イギリス短期留学の特徴
夏休みや春休みを使って留学したい方や、旅行より長くイギリスに滞在したいと思っている方もいるかと思います。そういった場合には、短期留学という手段もあります。
イギリスでできる短期留学の種類や、短期留学にかかる費用についても詳しく解説していきますので、イギリス留学に興味や関心がある方は参考にしてみてください。
イギリスはどんな国?
イギリスは、「イングランド」「スコットランド」「ウェールズ」「北アイルランド」の4つの地域で構成された国です。ビートルズやシェイクスピアなど、世界的に有名な文化人を多く輩出しています。レンガ造りの歴史的な建物が立ち並ぶ街並みが美しく、ヨーロッパならではの雰囲気を味わうことができます。
イギリス短期留学の種類
語学留学
英語発祥の地、イギリスで本場の英語を学べるのがイギリス短期留学の最大の特徴です。
イギリスの短期留学に行く方の多くは、英語を学ぶことを目標にする「語学留学」というパターンが多いです。
イギリスには数多くの語学学校があり、1週間から英語コースを受講することができます。夏休みや春休みを利用して短期で語学学校に通うという方も多いです。
教師宅ホームステイ
英語教師の自宅にホームステイしながら、英語教師の自宅で英語のレッスンをマンツーマンで受講できる「教師宅ホームステイ」も短期留学パターンとして人気です。
マンツーマンレッスンですので、集中した濃密なレッスンを短期で受けることができます。
大学内の短期コース
またイギリスの大学に短期留学する場合は、以下のようなコースもあります。
- 英語コース:大学付属のオンキャンパススタイルで受講できる英語コース
- サマープログラム:夏休みを利用した3~4週間のプログラム
- JUNIOR YEAR ABROAD:1学期~1年間の留学プログラム
このようにイギリス留学では、1週間~1ヵ月程度の短期間のプログラムも可能です。イギリスの文化を学べるような、旅行を兼ねた留学もあるので、勉強だけでない経験を積みたい方は楽しく参加できるでしょう。
イギリス短期留学のメリット・デメリット
イギリスを留学先を決める際には、イギリスの短期留学ならではのメリット・デメリットも確認しておきましょう。
メリット
イギリスに短期留学するメリットは、大きく分けると以下2つです。
・日本人が少ない
日本人留学生が少ないので、短期留学でも英語環境を作りやすいでしょう。アメリカの日本人留学生は平均2万人、オーストラリアやカナダには平均1万人いますが、イギリスには5,000人程度しかいません。
また、イギリスは英語の本場の地でもあります。訛りのない英語を学びたい方には嬉しいポイントです。
・イギリスの歴史や文化を味わえる
短期留学の場合、現地に滞在できる時間が少ないので現地の文化を十分に味わえない可能性があるのがデメリットです。
しかし、イギリスでは街中に歴史ある建物がたくさん残っています。ただ生活するだけで、イギリスらしい文化を体験できるでしょう。
デメリット
イギリスに短期留学する場合、いくつかデメリットもあります。
・天気が悪い日が多い
すっきりとした晴天が続くことは珍しく、曇りの時間が長いのがイギリスの天気です。
1日の中にも四季があると言われており、夏でも朝晩や太陽が曇ると上着が必要になるくらい寒さを感じることもあります。短期留学は現地の滞在時間が短いので、晴れの時間が少ないことに不便を感じるかもしれません。
・物価が高い
イギリスは、日本人から人気がある他の留学地と比べて、物価が高く生活費がかかるのがデメリットです。
カナダやオーストラリア、さらには一般的に物価が高いと言われるアメリカと比較しても、イギリスの方が費用がかかると言われています。短期留学の場合は現地で働くこともできないので、生活費用は余裕を持って用意しましょう。
イギリスの短期留学にかかる費用
イギリスでの短期留学を考えている方にとって、留学費用は一番気になるポイントでしょう。イギリスに短期留学する場合にかかる費用について取りあげてみたいと思います。
学費
短期留学の場合、語学学校に通う方が多いです。語学留学の学費は1ヵ月7~25万円程度といわれています。
選ぶプログラムにもよるので、費用の幅は広くなっています。英語を学ぶだけでなく、現地の観光やアクティビティー付きの留学を選ぶ場合は、費用が高めになると考えておきましょう。
居住費
どのようなタイプの滞在方法を選ぶか、そして留学先の場所によってかかる費用にも違いが出てきます。
なお1週間~2ヵ月程度の超短期留学では、滞在先はホームステイになるケースが多いです。
ホームステイ | 5万円~15万円/1ヵ月 |
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アパートシェア | 5万円~9万円/1ヵ月 |
学生寮 | 10万円~25万円/1ヵ月 |
ホームステイは食費や光熱費込みの場合が多く、費用がかかります。アパートシェアや学生寮は、安いところを選べば費用を抑えることができるでしょう。
ただ、イギリスは家賃が高いことで有名で、古い建物でも購入する場合には場所によっては数億円かかるといわれています。
留学費用を安く抑えたい場合には、居住費をいかに抑えるかが節約のポイントとなります。
生活費
生活費にかかる費用は、1ヵ月で5~10万円程度と考えておきましょう。
イギリスは物価が高いので、外食が多いとお金がかかります。交通費や交際費もかかることを想定すると、プラス5万円程度を見積もっておくと余裕があって良いでしょう。
渡航費
イギリスに渡航するのにかかる費用は、以下のとおりです。
- 航空チケット:10~20万円
- 海外留学保険:1~3万円/1ヵ月
イギリスに留学する際には、諸費用がかかります。航空チケットは比較的高いですが、時期によっても費用は変わりますので、安い時期を狙うことで費用を抑えることができます。
イギリス短期留学の必需品
イギリスに短期留学する際、何を持っていこうか悩んでしまうこともあるでしょう。日本から持っていくべきおすすめの持ち物をご紹介します。
絶対に必要なもの
- パスポート
- 入学書類
- 航空券
- 現金
- クレジットカード
- 衣服
- プラグ(BF)
持っていくと良いもの
- 薬
- 変圧器
- 傘
- 眼鏡
あると便利なもの
- 現地でできた友達へのお土産
- スリッパ
- 耳かき
- 綿棒
- マスク
特に、日本でしか買えない「現地の友達へのお土産」は忘れずに持っていきましょう。海外には日本で売っているような「お土産らしいお土産」はありません。折り紙やおせんべい、箸など日本らしいお土産が喜ばれます。
また、慣れない環境によって現地で具合が悪くなることも珍しくありません。そのため、日本の飲みなれた薬を持参することも大事です。ただ、現地特有の病気には効きにくい可能性もあるので、何かあった場合はすぐに病院を受診できるよう、事前に病院の場所も確認しておきましょう。
満足のいくイギリス短期留学に向けて
イギリスで短期留学をする場合、まずは滞在期間とプログラム内容を選びます。費用は、他の留学地と比べて高めになるので、節約したい方は食事抜きのホームステイやアパートシェアで自炊をするなど工夫しましょう。
イギリスは英語の本場の地です。日本人も少ないので、しっかり英語を学びたい方に向いています。また歴史ある国で、ヨーロッパらしい海外の文化を存分に味わうことができ、楽しく過ごせるのもメリットです。
しっかり準備して満足のいくイギリスの短期留学を実現していきましょう。