜30万円 約155〜185万円
イギリス 約40〜50万円 約130〜150万円 約30〜40万円 約200〜240万円
ニュージーランド 約30〜35万円 約90〜110万円 約20〜30万円 約140〜175万円
韓国 約20〜25万円 約70〜90万円 約15〜20万円 約105〜135万円

ワーキングホリデーに必要な費用は、「行く国」や「生活スタイル」によって大きく異なります。

ざっくりとした目安としては、初期費用+語学学校+1年間の生活費を合わせて、合計140万円〜240万円ほどかかると考えておくと安心でしょう。

たとえばオーストラリアでは、最低賃金が高く現地で稼ぎやすい一方で、物価も高めです。

そのため、語学学校に3ヶ月通い、生活費も込みで考えると、トータルで約160万円〜195万円程度は必要になります。

イギリスはビザ申請や保険の要件がやや厳しく、渡航前にかかる初期費用が高め。

加えてロンドン中心部の家賃も高額なので、総額200万円を超えることも珍しくありません。

逆に、ニュージーランドや韓国などは全体の物価が比較的安く、節約すれば100万円台前半での渡航も可能です。

ただし、現地での収入や雇用の安定性は国ごとに違うため、「安く行ける=安心」とは限らないことをお忘れなく。

またワーキングホリデー中の費用を抑えたい方は、語学学校の期間を短くする・渡航時期をオフシーズンにする・現地のシェアハウスを活用するなどのライフハックを覚えて置くと良いでしょう。

ワーホリ生活をもっと充実させる。時間の使い方を知っておこう!

  • 最初の3ヶ月で「土台づくり」:語学学校+住環境+生活習慣を早めに整える
  • アルバイトだけに時間を使わない:週4日勤務+1日は自分のための学びや交流に使う
  • 語学以外のスキル習得にもチャレンジ:カフェ接客、簡単なITツール操作など
  • 旅に出るタイミングを意識する:ハイシーズンを避けると費用も抑えられる
  • 「何を残したいか」を常に意識する:SNSや日記で体験を記録して振り返りやすくする

ワーキングホリデーは、長いようで短い1年という時間の中で、「働く」「学ぶ」「旅する」などさまざまな選択ができます。

しかし、すべてをバランスよくこなすには、時間の使い方にちょっとした工夫が必要です。

特に重要なのは、到着後3ヶ月の過ごし方です。この期間に語学学校で基礎を固めたり、家探し・口座開設などの生活インフラを整えておくことで、後の選択肢がぐっと広がります。

また、ワーキングホリデー中の仕事に追われすぎると「海外生活らしさ」が薄れてしまうこともあるので、週1日は自分のための“空白時間”を持つことを意識することをおすすめします。

さらに、ワーキングホリデーを通じて得られる学びは、語学だけにとどまりません。海外にいるからこそ身につけられる「スキル」や「経験」があります。

たとえば、現地のカフェで接客を体験すれば、英語でのやり取りに加えて「お客様との距離感」「マルチタスク」「臨機応変な対応力」など、社会人としての土台になるスキルが自然と身についていきます。

また最近では、動画編集・SNS運用・デザインツールの操作など、オンラインで学べるスキルに挑戦する人も増えています。

これらは帰国後の就職活動や副業にも直結しやすく、キャリア面でも大きな強みになるはずです。

「今の自分にとって、ここでしかできないことは何か?」そんな視点で時間を設計できると、ワーホリ生活の質がぐっと高まります。

たとえば毎日少しでも日記をつけてみる、SNSに英語で投稿してみる――そういった小さなアウトプットの積み重ねも、気づけば自信につながっていきます。

“暮らしながら学ぶ”をうまく活かせるかどうかが、1年後の満足度を左右すると言えるでしょう。

現地でどう働く?ワーホリ中の仕事の探し方とリアルな対策

  • 現地の求人サイトや掲示板を活用
  • 履歴書は現地仕様で作成する
  • 語学力が不安なら日系企業・日本食レストランが入り口におすすめ
  • 仕事探しは現地到着後すぐに行動開始がベスト
  • 詐欺求人・未払いなどのトラブルに注意

ワーキングホリデー中に仕事を見つけるのは、想像以上に「情報戦」と「スピード感」が求められます。

特に人気の職種(カフェスタッフ・ファームジョブ・イベントスタッフなど)はすぐに埋まってしまうため、現地に着いたその日から仕事探しを始めるくらいの行動力が必要になります。

