留学前に知っておくべきイギリスの治安状況 日本とイギリスの防犯意識の違いとは?

留学前に知っておくべきイギリスの治安状況 日本とイギリスの防犯意識の違いとは?

海外留学を検討するとき、現地の治安はほとんどの人が気になるでしょう。それは留学先が「紳士の国」と呼ばれるイギリスも例外ではありません。

イギリスは歴史と多様性が息づく一方で、日本よりも犯罪率が高く、都市ごとに街の雰囲気や治安傾向が大きく異なります。

こうした環境で「日本と同じ感覚」で過ごすことは、時に大きなリスクを招きかねません。

この記事では、イギリス留学を安全に、そして心から楽しむために何を準備し、どのように行動すべきかを詳しく解説します。

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CONTENTS

  1. イギリス留学は安全?最新治安状況と具体的な防犯対策
    1. 留学生活で注意すべきこと!イギリスで遭遇しやすい犯罪と防ぎ方
  2. 留学生活を守る!イギリスで毎日実践すべき4つの防犯習慣
    1. 防犯習慣1:手ぶら感覚を捨てる!持ち物は「体の一部」として管理する
    2. 防犯習慣2:夜道は「急がば回れ」!人通りを最優先する
    3. 防犯習慣3:「すべて一つの財布」は危険!リスクを分散させる
    4. 防犯習慣4:声掛けには「無視」が基本!立ち止まらない勇気を持つ
  3. イギリス留学生活を守るための5つの安全準備とサポート活用法
    1. 持ち物・貴重品チェックリストを作成し、出発前に必ず確認する
    2. 現地の緊急連絡先(警察・大使館・学校)をスマホと紙に控えておく
    3. 留学エージェントや学校の24時間サポート窓口を事前に登録する
    4. 保険内容と補償範囲を把握し、必要に応じて追加特約を契約する
    5. 危険エリアやトラブル事例を事前調査し、日々の生活で共有する
  4. よくある質問(FAQ)
    1. Q1. イギリス留学は危険ですか?一人で対策すれば大丈夫でしょうか?
    2. Q2. 防犯習慣を身につけたいのですが、どうすれば効率的に学べますか?
    3. Q3. トラブルに遭ったとき、英語が苦手でも対応できますか?
    4. Q4. 留学保険は最低限でもいいですか?追加で入った方がいいですか?
    5. Q5. 留学中に一番安心できるサポートは何ですか?
  5. 留学前に知っておきたい!イギリス生活を安全に楽しむための総まとめと実践ステップ

イギリス留学は安全?最新治安状況と具体的な防犯対策

イギリスは日本に比べて犯罪発生率が高い一方で、犯罪は特定エリアや時間帯に集中しており、適切な対策を取れば安全に過ごせます。

この章では、イギリス留学前に知っておきたい都市別の最新治安情報と、現地で安全を確保するための具体的な行動指針を詳しく解説します。

出典:外務省「英国:安全対策基礎データ 2025年4月1日」

留学生活で注意すべきこと!イギリスで遭遇しやすい犯罪と防ぎ方

スリ

日本では人混みでも他人との距離感を自然に保つ習慣があり、財布をズボンのポケットやバッグの外ポケットに入れていても盗まれることは少ないです。

しかしイギリス、とくにロンドンやマンチェスターの繁華街では、地下鉄や観光地の混雑を狙って不自然に距離を詰めてくる人物がいます。日本の感覚で「少しくらいなら大丈夫」と油断すると、気づかないうちに財布やスマホを抜き取られてしまいます。

置き引き

日本のカフェや図書館では、席取りのためにバッグやパソコンを置いてトイレに行く光景をよく見ますが、イギリスではこれは大きなリスク。数分席を離れただけで、椅子や机に置きっぱなしの荷物が丸ごと盗まれることがあります。日本の「誰も盗らないだろう」という感覚は通用しないため、必ず自分で持ち歩くか、信頼できる友人に預けることが必要です。

詐欺

日本では募金やチケット販売は基本的に公式団体が行うため、街頭で声をかけられても疑わない人が多いです。しかしイギリスでは「募金活動」や「イベントチケットの販売」を装った詐欺が観光客を狙っています。日本の感覚で「親切そうだから信じてもいいかも」と思ってしまうと、思わぬ金銭被害に遭う可能性があります。

