ニュージーランドに留学して週末をどう過ごすか
ニュージーランドも日本同様、幼稚園〜大学まですべての教育機関は土日祝日休み。語学学校などでは週末を利用してアクティビティや小旅行など企画してはいますが、時期が経つにつれて段々と参加しなくなるのも実際の所ではあります。
そこで、ニュージーランドに留学して、学校の企画以外に週末をどう過ごしたらよいか、その選択肢としていくつか週末の過ごし方をご紹介していきたいと思います。
ホストファミリーと過ごす
ホームステイをしている場合、週末はホストファミリーと一緒に過ごすことも。
買い物に一緒に行ったり、小さな子供がいる家庭であれば公園に遊びに行ったり、親類が遊びにきたり訪ねたり。また庭仕事を一緒にやったり、家のDIYを手伝いながら過ごすこともあるでしょう。
ニュージーランド人の日常的な週末を体験できますよ。
また、地元のスポーツクラブチームに所属すると、週末には練習もしくは試合が行われます。
観光案内所を活用して自由に観光する
ニュージーランドに慣れてきたら、自由に週末を楽しんでみましょう。ある程度の規模の街には、街の中心に観光案内所(Information Centre)があります。
市内・近郊エリアの観光スポットやツアー、宿泊先などのパンフレットが並んでおり、効率よく情報を集められますよ。窓口では予約や旅程の組み立ても無料で手伝ってもらえます。
市内観光ツアーに参加してみよう
新たに到着した街を知るには、市内観光ツアーがおすすめです。
オークランドやクライストチャーチには乗り降り自由で観光スポットを巡回するバスもありますが、最初はガイド付きツアーを選びましょう。
歴史的な背景だけでなく、地元で人気のスポットなども教えてくれますよ。
また「ウォーキングツアー」と呼ばれる、徒歩で回れる範囲内のガイドツアーもぜひチェックしてください。
これらは歴史的建築物やストリートアート、有名なガーデンなど観光ポイントが絞られているので、興味のある場所を地元ガイドの解説付きで回れます。
マーケットに行ってみよう
多くの街で週末Farmers Marketが開催されています。近郊の農家や漁師、パン屋・ケーキ屋・花屋から、少量を手作りで生産しているハチミツ・ベーコン・チョコレートまで、スーパーではお目にかかれない商品が並びます。
クレープやジャーマンポテト、チャイニーズフードなどの屋台が出店し、大道芸人やストリートミュージシャンが演技・演奏していることも。イートインスペースでのんびり楽しめます。
食品メインのFarmers Marketとは別に、手作りの工芸品が並ぶCraft Marketが開催される街もあります。
こちらは毎週ではなく、隔週や月に一度という頻度が多いので、事前にチェックしましょう。インターネットで「都市名 craft market」と検索するとヒットしますよ。
タウンで遊ぶ
ニュージーランドの街でも色々な楽しみ方があります。いくつかどういった楽しみ方があるかピックアップしてみました。
カフェ巡り
ニュージーランドはコーヒー文化が根付いており、こだわりの自家焙煎コーヒーメーカーや、カフェがたくさんあります。個性豊かなカフェがシティセンター(街の中心部)や周辺エリアに点在しているので、Cafe Hopping(カフェ巡り)も楽しいですよ。
古着屋・セカンドハンドショップ巡り
旅行者にも人気なのがOpshop / Secondhand shop(リサイクルショップ)巡りです。日本と比べて消費のペースがゆっくりで、環境保護意識の高いニュージーランドでは古着や古道具に拒否感を示す人が少なく「趣味」と公言する人も。
日常的な古着メインの店、スチームパンクファッションに使えそうなビクトリア朝アイテム中心の店、高級アンティークを取り扱う店、古着や家具、子供のおもちゃなど雑多な取り揃えの店など、さまざまな店があります。日本のブランドの服や本、古いおもちゃなどが見つかることも。ぜひ宝探しをしてみてくださいね。
ストリートアート巡り
ビルや塀の壁面に現代アートを描くストリートアート。ニュージーランドでも人気があり、多くの街で楽しむことができます。各街のInformation Centreや公式ウェブサイトで配布されているマップを片手に巡ってみてはいかがでしょうか。
映画館・ボウリング場・ボルダリングジム・トランポリンパーク・ゲームセンター・美術館・博物館など
都市にもよりますが、これらの娯楽施設も揃っています。ただ、ニュージーランドは日本と比べて商業の規模が小さいので、特に都会から来た人は物足りなさを感じるかもしれません。さまざまな面で、日本とは違うことを体験するのも留学の目的のひとつ。前向きに受け止めて経験値に変えてくださいね。
アウトドアアクティビティ
都心に暮らしていても車で数十分も走れば大自然を楽しめるニュージーランド。ビーチを散歩したり、ブッシュウォーキングをしたり、アウトドアアクティビティを手軽に満喫できます。
ビーチ
海水浴を楽しめる、きれいなビーチへのアクセスが簡単な街も多いです。
「海水浴場」としてライフガードが常駐している大規模なビーチと、穴場のようなこじんまりとしたビーチがあります。
大規模ビーチには更衣室やシャワーが用意されていますが、小さいところにはないので注意しましょう。
日本のようにパラソルや浮き輪のレンタルなどはないので準備が必要です。
ニュージーランドの紫外線の強さは日本の約7倍ともいわれています。日焼け止めと帽子、ラッシュガードなどは必ず持参してくださいね。
また大きなビーチにはカフェやデイリー(コンビニのような小さな商店)、移動コーヒーやアイスクリームショップなどがありますが、小さなところには何もないので、水や食べ物などは持参しましょう。
サーフィンスクールもあるので、興味がある人はサーフィンデビューもできますよ。
ウォーキングトラック
街の外れはもちろん、街中にも山中や川縁を散策できるウォーキングトラックがあります。
散歩の延長のように楽に歩けるルートから、本格的な装備が必要なルートまで、時間や体力に合わせて選びましょう。
ウォーキングトラックもInformation Centreや各都市の市役所のHPなどでチェックできますよ。
釣り・潮干狩り
ニュージーランドでは海釣り・川釣りどちらも盛んです。海釣りにはライセンスは必要ありませんが、川釣り(トラウトフィッシング)・河口での釣りにはライセンスの購入が義務付けられています。
釣具・猟具ショップで購入可能なので、ついでにポイントも教えてもらいましょう。
また地域にもよりますが、潮干狩りを楽しめるビーチもあります。貝の種類によって一人当たりの漁獲個数が決まっているので、事前に調べてくださいね。
最後に
ニュージーランドでの週末はとてものんびりしています。留学中の限られた時間、日本では味わえない、ニュージーランドならではの週末を楽しんでくださいね。