イギリスにあるスーパーマーケットの特徴
イギリスに留学やワーキングホリデーで滞在し生活していくにあたり、食料品や日用品を調達できるスーパーマーケットについて知っておくことは必要不可欠です。しかし日本同様、イギリスでも様々なスーパーマーケットが軒を連ねており、どのスーパーマーケットがお勧めなのか、また利用の仕方などについて不安や疑問を感じる方も少なくないでしょう。
ここでは、イギリスで生活していく上でも必要になるイギリスのスーパーマーケットについて紹介していきます。イギリスにあるスーパーマーケットのブランドや特徴など、ここでイギリスのスーパーマーケットに関する多くの知識を得ることができます。
代表的なイギリスのスーパーマーケット
まずは代表的なイギリスのスーパーマーケットを紹介していきます。イギリスには以下の4大スーパーマーケットと言われるブランドがあります。
Waitrose(ウェイトローズ)
セレブ層にも人気のあるスーパーマーケットで、日本で言うと紀伊国屋や成城石井、ikariなどに相当するスーパーマーケットです。
Sainsbury’s(センスベリーズ)
幅広い層に愛用されいて、コンビニスタイルのLocalなどいくつかタイプがあったりします。
Tesco(テスコ)
イギリスの大衆スーパーを代表するスーパーマーケットで、こちらもコンビニスタイルのExpressというタイプの店舗も都会を中心に展開しています。
M&S(マークスアンドスペンサー)
良質を求める人に人気のスーパーマーケットです。
その他、安さが売りのLidl(リドル)やALDI(アルディ)、また冷凍食品の品揃えが素晴らしいIcerand(アイスランド)などもイギリス国民の胃袋の強い味方となっています。
イギリスのスーパーマーケットの営業時間
一般的にイギリスのスーパーマーケットは日本のスーパーマーケットに比べ、開店時間が早く、朝の7時や8時からオープンしていることがほとんどです。閉店時間は店舗によって異なり、夜11時までオープンしている店舗も増えてきていますが、多くは夜8時もしくは9時に閉店します。
なお、イギリスでは日曜日はあくまでも休息日であり、以前はスーパーマーケットも日曜日閉店という店舗も少なくはありませんでした。最近では日曜日も営業しているものの、営業時間には注意が必要で、多くの店舗が開店は朝10時、閉店は夕方4時となっています。
ただし、ロンドンなどの大都市部にある大手スーパーマーケットの小型店舗では日曜日も夜10時または11時までオープンしている場合もあります。
スーパーのレジにベルトコンベア?
最近イギリスのスーパーマーケットではセルフレジが増えてきており、商品を自分でバーコードをスキャンして、買い物袋に入れ支払いを済ませることができるようになっています。
また大型店舗では有人のレジにベルトコンベアのようなものが設置されており、買い物客が自らそこに購入した商品をカートやかごから移動させます。そしてレジに到達した商品を順次レジスタッフがバーコードをスキャンしていき、そして自分でその場で買い物袋に商品を詰めていきます。
イギリスのスーパーではエコバックが浸透中
イギリスでは数年前からレジ袋に値段がかかるようになり、買い物袋の持参が奨励されるようになりました。なお、通常はレジ袋は10ペンス(日本円で約15円程度)ですが、日本のレジ袋に比べて作りがしっかりとしており、重量のある商品を入れても破けることがほぼありません。
また店内には可愛らしいデザインの大型の半永久的買い物袋も販売されており、通常1ポンド程度(日本円で約150円程度)で購入が可能です。
“3 for 2”とは何?
イギリスのスーパーマーケットを歩いていると、「3 for 2」というサインをよく見かけます。これは「3つ買っても2つの値段」という値引きのサインで、たとえば1つ2ポンドのチョコレートを、2袋買えば4ポンド、しかし3袋買っても4ポンド、ということです。
イギリス人は商品が「3 for 2」となっているときにまとめ買いをする傾向にあります。
スーパーマーケットはイギリスのお土産宝庫
イギリスに旅行できているとき、またイギリスに居住していて日本に一時帰国する際などに誰もの頭を悩ませるのがお土産選びです。
お土産選びに困った際にはぜひスーパーマーケットに足を運んでみましょう。甘党の人にはイギリスならではの甘いチョコレートの詰め合わせやまたイギリスを代表するお土産の一つであるショートブレッドなどを安価な値段で購入が可能です。
またイギリス人でも好き嫌いの分かれるマーマイト(パンに塗るスプレッド)やイングリッシュブレックファーストには欠かせないブラウンソースなどもイギリス土産としてお勧めです。
またスーパーマーケットでは独自ブランドの紅茶のティーバッグも販売されており、紅茶の国イギリスらしいお土産としてお勧めです。
階級によって利用するスーパーが違う?
イギリスには未だ階級社会(クラス社会)の名残があります。そしてその名残はスーパーマーケットにも表れています。
例えばセレブ層に人気のWaitroseは全般的に商品の値段も高めで、労働者階級の人々が日常的に利用することは多くはありません。また安さが売りのLidlやAldiをセレブ層が利用することはまずありません。
つまり日々利用するスーパーマーケットが人々のステイタス(地位)を反映していると言い換えることもできるのです。
イギリスのスーパーマーケットを楽しく賢く利用
イギリスのスーパーマーケットについて紹介しました。イギリスでは外食費は高いものの、一般的に食材は日本より安いことが多く、スーパーマーケーットで食材を買い自炊をすれば、食費は随分と安く上がります。
またその他日用品も品揃えが多く、一般的な医薬品も販売されています。
ぜひ賢くスーパーマーケットを利用して、楽しいイギリス生活を満喫してみましょう。