ワーキングホリデーでニュージーランドに渡って現地で仕事を探す方法
ニュージーランドでのワーキングホリデーを実現するためには、事前の計画と準備が欠かせません。
とはいえ、「仕事はすぐ見つかるの?」「どうやって応募すればいい?」など、疑問や悩みは尽きませんよね。
ここでは、ニュージーランドのワーキングホリデーにおける仕事の探し方についてご紹介します。仕事探しの方法が分かれば、安心してニュージーランドでの生活をスタートすることができると思います。
最初に知っておきたいこと
ニュージーランドにおける雇用状況は、時期と場所によって大きく需要が異なります。
一般的に、夏は観光客が多く忙しくなるため、スタッフを多めに雇うところが多いです。一方、冬はオフシーズンなので、冬の就職活動は難航する場合があります。
ただし、冬のアクティビティが盛んなクイーンズタウンやワナカなどのエリアでは、冬にも求人が多く出ます。
また、シーズナルジョブの求人も時期と場所に大きく左右されます。あらかじめそれぞれの土地の特徴を調べておくことが有効です。
ニュージーランドでの就職活動は、「駄目元」の精神が肝心です。
実際に、ワーホリ経験者の方の話を聞くと、30件以上の飲食店に応募してやっと1件仕事が決まったり、20件以上ファームジョブに申し込んで1件しか連絡が来なかったりと、なかなか簡単には仕事が見つからない場合もあったりします。
しかし、ニュージーランドではワーホリ労働者が多い分スタッフの入れ替わりが激しいのも特徴です。
一度断られたところでも、少し時間を置くと状況が変わっていて採用してもらえるということもあります。諦めずに申し込み続けましょう。
すぐには仕事が決まらない可能性も考慮して、数週間分の生活費を貯金した上で渡航されることをおすすめします。
準備するべきもの
ニュージーランドで仕事を探すにあたって、準備しておくべきものがあります。これらは仕事に応募する際や、雇用契約を交わす際に必要なので、事前に用意しましょう。
- ワーキングホリデービザ
- ニュージーランドの銀行口座
- IRDナンバー
- ニュージーランドの電話番号
- CV
CVとは、今までの職歴や自己アピールを書いた、日本の履歴書のようなもの。
ネットで検索するとフォーマットや書き方の例が沢山載っているので、それらを参考にして作成しましょう。
自分で作成したあと、できれば家のオーナーやフラットメイトなどにネイティブチェックや添削をしてもらうことをおすすめします。
仕事探しの方法
どんな職種に就きたいかによって就職活動の方法は多少異なりますが、ニュージーランドでの仕事探しの方法は、大きく分けて3つあります。
以下では、それぞれの方法について解説していきます。
- ① 直接お店にCVを持ち込む
- ② Facebookや求人サイトから申し込む
- ③ 人づてで仕事を紹介してもらう
① 直接お店にCVを持ち込む
レストランやカフェなどで働きたい場合、最も一般的なのが直接お店に行ってCVを手渡す方法です。
が作成できたら図書館などで印刷し、さっそくお店に直接持って行きましょう。直接お店にCVを持ち込む場合、大体の流れは以下のようになります。
- CVを手渡す
- Job Interview(面接)を受ける
- Traialに進む
- 採用
ニュージーランドの就職活動は、求人の掲示の有無に関わらず、お店に突撃してスタッフを雇っていないか訊きに行くスタイルです。
もちろん、「スタッフ募集中」などの張り紙があればより可能性が高いですが、そうでなくても諦める必要は全くありません。
張り紙などがなくても、スタッフを募集していてCVを受け取ってくれることは多々あります。お店の方もいきなり求人情報を確認されることに慣れているので安心してください。
訪問する際は、できるだけ空いている時間を狙いましょう。
■ 連絡がなくても再度アタック
CVを受け取ってもらえた場合、基本的には「後で連絡する」と言われることが多いです。
その日中に連絡が来ることもあれば、2週間ほど待ってやっと連絡が来ることや、全く音沙汰がないこともあります。
数日待っても連絡が来ない場合は、再度お店に行って念押しするのもいいでしょう。何度も足を運ぶことで顔を覚えてもらうことができたり、CVを見てもらえる確率が高まったりします。
■ マネージャーを確認
また、できれば毎回、お店にマネージャーがいるか確認しましょう。
マネージャーと直接話せると話が進みやすくなるほか、運が良ければその場でJob Interview(面接)に進めることもあります。
マネージャーが不在の場合は、出勤日を教えてもらい、マネージャーがいるタイミングを狙って再訪すると良いでしょう。
■ 面接は落ち着いて
Job Interviewでは、日本のアルバイトの面接と同じように、応募の動機や週何時間・いつまで働けるかなどについて質問されます。
落ち着いて回答できるよう、あらかじめ友達とシミュレーションしておくこともおすすめです。
■ Trialを経て採用へ
そして最後にTrialを受けて採用となるケースが多いです。Trialでは、実際に店舗で一緒に働いてみて適性やコミュニケーション能力を見極められます。
Trialはお金が出る場合と出ない場合があるので、必ず事前に確認しましょう。Trialに合格すれば採用となり、雇用契約を交わすことになります。
② Facebookや求人サイトから申し込む
ニュージーランドでは、Facebookのグループコミュニティや求人サイトでの仕事探しも盛んです。ここでは代表的なものをご紹介します。
“Auckland Hospitality Job”、“New Zealand Farm Job”などのように、地名+jobで検索すると、その地域の仕事探しのグループコミュニティが出てきます。
グループ内で求人が出ていれば、コメントやDMで連絡してみましょう。また、自分から求職中であることを投稿すると、それを見た雇用主から連絡が来ることもあります。
▼ BackpackerBoard
バックパッカーのための掲示板という位置付けで、ワーホリ向きの仕事が多いのが特徴です。
フルーツピッキングやファームジョブ、クリーニングなどの求人が多く出ています。
▼ Seek
現地の方も使用する仕事探しのサイトです。パートタイムから正社員まで、幅広く募集があります。
▼ Trade Me
Seekと同じく現地の方も活用しているサイトです。仕事以外に、フラットや車、中古品売買の情報も掲載されています。
他にも、それぞれの企業や飲食店などのHPでも募集していることがあるほか、ホステルなどの掲示板に求人が掲載されていることもあるので、チェックしてみてください。
③ 人づてで仕事を紹介してもらう
一番確実なのがこの方法です。ニュージーランドは人からの紹介を重視する傾向があり、今その職場で働いている人から紹介してもらうことで、仕事が決まる確率が大きく高まります。
飲食店はもちろん、ファームや工場など、どの職業においても人からの紹介は大変有効です。
できるだけ人脈を広げ、仕事の情報がないかアンテナを張っておきましょう。
まとめ
ニュージーランドで仕事を探すにあたって、必ず準備しておかないといけないものがあります。
ここまでご紹介してきたアイテムをしっかり準備して仕事探しに臨みましょう。
ニュージーランドでは基本的にお店に突撃して自分を売り込むことが多くなりますので、しっかり自分をアピールできるように準備して、反応が鈍くても諦めずに粘り強く就職活動を続けていきましょう。
海外での就職活動は慣れないことが多い上、連絡をしてもなかなか返事が来ず不安になってしまうこともあるかもしれません。
しかし、雇用状況はすぐ変わるので、沢山応募し続ければ必ず採用してもらえるところが見つかるはずです。諦めずに何度も挑戦してみてください。