ニュージーランドでスマホを使うには

スマホをニュージーランドで使う方法

現代において、スマートフォンは私たちの生活に欠かせないアイテムだと思います。

これは、ニュージーランドに滞在を考えている多くの人にもあてはまるのではないでしょうか？

「どうやってニュージーランドでスマートフォンを使うのだろう？」と疑問を抱えている人のために、次の方法をご説明します。

• 国際ローミングを利用する
• Wi-Fiを利用する
• ニュージーランドでSIMカードを購入する
• e-SIMを利用する

それぞれ概要やメリット・デメリットを解説しています。

ワーキングホリデーや長期留学の場合は、銀行口座開設など各種手続きに、現地の携帯電話番号が原則として必要になりますので、「ニュージーランドでSIMカードを購入する」の項目をご参考にしてくださいね。

では、ひとつひとつみていきましょう。

国際ローミングを利用する

国際ローミングを利用するメリットは、日本のキャリアとの契約を継続できる点です。

お手持ちのスマートフォンをそのまま使えます。

ただし、大きなデメリットとして、基本的にそのまま利用してしまうと請求金額が高額になる可能性があります。

その一方で、旅行などの短期滞在であれば、メリットが出てくる場合もあります。

ドコモやauなどでは、電話番号そのままで海外で格安でスマホが使えるサービスを提供しています。

ドコモは「ahamo」、auは「海外放題」というサービスです。ahamoは、月間30GB利用の範囲内であれば、そのままスマホをニュージーランドに持ち出して利用しても追加料金はかかりません。

auの海外放題も、事前に渡航先をニュージーランドで登録して契約することで、1日1000円でスマホのデータ通信が利用できる仕組みになっています。

1週間～2週間程度までの短期であれば、こういった携帯キャリアの海外利用サービスを利用してみるのもよいでしょう。

Wi-Fiを利用する

Wi-Fiを利用するには、2通りの方法があります。

• 空港や街にあるフリーWi-Fiを利用する方法
• ポケットWi-Fiなどをレンタルする方法

フリーWi-Fiを利用するメリットは、基本的に日本のキャリアとの契約分のみの支払いで済む点です。

デメリットは、Wi-Fiがないところではスマートフォンが使えず、不便である点が挙げられます。

ポケットWi-Fiなどをレンタルするメリットは、パスワードを入力した人のみが使用できるため、セキュリティ面において安心感がある点です。

デメリットは、持ち歩く必要がある・比較的コストがかかる点などが挙げられます。

ニュージーランドでSIMカードを購入する

長期間の滞在を考えている人におすすめの方法です。

また、ワーキングホリデーや長期留学で渡航し、仕事探しをする予定がある人は、現地で使える電話番号が原則として必要になります。

現地のキャリアと契約することで、渡航後の生活も送りやすくなるでしょう。

SIMカードは、空港や街中の店舗で簡単に購入できます。

スーパーマーケットなどでも購入できますが、プランの内容などを詳しく知りたい人は、キャリア実店舗での購入が好ましいでしょう。

SIMカードを購入後、SIMカードを入れ替え、プランを選択してアプリから課金することでお手持ちのスマートフォンを使用できます。前払い方式であることが多いです。

プランによっては、使わなかったギガを翌月に繰り越せるものなどもありますので、ご自身にあったプランを選択しましょう。

SIMロックがかかっている場合、ニュージーランドのSIMカードに入れ替えても、データ通信や通話機能を使うことができません。お手持ちのスマートフォンがSIMフリーになっているか確認しましょう。

メリットとしては、現地の電話番号が取得できることやショートメッセージが利用できることが挙げられます。

プランによっては、ギガ数が極端に少ないなど不便を感じることもあるため、ご自身の使い方に合ったプランを選択することが重要になるでしょう。

★ キャリアとの契約方法

繰り返しにはなりますが、ワーキングホリデーや留学などニュージーランドに滞在する期間が決まっている人にとっては、キャリアとの契約方法として、前払い方式が主流です。

ただし、プランによっては例外として、後払い方式での契約もあります。

例えば、家のインターネット回線と携帯通信料をまとめたプランなどに長期加入する場合、クレジットカードなどから引き落とす方法（後払い方式）で契約することが可能です。

このような場合、契約の際に本人確認書類の提示が求められるなど、前払い方式に比べて、少し複雑な手続きが必要になることもあります。

★ 日本でSIMを購入する

ニュージーランドへ渡航する前までに、日本でニュージーランドで使用できるSIMカードを購入するという方法もあります。

Amazonなどでニュージーランドで利用できる物理SIMを購入し、ニュージーランドへ向かう機内でスマホのSIMカードを交換します。

そして、ニュージーランドに到着したらすぐにSIMをアクティベートして、そのままお持ちのスマホをニュージーランドで利用できるようにするという方法です。

★ SIMカードの注意点

SIMカード自体を交換する場合は、まず電話番号が変わります。ニュージーランドで利用できる電話番号がSIMカードに紐ついています。

この電話番号は使いまわしされていたりもするので、知らない番号から電話がかかってきたという事も良くあります。そのため、購入したSIMカードに紐付いている電話番号は個人情報として利用しないことをお勧めします。

eSIMを利用する

eSIMは、店舗に行ってSIMカードを購入するなどの手間がかからないことがメリットといえます。

eSIMの利用を考えている人は、ご自身の契約しているキャリアとお持ちのスマートフォンがeSIMに対応しているか事前に確認してくださいね。

また、現地で使える電話番号を取得するために、追加料金が必要な場合がありますので、契約の前にしっかりとプランについて検討することをおすすめします。

ニュージーランドの大手キャリア3社

ニュージーランドの大手キャリア3社は次の通りです。

• One NZ
• 2 degrees
• Spark

では、それぞれのキャリアの特徴を説明します。

One NZは、広範囲のエリアをカバーしており、通信速度も比較的安定しています。

プランによっては、料金が高くなりますので、しっかりと比較・検討しましょう。

2 degreesは、他社に比べ安いプランもあり、コストパフォーマンスが良いといえます。

しかし、田舎などでは電波状況があまり良くない場合もあるため、ご自身の居住地も考慮し、検討する必要があります。

Sparkは、街にあるSparkの電話ボックス付近で、無料でWi-Fiに接続することができます。

プランの料金設定は平均的です。

使い方や目的に合わせて、キャリアを選択しましょう。

まとめ

ここでは、「ニュージーランドでスマホを使う方法」と「ニュージーランドの大手キャリア3社」について解説しました。

滞在期間や、現地の電話番号が必要かどうかなどによって、最適な方法は異なります。

ご自身のプランに合わせて、どの方法でスマートフォンを使用するのが良いのか検討することが重要です。

多くの人にとって、スマートフォンは生活に欠かせないツールのひとつだと思います。ニュージーランドで快適な留学やワーホリの生活を送るためにも、ぜひ参考にしてみてください。