性被害

日本でも夜道や人通りの少ない場所は危険ですが、イギリスではそれ以上に「声をかけられる」「付きまとわれる」ケースが多く報告されています。とくに留学生や観光客は狙われやすく、日本人特有の「相手を無視するのは失礼」という感覚が危険を大きくします。毅然とした態度で距離を取り、危険を感じたらすぐに立ち去ることが重要です。

時間帯・場所の特徴

夜の繁華街、混雑した観光地、イベント会場は特に狙われやすい環境です。日本の「夜でも人通りがあれば安心」という感覚とは違い、人が多い場所そのものがスリや詐欺の温床になっています。

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留学生活を守る!イギリスで毎日実践すべき4つの防犯習慣

防犯習慣 具体的な実践方法 ポイント
持ち物管理 バッグは体の前に掛け、開口部は常に視界に入れる スリ防止に直結。特に混雑時に有効
夜道回避 暗い路地や人気のないエリアは通らず、明るい大通りを選ぶ 酔客や不審者との遭遇リスクを減らす
財布の分散 現金やカードは複数の場所に分けて持ち歩く 万一の被害時にも全損を防げる
声掛け対応法 知らない人物に話しかけられたら距離を取り、すぐ立ち去る 詐欺や強引な販売を回避

(イギリスでの防犯習慣と具体的対策)

日常の中で安全意識を保ち続けるのは、慣れれば簡単なようで意外と難しいものです。

日本での生活に慣れていると、海外での危険を察知する能力が鈍くなっており、多くの場合、その油断を突かれて犯罪に巻き込まれてしまいます。

この章では、イギリスにいる留学生が犯罪の被害に合わないための日常的な工夫について詳しく解説します。

ロンドンの通りにあるビル

防犯習慣1:手ぶら感覚を捨てる!持ち物は「体の一部」として管理する

日本で当たり前の「リュックを背中に背負ったまま満員電車に乗る」「カフェで席を取るために荷物を置く」といった行動は、海外では非常に危険です。特にロンドンの地下鉄や観光地では、混雑を利用したスリが多発しています。日本での「持ち物管理」の意識を根本から見直す必要があります。

なぜ重要か?

  • 日本では考えられないほど、人混みでのスリが巧妙です。
  • 背中や死角にある荷物は、もはや「無防備」な状態です。

実践のコツ

  • バッグは常に体の前に! 特に地下鉄やエスカレーターでは、リュックやショルダーバッグは必ず体の前で抱えるようにしましょう。
  • ファスナー部分を押さえる習慣を! 混雑時は、片手でバッグの開口部やファスナー部分を押さえるだけで、スリのターゲットになりにくくなります。
  • 席取りの荷物置きはNG! 貴重品が入ったバッグは、たとえわずかな時間でも席を離れる際には必ず携帯してください。

防犯習慣2:夜道は「急がば回れ」!人通りを最優先する

日本の都市部では、夜中でも比較的明るく、人通りが少ない道も安全だと感じる人が多いかもしれません。しかし、イギリスでは夜になると雰囲気が一変するエリアが多く、特に金曜や土曜の夜は酔客が増え、予測不能なトラブルに巻き込まれるリスクが高まります。

なぜ重要か?

  • 「近道」が、思わぬ危険な遭遇につながることがあります。
  • パブ文化が根付くイギリスでは、夜間の酔客とのトラブルが少なくありません。

実践のコツ

  • 明るく人通りの多いルートを選ぶ! 地図アプリで近道が表示されても、夜間は暗い裏道や人通りの少ない路地は避けて、大通りを歩くようにしましょう。
  • 一人歩きは避ける! 友人と一緒に帰宅する、公共交通機関を積極的に利用するなど、単独行動を減らすことが安全につながります。
  • 不審な雰囲気を感じたら立ち止まらない! 何か騒ぎがあったり、不審なグループを見かけたりしたら、すぐにその場を離れることが賢明です。

防犯習慣3:「すべて一つの財布」は危険!リスクを分散させる

日本で普段使うように、現金、カード、身分証明書、ポイントカードまで「すべて一つの長財布にまとめる」習慣は、海外では大きなリスクになります。もしスリや置き引きに遭えば、生活の基盤となるパスポートや滞在許可証、クレジットカードまで一度に失うことになります。

なぜ重要か?

