日本と異なるニュージーランドの文化や風習
留学やワーキングホリデーでニュージーランドを選ぶとき、ニュージーランドと日本との文化や習慣の違いを知っておきたいと思う方も多いと思います。
そこで、日常生活における日本と異なるニュージーランドの文化や風習についてお伝えします。
交通ルールにおける違い
交通機関や交通ルールは日本との違いを感じると思います。特に日本の公共交通機関は世界的にみても規則正しく整備されているイメージですので、より違いを感じると思います。
バス
ニュージーランドのバスは停留所で待っているだけでは止まりません。手を挙げて運転手にアピールする必要があります。バスの停留所には「Please signal driver」と書かれているので確認してみてください。
他には、「車内アナウンスが無い時がある」「車内灯が壊れて点灯していない」「降車ボタンが壊れて鳴らない」などもありますが誰も気にしていません。
電車
祝日や連休などは運休していることがありますので、電車で出かける際は事前に調べることをおすすめします。運休の際は臨時バスが出ていますのでそちらを利用出来ます。
他には、自転車も一緒に乗車できるのはとても便利です。また、自転車分の追加料金は必要なく乗車できるのはとてもありがたいです。
ラグビーの試合が行われる日は、電車やバスの公共交通機関は観戦チケットを提示するとスタジアムまで無料で乗車できます。ぜひラグビー観戦は公共交通機関で行きましょう。
車
ラウンドアバウトと呼ばれる信号機のない交差点が多くあます。ロータリー型交差点で時計回りに進行できて右側優先になります。日本の交差点の侵入は基本的に左が優先ですが、ニュージーランドでは逆になるので、日本人は「ラウンドアバウトは苦手」と言う人が多いです。
自転車
自転車に乗る時は必ずヘルメット着用です。また、夜はライトを付けないで自転車に乗っていると、警察だけでなく歩行者や車から注意されることがあります。
ショッピングでの違い
次に買い物などのシーンにおける日本とニュージーランドとの違いを見てみます。
キャッシュレス
ニュージーランドはほとんど現金を使いません。EFTPOSが主流となっており、支払いカード支払いが一般的で、「CASH FREE」・「NO CASH」と掲示された現金使用不可の店舗も多くあります。
また、銀行間の振込手数料が無料ということもあり、複数人で食事に行ったとき等の「割り勘」も現金ではなく銀行振り込みで行います。
物を大事に捨てない文化
「OP SHOP」と呼ばれるリサイクルショップが多くあります。購入も出来ますが不要になった物を寄付することも出来、寄付された物を販売しています。
ほとんどがボランティアで運営されており、売上げの一部は寄付されています。キッチン用品から衣服など身の回りのものから、ベッドやソファーなどの家具も格安で販売されていますので、ぜひ一度は足を運んでみてください。
また、FacebookやTrade meで不要になった物を出品して売買をしています。衣服などの日用品だけでなく、ベッドやタンス・家電製品から車まで何でも販売されています。
ニュージーランドでは簡単に物を捨てずにリサイクルをする文化があり、ごみ削減の意識が高いことが影響しているようです。
日常生活で良く感じる違い
他に普段の生活で日本との違いが感じられるケースを考えてみます。
路上駐車は一般的
シティなどの街中以外はほとんどがロードサイドに駐車しても構いません。郊外の住宅街では家の前に路駐するため、夜になると路駐車が列を作ります。
エアコンはない
夏も冬も過ごしやすい気候のため、ほとんどの家にはエアコンはありません。夏は扇風機・冬場はヒーターだけで過ごしています。
夏の夜は日本のような熱帯夜もなく、最高気温も30度を超えるようなことはありません。
ゴミの分別
生ごみ・一般ごみ・リサイクルゴミに分かれています。リサイクルは日本のように細かく分別がなく、缶・瓶・プラスチック等全部まとめて捨てます。
各家庭にゴミボックスが市から提供されており、決められた曜日にボックスを家の前に置いておくと収集車がボックス内のごみを1つ1つ回収してきます。
粗大ごみの回収は年に1回だけです。市から割り当てられた日程の中で予約をして回収してもらうことが出来ます。
裸足で過ごす
裸足で街中を歩いている人がいます。靴が無いわけではなく裸足で生活している人がいますので、最初見たときは驚くかもしれません。靴を履く必要がある時の為に、靴は持っている人もいるようです。
傘をささない
ニュージーランドの雨は降ったり止んだりと変わりやすいです。天気予報が雨のため傘を持って出かけても、雨が降っている時に外にいなかった。ということは多いです。よほどの大雨が朝から降っていない限り、傘を持って家を出ることはありません。
食生活で見られる違い
食べ物や食事に関して日本とニュージーランドとの違いがどういったものがあるか関心のある方も多いかもしれません。以下のような風習の違いが大きなところだと思われます。
レストランは多国籍、ベジタリアン・ヴィーガンは一般的
移民の多い国のため多国籍のレストランがあり、もちろん日本食レストランもあります。他国の友人が出来たときは、その国のおすすめの店を聞いてトライしてみるのも楽しいと思います。
また、多国籍文化のため、ほとんどの飲食店ではベジタリアンやヴィーガンのメニューが用意されています。
屋外の飲酒は禁止
ニュージーランドでは屋外の飲酒は認められておらず、公共の場所での飲酒は出来ません。
日本では気軽にコンビニでビールを買って駅まで歩きながら飲む。ということも出来ますが、ニュージーランドでは禁止されています。
また、駅や路上で酔った人や千鳥足になっている人もいません。花見やBBQなど、屋外で飲酒することも日本ではよくある光景ですが、ニュージーランドでは禁止されています。
くれぐれもニュージーランドでは飲酒する場所、飲み過ぎには気を付けてください。
バーベキューコンロが無料で使える
ニュージーランド人はBBQが好きで、特に夏場はBBQをしている人が多いです。
基本的にニュージーランド人は1家に1台BBQコンロがあると言われており、自宅の庭などでもBBQを頻繁にしています。
また、公園やビーチにはBBQコンロが設置されており、予約なども必要なく無料で利用できますので気軽にBBQを楽しめます。
ぜひ、気候のいい季節には皆で食材を持ち寄ってBBQを楽しんでください。
まとめ
ここではニュージーランドの文化や風習をまとめてみました。
現地の文化や風習をあらかじめ知っておくことで、ニュージーランドの生活をより楽しめることも多いと思います。
また、ニュージーランドは多国籍の人種がいることもあり、多くのことに寛容で文化の違いも受け入れてくれる人が多いです。
ニュージーランドだけでなく、多くの国の文化に触れる機会もありますので、たくさんの文化交流を楽しんでみて下さい。