カナダへ高校留学できる学校のタイプ
カナダへ高校留学をする上で一つの悩みがどういった学校を選ぶかだと思います。カナダの高校にはいくつかのタイプがあり、教育委員会がまとめている公立校、そして公立校の中でもカトリック系のカトリック系公立校、3つ目に私立校といった3つのタイプがあります。
カナダの高校のそれぞれのタイプの違いについてご紹介していきます。
カナダの公立校
カナダで高校留学するとなると、多くのパターンは公立校になるパターンが多い傾向です。日本と同じように各地域に教育委員会があって、その教育委員会で公立校が管理され、各公立校の取りまとめを行っています。
留学生も公立校へ留学する場合には教育委員会を通じて手続きを行うことになります。
カナダの公立校の1クラス人数の平均は25名で、日本より少し少ない規模のクラスで授業を行っています。生徒の目標も様々で卒業したら専門職を目指す生徒もいれば、大学進学を志している生徒もいます。その為カリキュラムも職業訓練向けのカリキュラムの授業や大学進学に向けたカリキュラムの授業など様々なカリキュラムが用意されています。
サポート体制も整備され大学進学希望者や専門学校などの職業訓練コース希望者にも分け隔てなく充実したサポートを提供しています。
科目も英語・数学・フランス語・理科・社会などの必須科目以外にも、プログラミング、アート、音楽、料理などの科目も選択できるようになっています。
留学できる期間は、1年単位で在籍し日本の学校に復学するパターン・1年単位で在籍しそのまま卒業するパターン・1学期だけ在籍するパターン・夏などの短期で留学するパターンで留学できます。
カトリック系の公立校
公立高校には他の系列の学校があり、カトリックの信仰を教育に反映した学校で公的な支援を受けている学校もあります。
主にアルバータ州・サスカチュワン州・オンタリオ州にこのようなカトリック系の公立校が多くあります。その他の州ではカトリック系の学校といえば私立校が多いです。
カトリック系の学校とは言え、授業の内容は通常の公立校と大きく変わることはありません。教え方やカリキュラム内容にカトリックの教えに基づいた倫理や道徳心が反映されていたりします。
特に高校レベルでは宗教に捕らわれることなく様々な生徒を受入れ多様性を重視した教育を実践しているため、留学生など異文化の価値観を尊重する心を育めるように授業を行っています。
通常の必須科目に加えて、カトリック校でもアートやスポーツなどの教育にも力を入れています。
一般的な公立校と同様に、カトリック校に留学できる期間は、1年単位で在籍し日本の学校に復学するパターン・1年単位で在籍しそのまま卒業するパターン・1学期だけ在籍するパターン・夏などの短期で留学するパターンで留学できます。
カナダの私立校
カナダの私立校は、長い歴史と伝統を持っている学校も多く、費用もかかることからエリート教育の学校としてもみなされています。
私立高の場合は、寮を併設している学校も多く、いわゆるボーディングスクールとしての側面もあって学校の料金に寮費も含まれて総合的に高くなる傾向にあります。
もちろん、その分優れた教育プログラムを提供し、親御様も安心して通わせることのできる学校でもあります。
1クラスの人数も公立校よりは少なく、10名~20名規模のクラスで授業を行っていますので、教師と生徒との距離感も身近に感じられます。多くの学生は有名大学進学を目指していることもあって大学進学に力をいれたカリキュラムになっています。
私立校では最新の設備が施され、カリキュラムはもちろんの事、学習環境面も満足のいくものとなっています。
私立校に留学できる期間は、多くの場合1年単位で在籍し日本の学校に復学するパターン・1年単位で在籍しそのまま卒業するパターンとなります。1学期だけ在籍するパターンでも留学できますが非常に限られています。