仕事の探し方としては、オーストラリアならGumtreeやJora、カナダならIndeedやCraigslistなどの現地求人サイトを使うのが基本。

また求人に応募時に提出する履歴書(レジュメ)は、日本のものとは形式が異なります。

語学力に自信がない人は、まずは日本語OKの飲食店や日系オフィスへの応募から始めて、少しずつ英語環境の職場へ移行するというようにすると良いでしょう。

さて、ワーキングホリデー中の就活で注意したいのが、詐欺的な求人や賃金未払いのトラブルです。

ワーキングホリデー中に注意したい詐欺求人と危ない仕事

リスクのある仕事例 特徴・注意点 回避のポイント
無給トライアルを強要する飲食店 「スキルチェック」と称して長時間働かせる 事前に給与・試用期間の条件を確認する
LINEやSNSのみで募集する求人 会社情報が不明、身元も曖昧 対面での面接・契約書の有無を必ず確認
アダルト系・スカウト系の高収入求人 違法行為・ビザ取り消しのリスクあり 法的にグレーな業種は避けるのが無難
「すぐ採用」「高時給」を強調する求人 裏では条件が違う、搾取型が多い 口コミ・評判・過去の利用者の声を調べる
現地の法律を無視した労働条件 最低賃金以下、休憩なし、長時間労働 契約書に時給や条件が明記されているか確認

ワーキングホリデー中の仕事探しは、収入を得るだけでなく「現地での生活を安定させる」ための大事なステップです。

しかし、その一方で“甘い言葉”で誘う悪質な求人も少なくありません。特に、SNSや掲示板で気軽に応募できる案件ほど、実態が見えにくくリスクも高くなります。

飲食店での「無給トライアル」によって数日間働かされ、そのまま連絡が途絶えるといった被害も報告されています。

また、「高収入・すぐ働ける」といった言葉で近づいてくる求人の中には、違法スカウトやアダルトな業種など、ビザ取り消しや犯罪に関わるリスクがあるケースも存在します。

ワーキングホリデー中に仕事を選ぶ際に大切なのは、求人内容が現地の法律や労働基準に合っているかどうかを確認することです。

時給が最低賃金を下回っていないか、労働時間や仕事内容が契約内容と一致しているかなど、働く前にきちんと条件を確認する姿勢が求められます。

そして、どんなに短期間であっても、どんなにカジュアルな職場であっても、雇用主と契約書を交わすことが基本です。

口約束だけではトラブルが起きたときに証拠が残らず、自分を守れなくなってしまいます。

可能であれば、ワーキングホリデーで働く会社やお店の面接前には連絡先を確認し、できれば現地在住の先輩や語学学校の先生にも一言相談してみてください。

海外での仕事は貴重な経験になりますが、それ以上に「安全に働ける環境かどうか」を見極める力が重要です。

安心して働き、安心して暮らす。そんなワーホリ生活を送るためにも、リスク回避の知識は持っておきましょう。

ワーキングホリデーの前に知っておきたい就学可能期間について

  • 就学可能期間は国によって異なる(例:カナダは6ヶ月、オーストラリアは4ヶ月)
  • 一定期間を超えると「学生ビザ」への切り替えが必要になる場合がある
  • 語学学校、専門学校、短期コースなどが就学対象になる
  • 働きながら通える学校もあるが、スケジュール管理が重要
  • 「語学+アルバイト」のバランスを考えて計画的に選ぶことが大切

「就学可能期間」とは、ワーキングホリデービザで滞在中に語学学校や専門コースに通える上限期間のことを指します。

この就学期間は国ごとに異なっており、たとえばカナダでは最大6ヶ月、オーストラリアでは最大4ヶ月までと定められています。

なぜ就学可能期間に上限があるのかというと、ワーキングホリデーがあくまで「休暇を中心とした滞在+就労や就学はあくまで付随的な活動」と位置付けられているためです。

ワーキングホリデーの制度上、長期就学を希望する場合は学生ビザに切り替える必要があり、申請には滞在先の教育機関からの入学許可証や、一定の資金証明などが求められます。

