カナダ留学に向けチェックすべき持ち物27選
カナダ留学やカナダでのワーキングホリデーを目前に控えると気分も高まってきて、何を持っていくべきか入念にチェックしていく場面が増えてくるかと思います。
カナダ留学に備えて事前に準備しておきたい持ち物について、重要なものからあったら良いものまでご紹介していきたいと思います。カナダへの渡航前の持ち物準備チェックの参考情報としてご活用ください。
カナダ渡航に向けた持ち物
カナダ渡航に備え、準備すべきものを見ていきましょう。
パスポート
パスポートは渡航の際に限らず、カナダ留学の学校の申し込みの際に求められることもありますし、就学許可(スタディパーミット)やワーホリビザの申請には必ず必要です。パスポート申し込みから発行までに長くて3週間ほどかかる場合がありますので、余裕を持って申請を済ませておきましょう。住民票がある市役所や区役所で申請することができます。
そして、パスポートは海外渡航する際は必ず必要な持ち物です。前日のうちに忘れず機内持ち込みの手荷物バッグの中に入れておきましょう(※受託手荷物としてスーツケースなど航空会社に預ける荷物の中には入れないようにしてください!)
航空券
カナダ行きの飛行機の便を予約すると、Eチケットが発行されます。空港で航空便にチェクインするときに必要となりますし、入国審査の際にも提示が求められますので、必ずパスポートと合わせて機内持ち込み手荷物として持っておきましょう。就学許可やワーホリビザで渡航される場合は片道の航空券でも問題ないですが、6ヵ月未満での滞在になると帰国用の航空券もチェックされますので往復で準備してきましょう。
学校受け入れ書類
事前にカナダでの就学許可(スタディパーミット)を受けているかどうかに関わらず、語学学校への入学許可や入学の詳細がわかる確認書類は機内持ち込み手荷物として持参しておいてください。
6ヵ月未満での留学の場合、カナダ入国時に滞在目的も合わせてチェックされますので、勉強目的でカナダに入国することを証明できるよう、学校からの受け入れレターなどの書類は持ち合わせておいてください。
とにかく入国審査官は審査する人によって言ってくることも求めることも違ってきますので、必要と思えるものは持参しておいたほうが無難です。
なお、ワーホリビザの場合は、学校への受け入れ証明書類は特に必要ありません。就労許可証(ワークパーミット)が必要となります。ワーキングホリデービザ申請後、許可通知レターと共に、ワークパーミットが発行されメールで送られてきますので、印刷してカナダに持ち込んで下さい。
ビザ発給レター(主に6ヵ月以上の滞在)
カナダで6ヵ月以上滞在する場合は、事前に就学許可や就労許可(ワークパーミット)などのビザ発給の許可書類を持参したうえで、カナダの空港などの入国審査場でそのレターを提示して最終的にビザの発給を受ける形になります。
そのため、カナダの移民局が発行した就学許可や就労許可などの紙で印刷してあるビザ発給許可レターを機内持ち込み手荷物として、持参するように忘れないようにしておいてください。
ETAの証明(主に6ヵ月未満の滞在)
逆にカナダで6ヵ月未満で滞在する場合は、事前に渡航までの間にETAの手続きを済ませておかなければなりません。
このETAの処理を済ませているという証明として、ETA番号が付されている画面のコピーやメールのコピーを持参しておくと安心です。なお、就学許可や就労許可(ワーホリビザ)を申請されている方は、それらのビザにETA番号が紐ついていますので別途ETAの登録手続きをされる必要はないです。
資金を証明するもの
入国審査官によっては、滞在を賄える分の資金があるかチェックされる場合もあります。チェックされないこともあるので、後々必要なかったと思うことも正直あります。
ただ、審査官によってまちまちなので、抜かりなく用意だけはしておくようにしましょう。
資金の証明として、残高証明(英文)・現金・口座の取引明細など資金はあるということをしっかり説明できるものを用意しておくとよいでしょう。
現金
資金証明と少し被りますが、カナダでは現金も使えますので、日本の銀行か出発空港で、幾ばかりかの日本円をカナダドルに換金しておきましょう。日本で換金できなくても、カナダの空港でも換金できます。
カナダ人に訪ねたところ、Masterのカードのほうがやや主流とのことでした。食料品のマートなどではVISAが使えないこともありましたので、余裕があれば2種類あると良いと思います。