  • 盗難被害に遭った際、金銭だけでなく、生活に必要な重要書類も失うことになります。
  • 複数の犯人が連携するスリ集団も存在し、財布ごと抜き取られるケースが多発しています。

実践のコツ

  • 現金とカードは分けて持つ! 1日のうちで使う現金だけを小銭入れなどに入れ、メインの財布やカードは別の場所に保管しましょう。
  • 予備のカードはホテルに保管! クレジットカードは複数枚持っていても、外出時に携帯するのは1枚だけにして、予備はホテルのセーフティボックスなどに預けておくと安心です。
  • 「盗まれる前提」で管理する! 「もし盗まれたら」を常に考え、被害を最小限に抑える準備をすることが大切です。

防犯習慣4:声掛けには「無視」が基本!立ち止まらない勇気を持つ

日本人の丁寧な性格から、街中で話しかけられた際に立ち止まってしまいがちですが、海外ではそれが犯罪に巻き込まれるきっかけとなることがあります。募金や署名活動を装ったグループが、会話に集中させている隙に荷物を盗む手口も報告されています。

なぜ重要か?

  • 親切を装った声掛けが、詐欺やスリの前兆であることが少なくありません。
  • 立ち止まって会話をすることで、自分の荷物から注意がそれてしまいます。

実践のコツ

  • まずは距離を確保する! 誰かに話しかけられたら、反射的に一歩後ろに下がり、物理的な距離を保ちましょう。
  • 「I'm in a hurry」で切り上げる! 長く会話を続ける必要はありません。「Sorry, I'm in a hurry.」と短く返して、その場をすぐに立ち去りましょう。
  • 迷わず「NO」と伝える! 興味がない誘いや、怪しいと感じた声掛けには、はっきりと「NO」と言うことが重要です。

これらの防犯習慣は、どれも「日本の常識を少し変える」だけで実践できるものです。日々の生活の中で意識的に取り組むことで、安全な留学生活を築いていきましょう。

イギリス留学生活を守るための5つの安全準備とサポート活用法

イギリスのスーパー

海外生活の安全は「運」に任せてはいけません。イギリスは都市ごとに治安の傾向が異なり、日中と夜間で街の雰囲気が一変することもあります。そのため、事前準備と現地での情報収集が欠かせません。

持ち物・貴重品チェックリストを作成し、出発前に必ず確認する

NGな日本人感覚: 「パスポートやカードは財布に入れておけば大丈夫」

なぜ危険か: 財布ごと盗まれた場合、再発行に膨大な手間と時間がかかります。日本のように即日対応は期待できません。被害に遭った後、手続きに追われることで、留学生活が立ち行かなくなることもあります。

意識すべきこと: パスポート、ビザ、保険証、クレジットカードのコピーは必ず別の場所に保管し、緊急連絡先はスマホと紙の両方に記録しておきましょう。

現地の緊急連絡先(警察・大使館・学校)をスマホと紙に控えておく

NGな日本人感覚: 「何かあったらスマホで検索すればいい」「困ったら誰かに聞けばいい」

なぜ危険か: 予期せぬトラブル時に、スマホが使えなくなる(充電切れ、盗難など)可能性があります。また、緊急時にパニックに陥ると、冷静な判断ができず、情報の検索すら困難になります。

意識すべきこと: 常に緊急連絡先を把握し、スマホだけでなく紙のメモとしても携帯しておくことで、どんな状況でも落ち着いて行動できるようになります。

留学エージェントや学校の24時間サポート窓口を事前に登録する

NGな日本人感覚: 「サポートは必要になったら連絡すればいい」「自分で何とかできる」

なぜ危険か: 盗難や病気など、いつトラブルが起きるか分かりません。特に時差がある中で、日本の家族や友人にすぐ連絡が取れない場合、現地のサポートは唯一の頼りになります。

