カナダでボランティア活動をするには
カナダ留学中に、学校へ行き授業を受けること以外にできるアクティビティといえば、もちろんアルバイトや旅行があります。
それ以外で、カナダでの留学を活用して英語コミュニケーションのスキルアップできることといえば、ボランティア活動があります。
今回は、もし留学中に、アルバイトができなかったり等で、授業のみの平凡な毎日を過ごしているという方に、カナダではどんなボランティア活動ができるかをご紹介します。
カナディアンエクスペリエンス
毎年移住してくる移民の人口が多いカナダですが、彼らが生活していく中で移住後にぶち当たる最大の難点は、自国で元々働いていたキャリアに関連した仕事に就くことです。
多くの会社は履歴書上で“Canadian experience”、つまり、カナダ国内での関連職歴に目をつけます。
カナダでの職歴がほぼない、多くの移民の方々は、この“Canadian experience”の壁にぶつかるのです。
しかし、このようなにひたすら“Canadian experience”にぶつかる悪循環から抜け出すために、できることがひとつあります。
それが、ボランティアです。
ボランティアというと、日本では、災害ボランティアなどが思い浮かぶかもしれませんが、カナダでは、様々な分野でボランティアが重宝されています。
このように、カナダに移住して間もない方々も、ボランティアで“Canadian experience”を積み上げていき、就職するチャンスをあげていくのです。
ボランティアの種類
さて、どのような場面でボランティアが活躍しているのでしょうか?
NPO団体
一番多くのボランティアを必要としているのが、NPO(特定非営利活動法人)関係の団体・協会です。NPO団体の中にも様々な分野があります。
社会福祉に力を入れているカナダには、ファミリー、子ども、精神・身体障がい者、高齢者、移民難民、向けにサポートをする団体が多くあります。
団体の中でもさらにボランティアの役目は異なりますが、主に、書類整理やデータ入力等をするデスクワーク、クライアントと直接接するサポートワークや、労働系などもあります。
サポートワークと言っても、どんな役目なのかが分かりにくいかと思いますが、よくあるボランティアの仕事としては、高齢者・障がい者の方のショッピングについて行く、アクティビティやお話の相手になる、などがあります。
このようなボランティアを通して、英語の練習だけでなく、人間として成長できる、ユニークな機会になることでしょう。
病院
病院でも、上記のサポートワーク等の役目を果たすボランティアを探していることが多いです。
その他には、入り口近くやインフォメーションセンターでの案内係、病院内での配達係、病院内のショップのサポートなとがあります。
病院でのボランティアも、なかなか経験できない、貴重な体験になることでしょう。
大学
留学中に身近にあるものといえば、やはり自分が通う大学です。
大学では、生徒会が行うイベントやプログラムのお手伝いとして、よくボランティアを探していることがあります。
それ以外にも、もし大きな大学で日本語クラブというような、現地の生徒が日本語会話を学ぶようなサークルがあれば、そこに参加するのも良いかもしれません。
自分が通う大学でボランティアをすることによって、大学に愛着が沸くかもしれませんね。
ボランティアは、探せば、様々な分野で、様々な役目のものが多く出てきます。
ボランティアを探す際に、自分はボランティアを通して何のスキルアップをしたいかや、何について学びたいかを考えてリサーチしましょう。