また、現地で銀行口座を作る予定のない人は、現地のATMで緊急時のためにお金を引き出せるように手続きをしておくと良いです。クレジットカードの裏に「Plus」と書いてある場合は、このサービスの対象となるので、カード会社のHPなどを確認して、渡航前に海外で現金を引き出せる手続きをしておくと安心です。
クレジットカード
カナダでは、日本以上にクレジットカードを利用できる場面が多々あります。通常の買い物では、現金よりもクレジットカードを利用すれば、便利に買い物を進めて行くことができます。カード会社はVISA(ビザ)もしくはMaster(マスター)をおすすめします。
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デビットカード
近年、海外ではデビットカードでの買い物が主流となっています。
マーケットや小さな個人店以外の殆ど全てのお店で利用可能で、さらに利用手数料がかからない場合が多いです。使い方も簡単で専用の機械にタップするだけで使えます。
入金されている金額分しか使えないので、クレジットカードを持ち歩くよりもリスクが少なく安心です。またすぐに銀行口座を開設しなくてもデビットカードがあればしばらくは生活出来ますので便利です。
海外留学保険証
よく知られていることですが、海外の病院で親切や治療を受ける際、莫大な治療費を請求されます。カナダも例外ではありません。そこでカナダへ行かれる際は、海外留学専用の保険に加入することをお勧めします。
留学保険に加入したら、保険証が発行されます。この保険証は留学保険加入の証明となりますので、しっかりと持参し、紛失しないよう保管しましょう。
カナダ生活に備えた持ち物
カナダで生活していくにあたって、日本から持って行ったほうが良いものや、あると便利なものについて紹介します。
常備薬
普段から服用している薬がある場合は多めにカナダへ持参するようにしましょう。カナダで薬を買おうと思っても、飲みなれていないものだったり、ドラッグストアの店頭に置いてない可能性もあります。その他の絆創膏などの医薬品も同様に、必要な方は持参すると良いでしょう。
歯ブラシ・洗顔料などの日用品
歯ブラシなどの日用品はカナダでも入手することはできます。しかし、カナダ製の歯ブラシはブラシの部分がとても大きく、日本の小さいブラシに慣れている私達にとってはあまり磨きやすくありません。今日本で使っているものに加えて、新品を何本か持参すると良いでしょう。
また、カナダのクレンジングフォームは泡立たないタイプなので、ニキビや肌荒れが出来てしまう場合があります。
他にも、タオルやティッシュもある程度あると良いです。もちろん現地でも購入できますが、ホームステイ滞在ではタオルは用意してくれないホストもあります。滞在先に到着した初日からタオルを使う場面が出てくると思いますので、タオルは何枚か持参しておきましょう。
また、ポケットティッシュは海外にはあまり存在しておらず、あったとしても非常に値段が高いです。日本のように無料で配ることはまずありませんので、そのようにして家に溜まっているポケットティッシュがあれば、持って行くことをお勧めします。ちょっとした掃除や、ボックスティッシュを買うまでの間に重宝します。
電化製品
シェアハウスやAir B&Bに宿泊する場合は、備え付けのドライヤーがない可能性も高いです。カナダでも購入可能ですが、海外旅行用のコンパクトなドライヤーがあると部屋の移動にも対応できるので便利です。
他にも、カナダでのコンセントプラグはそのまま使用できますが、タコ足コンセントや延長コードなどもあると生活しやすくなります。コンセントプラグも、旅行に行くことになった時や、帰国前の乗り換え地の空港などで使う可能性があるので何種類か持っておくと安心です。
化粧品・化粧水などのコスメグッズ
化粧品はカナダでも購入可能ですが、日本製のものはハイクオリティーで安いので荷物に余裕があればまとめて持ってくることをおすすめします。
また、例えばオイルクレンジングや眉マスカラ等は日本特有のものなのでカナダで入手するのは困難です。化粧水については、日本の有名なものはアジア系のスーパーでも買うことが出来ますが3倍ぐらいの値段で売られています。
マスク
カナダの冬は非常に乾燥します。厳しい寒さに備え、暖房を一日中つけているので、家の中でも乾燥が激しいです。特に朝目覚めた時に喉の痛みを感じることもあるので、マスクをして寝るなどすると良いでしょう。