意識すべきこと: エージェントや学校のサポート体制を事前に確認し、24時間対応の窓口や緊急連絡先を登録しておきましょう。トラブルの初期対応を迅速に行うことで、被害を最小限に抑えることができます。

保険内容と補償範囲を把握し、必要に応じて追加特約を契約する

NGな日本人感覚: 「最低限の保険で十分」「どうせ病気やケガはしない」

なぜ危険か: 渡航前の健康状態にかかわらず、海外では思いがけない病気やケガ、盗難、賠償責任などが起こりえます。イギリスの医療費は非常に高額で、保険なしで病院にかかると破産する可能性もあります。

意識すべきこと: 留学保険の内容を隅々まで確認し、補償範囲(治療費、盗難、賠償責任など)を把握することが不可欠です。不足がある場合は、出発前に追加特約を検討しましょう。

危険エリアやトラブル事例を事前調査し、日々の生活で共有する

NGな日本人感覚: 「ガイドブックに載っている場所は安全」「友達と一緒だから大丈夫」

なぜ危険か: ガイドブックの情報は常に最新とは限りません。また、現地の治安は時間帯や曜日、イベントによって大きく変動します。日本とは異なり、デモやテロの危険性もゼロではありません。

意識すべきこと: 外務省や日本大使館の情報だけでなく、現地のニュースやSNSをこまめに確認し、危険とされるエリアを事前にGoogleマップなどで調べておきましょう。また、危険な情報やトラブル事例は、留学仲間と共有することで、お互いの安全意識を高めることができます。

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よくある質問(FAQ)

Q1. イギリス留学は危険ですか?一人で対策すれば大丈夫でしょうか?

A1. イギリスはスリや置き引きが多く、日本に比べて防犯意識を強く持つ必要があります。もちろん自分で対策することも可能ですが、危険エリアの最新情報や具体的な防犯ノウハウを常に入手するのは大変です。エージェントに相談すれば、現地の治安レポートやトラブル回避法を個別にアドバイスしてもらえるため安心です。

Q2. 防犯習慣を身につけたいのですが、どうすれば効率的に学べますか?

A2. 書籍やネット情報だけでは、実際のイギリス生活に即した防犯意識を身につけるのは難しいです。エージェントが行う「留学前オリエンテーション」では、現地でよくある被害事例や日本人が陥りやすい失敗をもとに、実践的な防犯習慣を学べます。留学準備と一緒にサポートを受けるのが近道です。

Q3. トラブルに遭ったとき、英語が苦手でも対応できますか?

A3. 警察や病院でのやり取りは専門用語も多く、英語力に自信があっても慌ててしまう留学生は少なくありません。そんな時、エージェントの24時間サポート窓口を利用すれば、日本語で相談でき、必要に応じて現地スタッフがサポートしてくれるため安心です。

Q4. 留学保険は最低限でもいいですか?追加で入った方がいいですか?

A4. 最低限の保険では、盗難や賠償責任といった「生活トラブル」に対応できないことがあります。自分に合った保険を判断するのは難しいため、エージェントに相談しながら補償範囲を検討することをおすすめします。事前に適切な保険を選んでおけば、留学生活中の不安は大幅に減ります。

Q5. 留学中に一番安心できるサポートは何ですか?

A5. 留学エージェントによる「現地緊急サポート」です。治安情報の提供、トラブル初動対応、医療・警察への同行、生活面の相談まで、個人ではカバーしきれない部分をフォローしてくれます。安全面での不安を最小限にしたい方は、まずエージェントに相談することが確実です。

留学前に知っておきたい!イギリス生活を安全に楽しむための総まとめと実践ステップ

イギリス留学を成功させるためには、治安の理解と日々の予防行動が欠かせません。

日々の安全対策の積み重ねは、予期せぬトラブルを避けることにつながるだけでなく、万一の事態にも冷静に対応できる自信と余裕を生みます。

イギリス留学中の安全管理は、自分一人で完結させるよりも、留学エージェントと連携することで確実性が高まります。信頼できるサポート先があることで、情報収集や緊急時の対応もスムーズに行えます。

当社では、現地事情に精通した専任スタッフが、留学中の安全面から生活全般まで幅広くサポートします。

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