オーストラリアではチップは必要?相場はいくらぐらい?

海外ドラマや旅行雑誌などで目にする「チップ文化」。英語では「tip」のほか「gratuity」や「service charge」とも呼ばれています。

チップがどこでも必要な国やチップがサービス料に組み込まれていない場合にチップを払う必要のある国など、国によってもチップ文化は異なっています。

チップ文化のない日本から海外に飛ぶ際に思い浮かぶのが「チップはいくら払えばいいの?」という疑問だと思います。ここでは、オーストラリアでのシーン別チップの相場をお届けします。

オーストラリアのチップ文化

一般的にオーストラリアでは、日本同様にチップを渡す必要はないと考えられています

これにはオーストラリアの最低賃金が関係しています。オーストラリアの最低賃金は2024年現在、

1時間あたり23.23ドル(約2,346円)、週あたり882.80ドル(約89,162円)

に定められており、日本と比べても非常に高いです。

サービスをする側が、優れたサービスをするのに十分である賃金をもらっていると考えられているため、チップを渡す習慣がないのだそうです。

チップを渡す習慣はありませんが、外国から訪れた方が、シドニーやメルボルンなどの主要都市にある高価なレストランやホテルなどで、チップを渡す姿はたびたび見うけられます。

これらの都市でもチップ文化はまだ新しいため、チップを渡さなかったとしても失礼にはあたることはないというのを覚えておきましょう。

チップの習慣がないオーストラリアでチップを渡すときに、相手を傷つけるということは絶対にないですが、チップが期待されていると感じることもないです。

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シーン別チップの相場

1. レストランやカフェでのチップ

レジのそばにチップを入れる瓶がある場合は、50セントや1ドルコインを置いておくのがいいでしょう。

カフェで優れたテーブルサービスを受けた場合には5ドル程度、レストランで優れたサービスを受けた場合には5ドル〜10ドル程度がベストでしょう。

クレジットカードでチップを払う習慣のある国もあるようですが、オーストラリアではクレジットカードでのチップを受け取ることができない場合もあるので、可能な限り現金でチップを払うようにしましょう。

2. ホテルでのチップ

ルームサービスを頼んだり、優れたサービスをしてもらった場合には2ドル〜5ドル程度が相当でしょう。

ドアマンが優れたサービスをしてくれた場合、ご希望であれば1ドルのチップを渡しましょう。

オーストラリアでは、ホテルにバーが併設されているのが珍しくありません。

バーテンダーにチップを払う習慣はあまりないため、バーを訪れる際にはチップのことを心配しなくても良さそうです。

3. その他のチップを払う場面

タクシーの運転手に対してチップを渡すことは珍しいですが、希望であれば請求金額の10%をチップとして渡しましょう。

ハウスクリーニングへのチップの相場は、手入れの行き届いた清掃をしてもらったと感じた場合には、5ドル程度のチップを渡すのがベストです。

オーストラリアでのチップのまとめ

オーストラリアのチップ文化とシーン別のチップの相場についてご紹介しました。日本同様にチップ文化があまりないオーストラリア。

昔のオーストラリアと比べて少しずつ状況が変わってきて、今は完全にチップ文化はない!とは言い切れなくなっているのは確かです。

チップを渡すのもまだ珍しいことで、日本からワーキングホリデーや留学でオーストラリアを訪れる際には、チップのことを心配する必要はないでしょう。

この国では労働による賃金は高く、チップが従業員の生活を支えているというわけではないため、「感謝を伝える」程度にチップを渡すのだと考えるといいでしょう。

チップを渡すことにプレッシャーを感じるのではなく気楽にワーホリや留学をしてくださいね!

優れたサービスに対して感謝を伝える際は、お金もそうですが、言葉や態度によって感謝を示すのがオーストラリア流と言えるのではないでしょうか。

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