クライストチャーチの公共交通機関について解説
クライストチャーチで留学やワーキングホリデーを計画すると、クライストチャーチの交通体系が気になるところだと思います。
クライストチャーチにはPASMOやSUICAみたいなのはあるのか?とか、運賃は安いのかとか。
ここではクライストチャーチの公共交通機関の体系について少し解説していきます。
公共交通の種類について
多くの方が使用することになる交通手段はバスです。その中でも一般的な路線バスを使用することが多くなると思います。
バス
バスにはメトロと書いており、市内をまんべんなく走っているバスです。走り方は日本と変わらないのですが、面白いのが乗り方です。
日本でよく見られるのは後ろから乗り、現金払いの人は降りる際に前から運転手に払う方法ですが、クライストチャーチでは最初に前から乗ってそこで専用のカードをかざします。ただ今では現金払いしている人は少ないと思います。
そして、降りるときは後ろから乗っていくという日本と逆の乗り方です。
バスはもう1種類あります。それは長距離バスです。
ニュージーランドは街と自然が混合している国なので、日本でいうところの都道府県をまたぐ際もとても長距離になります。その時はインターシティバスというバスを使い、その名前の通り、出発はシティの中心部のバス停から出発となります。
例えば、シティの中心部からテカポ湖という観光地まで行く場合、4時間程このインターシティバスを利用することになります。
鉄道
そして鉄道ですが、鉄道にも2種類あります。
1つめはクライストチャーチのシンボルでもあるトラムです。
街の道路を走っており、観光客はよく、トラムが前を通る時に街の景色として写真を撮る人が多くいます。
トラムの行き先としては長距離の移動や普段の出勤の際に利用するというよりは、市内の観光に楽しみながら乗るという目的の方があっていると思います。
乗っている人はだいたい観光客が多いです。また、種類によっては車内がレストランのようになっているトラムもあり、贅沢にひとつのクライストチャーチの楽しみ方として利用する人も多いようです。
2つめの鉄道は、長距離列車です。行き先と利用方法としてはインターシティバスと変わりません。見た目は日本の汽車によく似ています。
クライストチャーチはとても自然が多いので、それを楽しみたい観光客が利用する傾向にあります。
その他
最後に主な交通手段でとても人気なのがUberです。
日本のようにタクシー会社が提供する配車アプリのサービスとしてではなく、クライストチャーチでは、だれでも一定以上の条件を満たせば個人がUberドライバーになることができるのでとても普及しています。
学生や車を運転できない人たち、また観光客がとてもたくさん利用しています。
ICカードの種類について
ICカードの種類について、クライストチャーチで使用するICカードはメトロカードです。
このカードは、バスはもちろん、電車やフェリーを使用する際に利用できる優れものです。
クライストチャーチでは、現金払いできる交通機関が少なく、無いと言っても言い過ぎではないかもしれません。みんな、メトロカードを持っています。
そしてこのカードを持つメリットのは、乗れば乗るほどお得な条件が適用される点です。
1日の最大利用額が設定されており、乗ればのるほど1日乗り放題券のように利用できることや、週末や祝日は平日よりも1回分の料金が安いなどあります。
この仕組みは、週末に経済を回すように多くの人に交通機関を使ってもらう国の狙いがあるようです。
このメトロカードですが、4つタイプがあります。
どういったタイプで分かれているかというと、地域で分かれています。
AT HOP cardがオークランド、Snapperがウェリントン、メトロカードがカンタベリー、Bee Cardがそのほかの地域になります。
どのカードも基本的には使用方法や割引の仕組みなどには変わりはないようです。
ただ、地域ごとに利用できるカードは変わるため、購入のタイミングや手間はあります。
これらのカードの発行のやり方としては、空港やコンビニで発行できます。
また、バスステーションで申し込み用紙に必要な情報を記入し窓口に行けばすぐに発行できます。ただ、学校から留学でホームステイする場合、基本的には学校からホストファミリーへの要望でホストファミリーが用意しておくケースが多いようです。
運賃について
まずはじめにバスの運賃について説明します。
バスの運賃
5歳から24歳は1ドルで、25歳以上は2ドルで倍になります。
現金であれば5歳から24歳は2ドルで、25歳以上は4ドル計算になるので、この時点でメトロカードを持っている方断然お得です。
また、日本のタクシーのように初乗り料金とその後の料金にも差があります。
初乗り料金は3ドル程度で、それ以降1kmにつき3ドル程度の計算です。
長距離バスの運賃
次に長距離バスについてです。
先の長距離バスの例でいうと、クライストチャーチ市内からテカポ湖までは1人あたり日本円で約1万円かかります。
4時間運転で1万円計算が分かりやすいかと思います。
Uberの運賃
次にUberです。
基本的にクライストチャーチの金額が日本の2分の1の計算だと思います。
日本で30分ほど利用した際は、大体4,000円ほどかかるかと思いますが、クライストチャーチでは同じ距離で同じ時間帯で約2,000円くらいです。