この切り替えには時間も手続きもかかるため、ワーキングホリデー開始前から計画的に考えておくことが重要です。

そのため、「どのくらい英語力を伸ばしたいのか」「就学と就労をどう両立させるか」といった視点で、自分の希望を整理しておくことが大切です。

たとえば、ワーキングホリデーで語学力の基礎を固めたい人は、現地に到着してすぐ語学学校に通い、その後はアルバイト中心の生活に切り替える流れが理想的でしょう。

午前は学校、午後はカフェやレストランでの仕事、というスタイルを想定すれば、短い就学期間でも効果的に学習できます。

ただし、この生活リズムは体力的にもハードになるため、無理なく続けられるように余裕のあるスケジューリングが必要です。

「働くこと」だけでなく「学ぶこと」も目的にあるなら、就学可能期間をどう活かすかが、ワーキングホリデーの満足度を大きく左右します。

渡航前から「時間の使い方」を意識することで、現地での選択肢も広がり、学びの成果を実感しやすくなるでしょう。

ワーキングホリデー人気3国の制度比較・国ごとのビザ条件・年齢制限

オーストラリア、カナダ、イギリスは、日本人にとってワーキングホリデー先として常に上位に挙がる人気国です。

その理由は「英語圏で英語が学べる」「治安が比較的良い」「仕事・就学のバランスを取りやすい」「観光地としての魅力」などが揃っているからです。

ただし、3国とも“ワーキングホリデー”という名前は同じでも、その制度内容には下記の表のように微妙な違いがあります。

項目 オーストラリア カナダ イギリス
対象年齢 18〜30歳 18〜30歳 18〜30歳
滞在可能期間 最長3年間(条件付き) 最長1年間 最長2年間
就学可能期間 最大4ヶ月 最大6ヶ月 制限なし
ビザ発給枠 制限なし 6,500人/年 6,000人/年
主な特徴 高時給、自然豊か、温暖な気候 多文化共生、英語学習に適した環境 ヨーロッパ文化、歴史的な街並み

上記の表のようにビザの内容や制度設計が異なります。

オーストラリア:長期滞在・将来の就労重視の人におすすめ

オーストラリアの最大の特徴は、条件を満たせば最長3年間滞在できるという柔軟さです。

他国と比べて突出した制度ですが、その条件として地方でのファーム(農業)での就労など、政府が指定する分野で一定期間働くことが条件になります。

ただし、就学期間は表にもある通り、就学は最長4ヶ月までと短めになっています。

それでも「長く海外にいたい」「現地でしっかり稼ぎたい」という人にはオーストラリアのワーキングホリデーは非常に向いています。

またアルバイトの選択肢も飲食店やホテル、ファームジョブなど幅広く、未経験でも歓迎される職種が多いのも魅力です。

加えて、最低賃金時給(約2,514円 ※2025年4月)が高いため、オーストラリアで暮らしながら、日本に帰国したあとの貯金も期待できます。

カナダ:英語+自然体験+都市ライフをバランスよく楽しめる

カナダは、「英語をしっかり学びたい人」や「海外初心者」にとって安心感が高い国です。

就学は最大6ヶ月まで可能で、語学学校+アルバイトという生活スタイルも組み立てやすくなっています。

バンクーバーやトロントなど都市部は都会的な暮らしができる一方で、少し郊外に出れば雄大な自然に触れることもできるのが魅力です。

また、多民族国家であるカナダは、非ネイティブの英語話者にも優しく、多様性が尊重される文化が根付いています。

初めての海外生活でも「浮かない」「不安が少ない」と感じやすい点が、特に20代前半の若者から支持されている理由です。

ただし、滞在可能期間は最長1年間で、延長制度は基本的にありません。 その分、1年間の使い方を計画的に考えることが求められます。

イギリス:ヨーロッパ文化とキャリア志向にフィット

イギリスのワーキングホリデーは、他国と違い「ユースモビリティスキーム(YMS)」というビジネス色の強い制度設計が特徴です。

例えば、学び・働き・生活を通してキャリア形成に役立てる意識が制度設計に見られ、学生ビザや観光ビザよりも柔軟な生活スタイルが可能です。

滞在可能期間は最長2年間で、就学に関しては期間制限がありません。

そのため、長期語学留学や専門学校への通学と組み合わせて、自分のスキルアップを図ることもできます。

また、イギリスを拠点にしてヨーロッパ各地を週末旅行するなど、旅の幅も広がるでしょう。

ただし、YMSは年間6,000人の募集枠に対して抽選制で行われています。

そのため抽選に当選しない限りビザの申請ができないため、「確実に行きたい」人にとってはリスクもある制度といえます。

どんな人にワーキングホリデーはおすすめ? ワーホリ適正診断

「どんな目的でワーホリを考えているか」「どんなスタイルの生活が理想か」によって、自分がワーホリに向いているかどうかを判断できる診断一覧を表にまとめました。

タイプ 特徴 おすすめ国 アドバイス
英語力を伸ばしたい 語学学校に通ってしっかり学びたい カナダ・イギリス 就学可能期間が長めの国を選ぶと◎
しっかり稼ぎたい 生活費を現地でまかない、貯金もしたい オーストラリア 時給が高く、働ける業種が多いのが魅力
ヨーロッパを旅したい イギリスを拠点に他国も巡りたい イギリス 滞在期間が長く、自由度が高いビザ
海外生活を試してみたい 海外に住むことそのものにチャレンジしたい カナダ・ニュージーランド 自然や治安の良さを重視する人向き
将来的に移住も考えている 長期滞在の経験を積んでみたい オーストラリア・カナダ 移民制度と親和性がある国を選ぼう

