カナダの冬の気候と実際の寒さや雪

カナダへ留学を考えるにあたり、特にアルバータ州から東側のエリアにおいて、これらのエリアで冬は、多くの方が想像されているように厳しい冬が待っています。カナダのほとんどの地域が北海道の最北端より北に位置します。しかし、東西にも幅広いカナダは、地域によって冬の気候が大きく違います。

カナダ全体の気候区分

カナダ全体の気候区分としては、大まかに以下の6つの気候区分に分けることができます。

カナダ全土の気候区分

カナダの北部はツンドラ気候や亜寒帯気候で北極とも言えるエリアでカナダの中でも特に厳しい冬を覚悟しなければなりません。

カナダの人口が多く住む南部エリアでは湿潤大陸気候となっています。雪も沢山降り積もり厳しい冬ではありますが、北部程ではありません。

そして西海岸のエリアは海洋性気候で他のエリアに比べて冬はそこまで厳しくなく、雨が多く曇りがちな気候が特徴ではありますが、カナダの中では一番過ごしやすいエリアと言われています。

カナダ西海岸エリアの気候

日本と太平洋を挟み反対側に位置する都市バンクーバーは、カナダの中では比較的温暖です。

気温や冬の期間も日本と似ている部分があります。氷点下になることもあまりありません。

しかし、日本と違うところは、冬に入ると同時に高湿度な雨季もやって来るということです。その為、どんよりと曇りの日が多いのも特徴で、少し気分もダウンな気持ちになることもあるでしょう。

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カナダ内陸地エリアの気候

一方で、内陸地に入るとバンクーバーとは全く違った冬が待っています。

ロッキーマウンテンで有名のアルバータ州では、これからも長くて厳しい冬が続きます。

10月または11月には初雪が降ります。

冬本場の12月から3月の間は、気温はだいたい-20℃から-10℃辺りを行ったり来たりします。

-30℃近くや0℃以上になることもあり、一定ではない外の気温のせいで、服装に困ることもあるかもしれません。

3月を越すと、少しずつ春を感じさせながらも、ほぼ毎年4月または5月中に一度大雪が降ります。

そのダメ押しの雪を最後に、やっと春本場になるのです。

カナダで感じる実際の寒さ

さて、気温−15℃以下に風速を加えるため、体感温度が−20℃以下になることがが多い内陸地の都市ですが、そんな中で私たちが屋外へ出るとどの様に感じるのでしょう?

まず数分で、指先足先と耳が冷えて痛みを感じ始めます。

同時に鼻の中やまつげも凍っていくのが分かるでしょう。

また、冷たい空気を吸おうとすると咳き込むこともあります。

そんな惨めな思いをせず冬を乗り切るには、きちんとした防寒が必要です。

ニット帽、耳あて、ミトン、マフラーを使い、肌をできるだけ露出しないようにすることが大切です。

ご参考四季別のトロントでの過ごし方について(冬の過ごし方をご参考にしてください)

カナダの寒さをしのぐ工夫

しかし、やはり寒さに慣れているカナダは、少しでも住民の生活に支障をきたさないよう、街には色んな工夫をしています。

例えば、ダウンタウンや大学キャンパスなど、人々が徒歩で移動するエリアには、ペドウェイと呼ばれる地下道や高架の歩行者通路が多くあります。

そのおかげて、屋外に出ずに移動することができます。

また、多くの都市で、住居のセントラルヒーティングシステムが普及しており、家の中隅々まで常に暖かくしてあります。

その為、日本で経験するような、帰宅後急いでストーブを点けて、という事はあまりありません。

やはり何度もの厳しい冬を乗り越えてきたカナダですので、様々な対策が成されているんですね。

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