スペイン・マドリードの物価はどのくらい?
これから長期的に留学やワーキングホリデーを利用しスペイン・マドリードで過ごすことを考えている方へ向けて、マドリード在住の方からのご報告より現地での生活をイメージできるよう情報をお届けします。
マドリードでの住まいの物価
スペインへの留学等ビザ申請をする際に滞在先住所が必要となります。語学留学であれば学校のサポートでホームステイや寮などを紹介してもらえます。
ホームステイの場合、部屋代や食費などで月々約700〜1,000€(約112,000円〜約160,000円)かかります。ほとんどのホームステイ先が1日2食の場合が多く、もう1食は自分で賄わなければなりません。現地家族と過ごせるので語学上達がしやすくなる分、文化や生活の違いに戸惑うこともあるかもしれません。
自由に一人暮らしがしたいとなると家賃のみで月々約700〜1,000€(約112,000円〜約160,000円)、ホームステイと同じくらいの費用にプラスして光熱費やWi-Fi代、食費などがプラスされます。
ほとんどの人が一部屋をプライベートスペース、キッチンやバスルームなどを共用スペースとするシェアハウスをしていて、この場合光熱費やWi-Fi代も込みで月々約350〜500€(約56,000円〜約80,000円)になります。光熱費等も込みなので、シェアハウスだとかなり費用を抑えられると思います。
マドリード(スペイン)の携帯電話
今や生活で欠かせないものとなっている携帯電話。日本でも格安プランなどが増えてきましたが、こちらと比べるとまだまだ高い印象です。
携帯会社にもよりますが、店舗でSIMカードを購入し、毎月チャージするスタイルか、毎月口座引き落としのスタイルになります。この記事を監修していただいた方は通話もインターネットも使い放題のプランで月々約30€(約4,800円)です。
使用している携帯会社はヨーロッパどこでも対応している会社なので旅行の際にわざわざWi-Fiを借りたり、通話代を気にしながら使用したりしなくて済みます。毎月チャージスタイルでも月々10€(約1,600円)で10GB、スペイン国内通話し放題など、Wi-Fiと併用すれば最低プランでも十分だと思います。
マドリードで自炊にかかる食費
自分で料理をするのであればとても節約できると思います。
肉や魚は日本と同じくらいの値段ですが、野菜や果物、豆、米、パスタ、パンがとても安いので、健康的な食事を心掛けていれば食費も抑えることができます。
下の画像のように1kgあたりの値段で表記されていて、欲しい分の重さ分支払うようになっています。
画像のところはデパートの地下にあるスーパーマーケットなので少しお高めですが、それでも日本で買うのとそこまで差がないと思います。街にあるスーパーで買うと野菜や果物はどれも1kgあたり約1〜2€(約160円〜約320円)で購入できます。
日本食(アジアンフード)も現地で購入可能ですが、やはり日本で買うよりは約1.5〜3倍高くなってしまします。渡航の際に可能であれば調味料を持参するといいと思います。
上の画像のように割引商品もあります。写真のヨーグルトは1パック8個入りで3.09€(約494円)ですが、2パック買うと2パック目が70%オフなので、合計4.02€(約643円)になります。
マドリードでの食費・外食の場合
バルやレストラン、ファーストフード店など日本と同じように費用に合わせて外食をすることができます。
高級なレストランや日本食レストランで食事をすると一人当たり約30〜60€(約4,800円〜約9,600円)しますが、バルや家庭料理的なレストランで食事をすると10〜20€(約1,600円〜約3,200円)で食事ができます。
スペインでは夕食より昼食を大切にする文化なので、外食の際も昼にセットメニュー、夜に単品を友達とつまむというようになります。昼食ではどこのお店にもmenú del día(ランチメニュー)があり、前菜、主菜、パン、デザートもしくはコーヒーがついて10〜20€(約800円〜約1,600円)で食事をすることができます。
ファーストフード店ではセットメニューが5〜10€(約800円〜約1,600円)と日本と比べて値段は少し高く感じますが、こちらの方が量は多いです。
海外でよく見かけるチップ制ですが、マドリードのレストランはサービス料が含まれることが多いので、プラスで払わなくても大丈夫です。基本的にチップは置いていかず、友達と割り切れなかった時に小銭を置いていく程度にするこも多いです。
マドリードの物価のまとめ
マドリードでの物価を大まかにまとめると、
・あまり変わらないもの
家賃、外食費、日用品、ジュース等の飲み物系、肉や魚
・日本より安いもの
携帯電話料金、交通費、衣類品、ミネラルウォーター、肉や魚以外の食材
日本より高いもの
日本の調味料
海外へ行くと日々のスーパーマーケットへ行くことも冒険に感じます。
少し値段は高くなりますがBIO製品の種類が豊富ですし、野菜や果物も安いので、健康に気を使いながら節約できます。
シェアハウスに住めるのであれば、月々10万円かからずに首都マドリードで生活することができます。