ニュージーランドへのワーホリ費用は日本でいくら用意していくべき?節約のコツは?
ニュージーランドでのワーキングホリデーを検討している人は、
「どのくらいの費用を用意しないといけないのだろう?」
「具体的な内訳はどんな感じだろう?」
といった疑問を抱えているのではないでしょうか。
ここでは、ワーキングホリデーでニュージーランド在住半年の方に執筆をお願いして、ワーキングホリデーで必要な費用やその内訳について説明しもらっています。
また、費用をできるだけ節約するためのコツについてもまとめています。
必要な費用についてわかり、計画的に準備を進めることができますので、最後まで読んで、お役立てください!
ワーホリで用意していくべき金額
結論としては、最低でも100万円は用意することをお勧めします。
なぜなら、出発までにかかる費用と数ヶ月分の生活費が必要であるためです。
資金不足で入国できない・数ヶ月で帰国しなければいけなくなる、というような事態を避けるためにも、十分な資金を用意することが重要になります。
主にかかる費用としては、次の5つが挙げられます。
- パスポート申請料
- 航空券代
- 海外保険費用
- ビザ申請料
- 現地での生活費
渡航後に現地の語学学校に通いたい人は、上記の費用とは別に、入学金や授業料が必要になりますので、ご注意ください。
準備すべき費用の内訳【一覧表】
ワーキングホリデーで渡航するために必要な費用の内訳について、表にまとめています。
(※2024年時点の情報をもとに作成しております。渡航の前に再度ご自身でご確認をお願いします。)
項目 | 必要な費用の目安 |
---|---|
パスポート申請料 | 11,000~16,000円 |
航空券代 | 約20万円(往復) |
海外保険費用 | 約10万円~25万円 |
ビザ申請料 | 申請料は無料 ただし別途、観光税(35NZD)が必要 |
生活費(3カ月分) | 約36万円~45万円 |
合計 | 約67万円~約92万円 |
語学学校に通う場合は、上記に加えて、1カ月あたり約10~15万円を用意する必要があるため、用意すべき合計金額が大きく異なります。
では、ひとつひとつ詳しく次でみていきましょう。
準備すべき費用の内訳【詳細】
パスポート申請料
パスポートは有効期限5年・10年どちらを作成するかで費用が変わります。
既にパスポートをお持ちの方は、ご自身のパスポートの有効期限が、ニュージーランドのワーキングホリデービザの条件を満たしているか、忘れずに確認しましょう。
航空券代
片道分のみの航空券を購入する場合は、滞在費とは別に、帰りの航空券を購入できる資金が必要です。
海外保険費用
ニュージーランドの医療費は日本に比べて高額です。万が一の場合に備えて、海外保険に加入しておくと安心です。
補償内容や金額などを確認し、ご自身のプランに合ったものを選びましょう。
ビザ申請料
2024年時点では、申請料自体は無料で、別途観光税の支払いが必要です。
今後変更の可能性がありますので、申請の前には最新の情報をご確認くださいね。
生活費
現地で生活するだけで、滞在費や食費がかかります。
「旅行をしたり、外食をしたりしていないはずなのに、どんどん貯金がなくなっていく……」ということが起こり得ます。
働き始めるまでは、予想以上に支出がありますので、生活費として、しっかりと資金を用意しておくことが重要です。
ご参考までに、オークランド在住でこの記事を作成してくれた方の実際の生活費と収支の例は以下の通りとなっています。
<生活費>
滞在費(光熱費・通信費込み) | 約10万円 |
食費 | 約3万円 |
その他(交際費など) | 約2万円 |
合計 | 約15万円 |
週30時間程度勤務の場合、収入は約25万円です。
収支としては、約10万円が手元に残るようなイメージです。
個人によって、支出や収入は異なりますのでご注意ください。
節約するコツ3選
上記では、ワーキングホリデーにかかる費用についてまとめました。
「少しでも準備や現地での生活にかかる費用を節約できないかな?」と考える人も多いのではないでしょうか。
ワーキングホリデーで渡航してすぐに仕事が見つかるとは限りません。
そのため、十分な資金を用意しておくことはもちろんのこと、節約できるポイントを知ることもワーキングホリデーを成功させるキーになるでしょう。
節約するコツ3選は以下の通りです。
- 渡航時期を検討する
- 家賃を見直す
- 語学学校の在籍期間を検討する
それではひとつひとつみていきましょう。
渡航時期を検討する
航空券は準備にかかる費用のなかでも、大きな費用のひとつです。
観光のハイシーズンとオフシーズンでは、同じ区間でも価格の差が発生する可能性も充分に考えられます。
ご都合に問題がなければ、長期休暇など多くの観光客が旅行する時期から外すだけでも、数万円程度の節約ができるかもしれません。
また、航空会社のキャンペーンなどを活用する方法もあります。
航空券は価格が変動することがありますので、ご自身で責任をもってご検討くださいね。
家賃を見直す
家賃など毎月の出費を抑えることは、最終的に大きな節約につながります。
節約という点では、シェアハウスやフラットメイトとの同居なども、選択肢のひとつとして考えてみてもいいですね。
入居には条件や決まりがあることも多いですので、メリット・デメリットをきちんと把握したうえで、決定することが重要です。
以下のシェアハウスにおけるメリット・デメリットもご参考にしてみてくださいね。
メリット
- 家賃が安く済む場合がある
- 同居人と友達になれる可能性がある
デメリット
- ハウスルールが決められている場合がある
- 同居人とのトラブルの可能性がある
慣れない土地で住居を探すのは大変ですが、後悔しないように、しっかりと考えてみてくださいね。
語学学校の在籍期間を検討する
ワーキングホリデーで渡航する人のなかには、語学学校に通うべきか迷っている人もいるのではないでしょうか。
語学学校に通うメリットも多くありますが、授業料がかかるという側面もあります。
メリット・デメリットの例を以下に示します。
メリット
- いろいろな国の人と出逢える
- 英語を英語で学ぶという体験ができる
- 英語力が向上する
- 現地のことを教えてもらえる(コネクションができる)
デメリット
- 費用がかかる
- 授業時間によっては、勤務できる仕事が限定される
語学学校に関して、費用を節約する方法としては、次のような方法があります。
- 渡航前に英語力を向上させて、語学学校の在籍期間を短縮する
- 渡航前に日常会話程度の英語力を習得し、語学学校に通わない
- 語学学校で基礎を固めて卒業し、その後オンライン英会話を利用する
これらを参考に、語学学校に通うメリットやご自身の予算を考慮して、語学学校の在籍期間を検討してみてください。
「節約するコツ3選」を参考に、上手に節約しましょう!
まとめ|十分な資金を用意しよう!
ここでは、「ニュージーランドへのワーキングホリデーは日本でいくら用意していくべきか」や「費用を節約するコツ3選」について、解説しました。
ワーキングホリデーの目的によって、必要な費用は変わります。
自分自身がニュージーランドに行って、「どのように過ごしたいのか」「何をしたいのか」を考えることで、用意すべき費用がみえてくるのではないでしょうか?
ワーキングホリデーを有意義に過ごすためにも、十分な資金の用意を心がけましょう!