トロントへの留学
Toronto
トロントはカナダ最大の都市で、アメリカを含めた北米でもロサンゼルスに次ぐ第4の都市です。トロントは移民が多い都市としても有名で、世界で一番多国籍な都市と呼ばれているほどです。日本から直行便のフライトで約12時間で行くことでき、時差はサマータイム(3月〜11月初旬)で13時間、ウインタータイム(11月初旬から3月)で14時間です。
カナダ留学と言えば、バンクーバーと二分するほどの人気のあるこのトロントですが、留学先としてどういった魅力があるのか、どういった留学に適しているのか、費用はどのくらい必要か等トロント留学のイロハをご紹介してきます。
トロントはどんな都市?
まずトロントは町としてどういった側面があるのでしょうか。バンクーバーと違う点なども交えてピックアップしてみます。
マルチカルチャーな都市
「世界で一番多国籍な都市」として有名なトロントには、約80種以上の国籍の方が生活しています。特に中華系の国籍が多く、全体人口の約10%ほどを占めており、同じカナダ人でも、イタリア系、韓国系、中東系カナダ人が住んでいるので、様々なバックグラウンドの方と交流ができます。
またトロントはそういった多国籍の文化を尊重し合う風潮があるので、色んなカルチャーがミックスしたカナダ独自の文化を楽しむことができます。
そう一方でバンクーバーも多文化都市ではありますが、どちらかと言えばアジアに近いという事もあってアジア系の比率が高いという側面もあります。その為よりインターナショナルな雰囲気を感じられるのがトロントの特徴ともいえます。
スポーツ観戦が盛んな都市
トロントの気温は低く雪なども多いため、アイスホッケーやバスケが非常に有名です。留学中の休日には、スポーツ観戦を楽しむことができます。日本ではあまり見ることのないアイスホッケー観戦ができるので、留学生にとっては新しい経験になるかもしれません。
またバンクーバーでは観られないのが、日本人にとって馴染みのあるスポーツ野球。メジャーリーグのブルージェイズの本拠地で野球観戦できるのもトロントの特徴ではないでしょうか。
トロント留学のメリット
トロントはカナダ最大の都市で、人口も周辺地区を含めると約600万人弱。日本で言うと名古屋や福岡などと同規模の都市圏を形成しています。そういったトロントは他のカナダの都市にはない様々な魅力を兼ね備えています。
リーズナブルな大都市型留学ができる
通常、ニューヨークやロンドンなど世界を代表する大都市への留学は費用が高くなる傾向にありますが、トロントは600万人規模の大都市でも他の同規模の都市と比べて留学費用も抑えることができます。
生活費は比較的安く日本とさほど変わりません。家賃もシェアハウスにすれば、日本円にして約5万ほどで一部屋借りることができます。大都市型留学をお得に実現したい方にはトロントは適した留学先です。
カナダ最大のビジネス拠点
カナダのビジネスはトロントを中心に回っていますので、ビジネス教育も盛んに行われています。特にワーキングホリデーなどでインターンシップや就業体験を希望される方には、カナダでのオフィスワークも充実しています。
日本食レストランやラーメン店がたくさんあるので、英語に不安な方でも簡単に仕事を見つけることができます。
治安がよく住みやすい
トロントは大都市であるにも関わらず、治安のよい街としても評判が良く、留学を初めて経験する方でも安心して過ごせる都市です。イギリスの経済紙「The Economist」の調査によれば、トロントは世界で6番目に治安がいい都市に選ばれています。そのため高校生や大学生などの若い方の留学先としても大人気です。
英語を勉強しながら異文化交流ができる
トロントは、世界からたくさんの人々が集まり様々な文化が存在しています。バンクーバーのようにアジア系が多くなるといった傾向は少なく、アジアをはじめ、ヨーロッパや南米からも生徒が集まり国際異文化理解を養える環境です。週末には、語学学校の生徒達と異文化交流パーティーなどを開き、様々な文化を学ぶことができます。
日本語対応の語学学校も多い
