関空発エアカナダルージュに乗ってバンクーバーへ
ご注意現在関西空港発のエアカナダルージュは、エアカナダ便として就航しています。ですがコロナ禍の状況でこのエアカナダ便も運休されています。こちらではアーカイブ版としてエアカナダルージュ時代の記事としてお楽しみいただければ幸いです。またカナダ国内ではエアカナダルージュも運航されていますので、その時のご参考になれば幸いです。
エアカナダルージュは、関西空港(大阪)からバンクーバーへの直行便です。
定期運航ではないですが、夏の時期を中心に季節運航しています。
今回関西空港からエアカナダルージュを使ってバンクーバーへ登場する機会があったので、機内の様子を簡単にご紹介してみたいと思います。
エアカナダルージュとは
エアカナダは、その名の通りカナダのフラッグシップキャリアで、カナダの主要都市を中心にカナダの国内線やカナダからの国際線を就航させています。
エアカナダが日本へ就航している便と言えば、成田空港発のバンクーバーへの直行便、羽田からトロントへの直行便、成田からカルガリーへの直行便をそれぞれ就航させています。
エアカナダルージュは、エアカナダではあるのですが、エアカナダのLCC版という位置づけです。本格的なLCCと呼べるかどうかわかりませんが、機内食なども出たりしますので、準LCCという位置づけが良いかもしれませんね。
カンタス航空のジェットスターや、シンガポール航空のスクートとといった関係に似ているかと思います。
エアカナダルージュの出発地
エアカナダルージュは日本では関西空港に初めて就航し、夏の時期を中心にバンクーバーへ季節運航されています。2017年からは中部国際空港(名古屋)からもバンクーバーへと就航開始しました。
準LCCという位置づけなので、エアカナダよりは若干お安くなっています。ちょうど搭乗した便は関空-バンクーバー往復11万円でした(諸税込み)。
関西空港からは、夕方16時半頃の出発で、バンクーバーへは同じ日の朝9時ころの到着となります(※時間は変更になる場合がありますので、必ず最新情報のチェックを!)
機内
ルージュの説明はここまでにしておいて、エアカナダルージュの機内の様子です。
エコノミークラスの全体的な様子はこのような感じになっています。座席は2-3-2の配列です。機種はボーイングの767を使用しています。
座席には国際線で良く用意されているのと同じ、枕とブランケットが用意されてあります。ここまでは通常のレガシーキャリアにもみられる仕様ですね。
座席まわりになってくるとLCC並み感が出てくるのですが、シートピッチは、やはり若干窮屈です。身長164センチの女性で前の座席との間隔はこの程度ですので、175センチ以上の男性が座ると膝が前の座席にあたるようになってしまうかもしれません。
シートピッチは30インチとなっています。(参考:SeatGuru)ちなみに、全日空の国内線仕様のシートピッチは31インチ(B767)、日本航空の国内線仕様でも31インチ(B767)となっていますので、ピッチの狭さが想像できるかと思います。
もちろん、シートテーブルはしっかり付いています。LCC並みと言ってもテーブルはちゃんと設置されています。
国際線となると多くの方が当たり前に感じているシートモニター。シートモニターで映画を観たりゲームをしたりというのは国際線では当たり前の光景ですが、エアカナダルージュにはこのシートモニターがありません。
バンクーバーまで片道9時間~10時間、さすがに機内エンターテイメント無しだと厳しいと思われる方も多いと思います。そこでエアカナダルージュではその対策も講じています。
機内WIFIで映画やエンターテイメントを配信してくれます。お持ちのiPhoneやiPad、アンドロイド携帯、パソコンで、事前に機内エンターテイメントのアプリをダウンロードしておけば、各自の端末で映画など楽しむことができます。
以下からエアカナダルージュの機内エンターテイメントシステムの準備の仕方について説明書をダウンロードできます。
ここで注意しておいて頂きたいのが、「機内Wifiあるんじゃないか。」と思われる方も多いはずです。しかし!この機内Wifi、お持ちの端末配信のみにしか使えません・・・ですので、このWifiを使って、メールしたりネットサーフィンしたりすることはできないのです。あくまで、機内エンターテイメント向け用途に過ぎません。
でも、端末に充電できるよう、座席の前方にコンセントが設置されています。恐らくLCCではこういった設備まではないですよね。
機内食
エアカナダルージュでは、レガシーキャリアの国際線と同じように機内食が用意されています。純粋なLCCでは機内食は購入することが一般的だと思いますが、ルージュでは機内食は標準装備です。
バンクーバーまで9時間~10時間程度かかりますので、離陸後と着陸前の2回提供されます。
離陸後に提供されたのがこちら。ビーフorチキンと聞かれて、チキンをお願いしました。そして出てきたのが上の画像のものです。
チキンは、チキンですが、つくねのような鶏肉ミンチのようなチキンでした。この後に飲み物サービスもついていました。
こちらは到着前の軽食のようなスナックのような機内食です。ご覧の通り、サンドウィッチとアーモンドとキットカットを頂きました。
標準装備で提供される機内食以外にも食事が欲しいという場合には、別途有料ですが食事や飲み物(アルコールなど)も出してくれます。
チキンヌードルスープが3ドル、チョコレートナッツバーが3ドル、ポテトチップス3ドル、ビールとワインが約7ドルといった費用感です。
おわりに
エアカナダルージュをざっとご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
安さ重視でカナダへの直行便を利用されたい方は、アリかナシかでいうともちろんアリな便だと思います。やはり直行便なのは魅力的です。
しっかりした機内エンターテイメントが欲しい、機内食も有料ではなくしっかりしたものを提供してほしい、シートピッチが耐えられないという場合には、東京からのエアカナダ直行便という選択肢もありますので、そちらも良いかと思いました。
エアカナダルージュを利用してみたいと思われた場合は、エアカナダのサイトからも予約できますので、以下のリンクもチェックしてみてください。
リンクエアカナダのウェブサイト