ただし、マスクはカナダで買うとなるとなかなか売られていない上、あったとしても高額なので日本からマスクを持参すると良いと便利です。
卓上加湿器
上記のカナダの暖房による乾燥が激しいことに伴って、小さな加湿器があると良いでしょう。最近はUSBに繋ぐだけで動く小型のものや、コップやペットボトルに水を張って使う簡易タイプなど、高性能の加湿器がたくさん売られています。カナダでは加湿器を使うこともあるようですが、自分の部屋にあるとは限りませんし、購入するのも難しいです。喉のためにも、肌のためにも、小さいもので良いので一度検討してみてください。
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コンタクトレンズ・メガネ
コンタクトレンズとメガネはカナダで購入するとなると少し割高になりますし、眼科などの負担も生じてくる可能性もあります。もし、日本で使用しているものがあるのであれば、持参しましょう。コンタクトレンズの洗浄液はカナダでも簡単に購入でき、値段もあまり変わりませんので、カナダで調達するとしておいても良いかもしれません。
携帯電話・スマホ
日本で使用しているスマホをカナダで使用したい場合、そのまま使用すると多額の通信料を請求されてしまいます。スマホはSIMフリーのものを使用するか、お持ちのスマホのSIMロックを解除しておきましょう。
カナダで有効なSIMに入れ替えるまでは、カナダ国内ではモバイルデータ通信をOFFにしてWi-Fiを有効にしておきましょう。そして、現地で有効なSIMを購入し設定したうえでモバイルデータ通信をONにするようにしましょう。
カナダで長期留学の場合、日本での契約を解約することも選択肢となります。さらにカナダで携帯電話やスマホをレンタルすることもできます。カナダでスマホをレンタルして利用したい場合や携帯電話の契約をカナダで考えている場合は、前もってどうやって利用するか確認しておくと良いでしょう。
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運転免許証
日本の運転免許があれば、カナダで簡単に現地の運転免許証に書き換えが出来ます。
手順としては、まず日本領事館で免許の本格証明を発行してもらい、それとパスポート・手数料・メガネ等を持参して、サービスセンター(市役所のようなところ)で手続きをします。免許があるとIDとして使用できるので、パスポートを持ち歩くリスクがなくなります。
カナダではID確認される機会が意外と多いので、非常に便利です。また、旅の思い出にもなります。
洗濯ネット
ホームステイする人は特に、大き目の洗濯用ネットがあると便利です。洗濯が頻繁にあるわけではないため、何日分かの洗濯物をまとめて入れて、ホストマザーに渡すことができます。自分で洗濯を行う場合でも、紛失を防ぐ点でとても役立ちます。カナダでも購入することはできますが、すぐに破れてしまう印象でした。大き目のものや少し厚めのもの、持ち手が付いたものなど、実用的なものを選ぶと良いでしょう。かさばるものでもありませんので、ぜひ持って行ってください。
洋服・下着・靴
カナダの冬は厳しい寒さが待ち構えています。そのため、日本の感覚でいる季節よりも早めに厚めの上着が必要になったりしますし、冬も厚手のコートなど防寒対策は欠かせません。冬のことを考えて衣服を沢山持参すると手荷物も重くなったりもしますので、冬の防寒着などはカナダで購入する方針でもよいかもしれません。
少し意外かもしれませんが、カナダは服装がダサい国ランキングで常に上位にいる国でもあります。日本のように流行りものはあまりありませんし、みんながそれぞれ動きやすい服装で生活しているような印象があります。大学の講義にもパーカーとレギンスやジーンズ、上下スウェットやジャージで授業を受けている人も多くいますので、実用性のある服のみを選んで持って行けばよいと思います。
また、夏でも建物内やバスなどの中は空調が効きすぎていることがあります。薄いパーカーやフード付きのジャケットがあると便利でしょう。トロントでは、傘が必要ない程度で雨がすぐに止んでしまうという場合にも、パーカーやジャケットのフードを被り雨に対応するカナディアンが多いです。
