日本食材はニュージーランドのどこで何が買えるのか?食材事情も合わせて解説
ニュージーランドではフィッシュ・アンド・チップスやハンバーガー、ステーキなどカジュアルな洋食はもちろん、中華・韓国・ベトナムなどアジアン料理やメキシカン・トルコ・フレンチなどさまざまな料理を楽しめます。
ですが、留学やワーキングホリデーなど長期滞在の場合、徐々に食べ慣れた日本食が恋しくなってくるものです。またホームステイやフラッティング(ハウスシェア)をしていて「日本食を作って!」とリクエストされることも珍しくありません。
そんな日本食を食べたい、作りたい!という時のために、ニュージーランドの日本食材事情をご紹介します。
日本食材はニュージーランドのどこで買える?
ニュージーランドで日本食を買える場所を挙げると、次の3つの場所に大きく分けることができます。
①ジャパンマートなど日本食材店
オークランド・クライストチャーチ・ウェリントンの3大都市には「ジャパンマート」を筆頭に、日本食材・グッズを販売する店舗が複数あります。この店舗が取り扱う幅広い日本食材を一部列記しますね。
- 冷凍食品(納豆・ちくわ・冷凍ラーメン・チャーハン・魚類(調理前のサンマなど)・和野菜(里芋・レンコンなど)・パックごはんなど)
- 菓子類(スナック菓子・クッキー類・冷凍和菓子など)
- ベビーフード
- 日本酒、ドリンク類
- 調味料類(みりん・醤油・ドレッシング・ソース・顆粒だしなど)
- 乾物(スルメいか・海藻類・鰹節・のり・乾麺など)
- 豆腐・油揚げ
- キムチ
海外でこれだけ手に入れば大満足!な品揃えです。もちろん輸入食品なので日本と比べると価格はかなり高価ですが、外国で頑張る自分へのご褒美だと思えば許容範囲ですよね。
ご参考ジャパンマート
②アジアングローサリー(アジア食材店)
ある程度の規模の都市にはAsian Groceryと呼ばれる、アジア食材店があります。多くの場合中国人や韓国人経営の店で、アジア諸国の食品を販売しています。
日本食材も取り扱っていますが、すぐに食べられるものというよりも、日本食調理に必要なアイテムが多い印象です。
- 調味料類(みりん・醤油・ドレッシング・ソース類)
- 乾物(海藻類・鰹節・のり・乾麺など)
- インスタントラーメン(「日清出前一丁」や「カップヌードル」の海外生産フレーバー)
- 豆腐・油揚げ(自店舗や地元アジアショップ生産)
日本食材ではあるものの、日本メーカーの製品ではないもの・日本メーカー海外生産のもの(シンガポール産日清カップヌードルや、台湾産おやつカンパニーベビースターなど)もあります。
また購入者が少ない店では消費期限切れのものが陳列されていることもあるので、期限は必ずチェックしてくださいね。
③スーパーマーケット
過去数年間で、日本食材はとても手に入りやすくなりました。ニュージーランドには大きなスーパーマーケットチェーンが3つあり(Woolworth・New World・Pak’n Save)、これらにオーストラリアやニュージーランド生まれの日本食材メーカー商品が卸されるようになったからです。
- 寿司海苔
- 調味料(みりん・寿司酢・醤油など)
- 冷凍うどん
- 冷凍和野菜(椎茸・里芋・オクラ・きざみねぎ・蓮根・枝豆など)
- 乾麺(うどん・そば)
- 豆腐(韓国や中国産、もしくは日本メーカーの真空パック)
日本メーカーの日本食材も販売しています。
- キューピーマヨネーズ
- 調味料(キッコーマンやヤマサ醤油・ソース・穀物酢・みりん・味噌・ドレッシングなど)
- カレールー
- インスタントラーメン(「日清出前一丁」や「カップヌードル」の海外生産フレーバー)
- インスタント味噌汁
さらに最近では地元水産食品メーカーが冷凍たこ焼き(24個入り7ドル50セント)を国内消費用に販売開始したり、中華食品メーカーの冷凍餃子やシウマイ、肉まんなども手に入ります。
ニュージーランドの白米事情
日本人の食事に欠かせない白米は、スーパーで購入できます。
白米の種類は大きく分けて3種類、ジャスミンライスなどフレグランス品種を含む「ロンググレイン」、それより少し小粒の「ミディアムグレイン」、そしてSUSHI RICEと呼ばれる「ショートグレイン」です。
ロング米はやはり和食にはなじまないので、選択肢はミディアム米かショート米。
日本人の舌からいえば、割高ながらもSUSHI RICEに軍配が上がります。ちなみにスーパーでの価格はミディアム米1kg/$2.80、SUSHI RICE1kg/$4.39です(2024年4月現在)。
ちなみにジャパンマートでは「ゆめぴりか」「コシヒカリ」「ふっくりんこ」など日本産ブランド米も取り扱っています。
2kgで$50オーバーとなかなか手を出しにくい価格ではありますが、ホームシックでどうしようもない時に検討するのもいいかもしれませんね。
ニュージーランドのパン事情
メロンパンやクリームパン、チョココロネにカツサンド……食べられないのは耐えられない!という人も多いのではないでしょうか。
オークランド・クライストチャーチには日本人経営の「日本のパン屋さん」があります。ここではお馴染みのパンだけでなく、日本スタイルのケーキやスイーツも販売していますよ。
都市によっては「日本スタイル」を取り入れたアジア人経営のパン屋さんもあるので、ぜひ探してみてくださいね。情報収集にはFacebookの都市グループがおすすめです。
ニュージーランドの青果事情
この10年ほどの間に、スーパーで購入できる青果が変わったと感じています。
以前であればアジアングローサリーでしか手に入れられなかった白菜や大根、青梗菜やニラなどが今はスーパーでも購入できるのです。
また果物も、秋〜冬にはNZ産の柿や温州みかん(Satsuma mandarin)が入荷します。特にみかんは手軽に食べられることもあり、Kiwiにも人気です。
また日本でもおなじみ、ゼスプリのゴールデンキウイやりんご「ジャズ」などNZ産の果物は日本よりも安価に購入できますよ。
こちらの果物は日本とは違い糖分コントロールをしてないので、甘みに当たり外れはありますが、素直な果物本来の味が楽しめます。
まとめ
日本から離れてしばらくすると、食べ物が恋しくなるのは当たり前のことです。
そんな時には、日本食材を使って和食を作ったり、懐かしい日本のスナック菓子を食べてホッと一息ついて、またニュージーランドでの生活を楽しんでくださいね。