マドリードの四季別の天候や気候の特徴と服装
スペインへ留学(もちろんスペイン旅行でも)気になるのが、現地の天候の状況や気候の傾向、そしてそれに合わせた服装を同準備していくべきかというところだと思います。
特にスペインの首都でもあるマドリードは人気留学先の一つ。これから留学やワーキングホリデーを利用しスペイン・マドリードで過ごすことを考えている方、マドリードへ旅行しようと考えている方に向け、年間を通して快適に過ごせるための情報をお届けします。
年間を通したマドリードの気候
スペインの中心に位置する首都マドリードは年間を通して雨が降る日が少なく、湿度も低くカラッとしていて比較的過ごしやすい、まさに太陽の国という言葉がピッタリなところです。
日本の様に四季がありますが、春と秋が短く、夏と冬が長い印象です。
季節の定義が難しいですが、感覚として3〜4月が春、5〜9月が夏、10〜11月が秋、12〜2月が冬といった感覚です。
一日の寒暖差が15〜20度ほどと激しく、冬は朝晩氷点下でも日中は暖かく、夏は日中40度近くでも夜は涼しく感じます。日の出時間が夏は6〜7時、冬は8〜9時、日の入り時間が夏は21〜22時、冬は18〜19時と太陽が出ている時間が長いので1日を長く感じます。
基本的にカラッとした晴れの日ばかりですが、5〜6月、8月、10〜11月に雨が多く、5〜6月と10〜11月は梅雨の様に1週間ほど続く事もあります。
5〜6月の雨の後はだんだんと夏へ、10月〜11月は冬へ季節が変わっていきます。8月は雷を伴うゲリラ豪雨や雹が降ることもありますが、一時的なものがほとんどです。
マドリードの夏
マドリードの夏の気温は40度近くまで上がり日差しもかなり強くなりますが、日本の冬以上に乾燥しているため、日陰やコンクリートの建物の中に入れば気温より涼しく感じます。気温からは想像できないくらいに快適に過ごすことができますが、特に14〜17時は気温が最も高く日差しも強いため、外に出る現地の人はほとんどいません。
スペインの文化である「siesta(シエスタ・昼食後の昼寝時間)」もこの時間帯になります。また、7〜8月はバケーションシーズンなので、家族で長期的に旅行へ出かけたり、マドリードより涼しい北の方へキャンプへ行ったりする人が多いです。
マドリードで快適に過ごすための服装
基本的には年間を通して日本で過ごすような感覚で大丈夫だと思います。
服装も日本に様に季節に四季に合うおしゃれを楽しむことできます。
月別の服装スタイル
現地の人たちは、5〜9月は気温が高く暑い日が続くのでTシャツやノースリーブにハーフパンツと露出の多い服装を好んでいて、10月頃になると少しずつ長袖や長ズボンが増えてきます。
11〜2月は厚手のセーターやトレーナーにコートやダウンなどの上着、長ズボンの下にタイツなどで防寒しています。
3〜4月は上記でも述べた様に特に一日の気温差が激しく感じ、朝は上着が必要なほど寒さを感じるのに日中は薄手の長袖、もしくは半袖で過ごせるほど暖かくなります。
洗濯の回数がホームステイであれば限られることもありあますが、冬場でも天気が良ければ1日で乾くので(夏場は2〜3時間で乾きます)、必要最低限で大丈夫だと思います。
陽射しなどへの対策
年間を通して日差しが強いので、肌の弱い方はUVカット加工された長袖丈の服を持参するといいかと思います。基本的に現地調達できるものがほとんどですが、UVカット加工された服は見かけないので、心配であれば持参された方がいいかと思います。皮膚科学が優れているので、日焼け止めクリームや肌が荒れてしまった時の薬等はこちらのものでも問題ないかと思います。
日常で使うケア用品(保湿クリーム等)も現地のものの方が保湿性に優れていると思います。スーパー等で2〜5€(260〜650円)くらいで購入できます。また、サングラスや帽子があればより快適に過ごせるかと思います。
2月後半の少しずつ暖かくなる時期から花粉症の時期が始まります。オリーブの花粉の人が多く、スペインならではだと思います。こちらの薬も現地の薬局で3〜10€(390〜1300円)くらいで購入することができます。
雨への対策
雨具は現地調達することができますが、やはり日本製の雨具が安くて優れていると言う印象を受けます。あまり雨も降りませんが特に夏場は突然の豪雨があるので、丈夫な折り畳み傘を持参しておけばいいかと思います。
半世紀に一度の豪雪
年間を通して乾燥が強いマドリードでは「雪が降らない」と言われています。降っても地面が少し白くなる程度ですが、2021年の年明けに半世紀に一度と言われるほどの豪雪を記録しました。
除雪に慣れていない土地なので、作業が思った以上に上手くいかず公共交通機関は10日間以上止まり、車での移動も難しく生活にかなりダメージを与えました。
例年ではここまで雪は降りませんが、氷点下まで冷え込むことも珍しくないので、手袋やニット帽、カイロ等の防寒グッズがあると快適です。
まとめ:マドリードへ中期〜長期で渡航する場合
- 基本的には日本と同じ季節感覚で大丈夫
- 突然の豪雨(特に夏場)に備えて丈夫な折り畳み傘を準備
- 日本にいる時以上に保湿ケアとUVケアを