先にも触れたようにワーキングホリデーの制度や滞在可能期間・就学制限・ビザ申請方法などは国によって大きく異なります。

そのため、「なんとなく行きたい国」で決めるのではなく、「自分がどう過ごしたいか」を明確にしてから国を選ぶことが重要です。

「語学をじっくり学びたい人」には、就学期間が長めのカナダやイギリスが適しています。

一方で「しっかり働いて資金を貯めたい人」には、最低時給が高く就労機会も豊富なオーストラリアが人気です。

また、イギリスのように滞在期間が2年と長めで、ヨーロッパ諸国へのアクセスも良い国では、「学ぶ+旅する」両方を叶えたい人にぴったり。

「いずれ移住も視野に入れている」という人には、移民制度と親和性の高いオーストラリアやカナダがおすすめです。

このように、目的と国の相性をしっかり見極めることで、ワーホリの満足度はぐっと上がります。

ワーキングホリデーの流れを知ろう!出発から帰国までのステップを一気にチェック

ステップ やること 目安の時期
STEP1:情報収集 希望国の制度、費用、就労条件などを調べる 出発の6〜12ヶ月前
STEP2:ビザ申請・資金計画 ビザの条件を確認し、申請手続きと資金準備を進める 出発の4〜6ヶ月前
STEP3:語学学校・住まいの手配 通学予定の学校や滞在先の予約をする 出発の2〜4ヶ月前
STEP4:渡航準備 航空券、保険、海外SIM、荷造りなど 出発の1〜2ヶ月前
STEP5:現地到着・生活スタート 現地での口座開設、就労先探し、生活の立ち上げ 出発後すぐ

ワーキングホリデーを成功させるためには、「出発までに何をしておくべきか」「現地ではどんな準備が必要か」をあらかじめ把握しておくことがとても大切です。

流れとしては、上記の表のように大きく5つのステップに分かれています。

まずは重要なのは「情報収集」です。どの国を選ぶかによって、就学期間や労働条件、ビザの発給数などが大きく異なります。

次に行きたい国が決まったらビザ申請とワーキングホリデーのための資金準備を行います。

ビザに関しては、多くの国ではオンラインで申請できますが、めんどうな書類の準備や支払い手続きが必要なので、プロに委託するのが一般的です。

またこのビザ申請の時点で、航空券や保険、現地の生活費も見込んだ予算計画を立てておくと、渡航後の不安がぐっと減らせます。

その後、留学エージェントなどを頼りに語学学校の手配や滞在先探しを進めます。

この準備段階には、平均して1〜2ヶ月程度かかるケースが多く、学校の選定や住まいの条件調整などで時間を要することもあります。

特に人気の都市や時期によっては、希望どおりに進まないこともあるため、なるべく早めの行動が安心材料になります。

そして、航空券の購入や荷造り、海外保険への加入、必要な荷物の最終確認などを行えば、いよいよ渡航準備は完了です。

ここまでの一連の流れをスムーズに進めるには、出発の4〜6ヶ月前から逆算して動くことが理想的です。

あとは、“いまの自分”を連れて、ちょっと勇気を出して旅立つだけ。

現地到着後には、先にご紹介したポイントを抑えつつ、仕事を探したり、銀行口座を開設したりして生活のインフラを整えましょう。

ワーキングホリデーを行う際に、全体を通して大切なのは、「すべてを完璧に準備する必要はないけれど、何をいつやるかという流れを理解しておくこと」です。

この記事を参考に事前に準備しておけば、現地でのスタートもスムーズになりますし、焦る場面がぐっと減ります。

「調べて、準備して、行動する」この3つを意識しておけば、初めてのワーホリでも、きっと安心して一歩を踏み出せるはずです。

初めてのワーホリも、準備さえできていれば怖くない

ワーキングホリデーは、自由度が高い一方で、ビザや就学期間、就労ルールなど注意すべき点も多い制度です。

しかし、情報収集や資金計画、語学学校・滞在先の手配などを事前に進めておけば、現地で焦ることなくスタートできます。

自分の目的に合った国選びや、時間の使い方を考えることが、満足度の高いワーホリ生活への第一歩です。

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