トロントの学校には日本人アドバイザーが常駐していることが多く、困ったときや相談事ができます。留学中のトラブルを英語でいきなり説明するのはなかなか難しいので、日本人スタッフの存在は非常に心強いです。
アメリカやニューヨークへ簡単に旅行ができる
トロントはアメリカの国境にも近く、飛行機もほとんどのアメリカの空港への便が出ているため、ニューヨークなども1泊2日で旅行することができます。もちろんニューヨークに限らず、シカゴやボストンといったアメリカを代表する都市へも簡単にアクセスが可能です。留学の休日には小旅行を楽しんでリフレッシュすることができるので、非常におすすめしています。
トロント留学のデメリット
もちろんトロントにも留学するのに不向きもあります。以下に挙げるポイントが気になる方はトロントのメリットと総合的に比較してトロントに留学するか、または他の都市で留学を検討してみるということもできるかと思います。
気温が非常に低い
夏は非常に涼しく過ごしやすいのですが、10月を超えるとダウンジャケットが必須です。11月には雪も降り始めて、気温が氷点下を超えることもよくあります。12月から2月の平均気温は氷点下を下回り、マイナス10度にまで届くこともあるので、寒い気候が苦手な方は春から夏に留学をすることをおすすめしています。
日本人が多くて英語に集中できない
トロント留学は、他の大都市への留学に比べて比較的価格が安く、治安もいいことからにほ人留学生がたくさん住んでいます。ワーホリとしても有名な都市なので、語学留学以外にも多くの日本人が暮らしています。そのため、英語を話す機会が少なくなる可能性があるので十分注意しましょう。
トロント留学の費用
トロント留学にかかる大まかな費用もチェックしておきましょう。授業料とホームステイ代のみで目安の費用を出しています。航空券や現地費用などは含めておりませんので、総合的な費用を検討する場合は航空券・現地費用・保険料なども考慮に入れてください。
※1カナダドル=80円で計算
【授業料の内訳】レッスン代・教材費・入学金
【滞在費の内訳】ホームステイ代・1日3食・ホームステイ手配料
授業料 | 滞在費 | |
---|---|---|
1ヵ月費用 (4週間) |
¥120,000 | ¥96,000 |
¥216,000 | ||
2ヵ月費用 (8週間) |
¥240,000 | ¥176,000 |
¥416,000 | ||
3ヵ月費用 (12週間) |
¥336,000 | ¥256,000 |
¥592,000 | ||
6ヵ月費用 (24週間) |
¥640,000 | ¥480,000 |
¥1,120,000 |
※不定期で行われる学校の割引や、夏期の追加料などが発生する場合もありますので、目安としてご参考にしてください。
トロントにある語学学校
ダウンタウンの徒歩圏内に集中するバンクーバーと異なり、トロントでは語学学校が集まるエリアがいくつか分かれていて、広いエリア内を地下鉄で移動する必要があります。ダウンタウン・エグリントンなど集まる地区がありますので、学校の場所はしっかり確認しておきましょう。
- ESC/イングリッシュスクールオブカナダ
- キャンパシフィックカレッジ
- SGIC/エスジーアイシー
- ACCESS/アクセスインターナショナル
- OHC/オーエイチシー
- Tamwood/タムウッド
- Bayswater/ベイズウォーター
- EC/イーシー
- Kaplan/カプラン
- ILSC/アイエルエスシー
- ILAC/アイラック
- CLLC/シーエルエルシー
- UMC/ユーエムシー
- RCIIS/アールシーアイアイエス
- Hansa/ハンザ
- Oxford International/オックスフォードインターナショナル
- SSLC/エスエスエルシー
- LSI/エルエスアイ
- Quest/クエスト
- WTC/ウエスタンタウンカレッジ
- CES/シーイーエス
トロント留学に役立つ情報
トロントへの留学に向けて、役立つ情報をまとめています。留学の検討段階や、留学準備時期などに是非チェックして、トロントがどういった所なのかイメージしてみるもの良いのではないかと思います。