靴は歩きやすいスニーカーなどを持参しておきましょう。女性の場合、ハイヒールを履く人は日本より少ないので、特に必要はないかもしれません。また、冬の積雪に備えショートブーツなど耐水できる靴も必要になります。
ただし、日本では靴底が滑りやすい素材のものも売られていますので、靴底がゴム製のものを選びましょう。
折り畳み傘
カナダのバンクーバーでは雨もよく降ります。またトロントなどでは冬には雪も降ります。突然雨や雪が降ってくることもあるので、折りたたみ傘もあると便利です。カナダでは傘を差す習慣があまりない為、折り畳みの傘の需要が少ない為、売られていたとしても地味なデザインや少し重かったりと、日本の高性能の傘には劣ります。傘が欲しいと考えている方は、コンパクトで軽い折り畳み傘を用意しておくといざというときに助かるかもしれません。
サングラスや日焼け止め
意外とカナダの夏は暑くなります。日本に比べると涼しいですが、年によっては35度を超える日もあります。また、カナダは緯度が高く日照時間が長いため、朝6時頃から夜10頃まで日が出ています。日焼け止めやサングラスなどの対策グッズも必要になるでしょう。
日本のお土産
日本でしか売っていないようなものをカナダで出来た知り合いや友人にあげると喜ばれます。
ホームステイをする予定の人は特に、お土産があると印象が良くなります。
カナダ人にあげて実際に喜ばれたものは
・和柄のグッズ(ピアス、手ぬぐいなど)
・抹茶味のお菓子
・おせんべい(あられやえびせんミックスのようなものも喜ばれました)
などがありました。特に女性には和柄の小物がとても好評でした。お菓子は個包装のものを持って行けば、クラスメイトにあげることもでき、友達作りのきっかけにもなるので非常にお勧めです。
学校で必要な持ち物
カナダの学校で必要になってくるアイテムです。
パソコン
パソコンは、ほとんどの学校で共有のものが置いてありますので、特に日本で使っていな場合は、必要ないかもしれませんが、日本語入力に対応していなかったりします。必ず使用するものではないですが、カナダ留学中にパソコンを使って課題を作成することを想定されている場合は持って行きましょう。
USB
印刷物がある場合などに便利です。学校で必要なものや、働く場合はレジュメ、旅行用のバスチケットなど、カナダで生活していると必ず印刷が必要な場合が出てきます。
その場合、家にプリンターが無ければ図書館でも印刷が出来ます。図書館のPCでも簡単に出来ますし、USBを差し出せば受付で行なってくれる場合もあります。
文房具
文房具については、使い慣れている日本製のものが一番しっくりくると思います。ノートやペンなど簡単なものは持参しておくと良いでしょう。カナダで売られているペンは意外にも使いづらかったりします。日本のペンが書きやすくしっくりくることも多いです。
電子辞書
今ではスマホのアプリなどで検索する機会も増え、留学では電子辞書が必要なくなっているケースも多くなってきました。ですが、電子辞書はやはりすぐにアクセスでき、Wi-Fiの通信状況にも左右されないため便利です。また辞書を使うつもりで授業中にスマホを使っていると、遊んでいると思われて先生から注意を受けることもあります。
必ず持参すべきものではないかもしれませんが、あれば便利です。
番外編
逆に、日本から特に持って行っても結局あまり現地では使う機会がないものはどういったものがあるかご紹介します。
ルーズリーフや穴あき書類を綴じるファイル
日本では授業の板書をするのにルーズリーフを使っている方も多いと思いますが、カナダでは2つ穴が主流と考えて良いです。また、大きさもB5ではなくA4かそれより少し大きいサイズが多いです。そのため日本のルーズリーフにメモをしても、貰ったプリントや資料とのサイズが合わずに一緒に保管することが難しいです。日本で使っているファイルも大きさは合わないことが多いので、持って行くとしても、穴あきで綴じていくタイプではなく、フィルムに入れるタイプがお勧めです。現地では大学のマークがプリントされた学生用のファイルが学校の売店に売っていたりもしており、お土産にもなるためそちらを購入して使うのも良いと思います。
カイロ
寒いと思って持って行こうと考える人も多いかもしれませんが、室内がとても暖かいため、あまり役に立つ場面が少ないかと思います。また屋外で使ってみた際も、寒すぎてうまく機能しないこともあります。処分も大変なため、どうしてもと思う方は数枚のみにしておきましょう。