オーストラリアの長期留学
留学先として人気の高い国、オーストラリア。現在留学を検討中の方の中にも、オーストラリアへの長期留学に興味をもっている方は多いのではないでしょうか。ここでは、オーストラリアの長期留学について詳しくご紹介します。
長期留学の特徴や留学にかかる費用、留学までの手順などを詳しく解説しますので参考にしてみてください。
オーストラリア長期留学の特徴
オーストラリアは日本から比較的近く、時差も1〜2時間程度しかありません。留学できる学校が多く治安も良いため留学先として人気があります。そんなオーストラリアでの長期留学の特徴を、大きく4つの項目に分けてまとめました。
オーストラリア長期留学の種類
オーストラリアに長期留学する際には、いくつかの留学方法の中から選択できます。具体的な方法は以下の通りです。
- 語学学校留学
- 高校・大学留学
- TAFE(職業訓練校)
- ビジネスカレッジ留学など
語学学校への留学や、現地の高校・大学などへの留学が特に人気のある留学方法です。留学先によって求められる英語力が異なるので、留学したいと考えている方は事前に確認しましょう。
語学学校はレベルに合わせてクラス分けされているので、基本的には英語があまり得意でない方でも入学できます。
オーストラリア長期留学はアルバイト可能
長期留学する場合、原則学生ビザを使用して渡航することになりますが、オーストラリアでは学生ビザで滞在している方でも就労が認められています。
2週間で最大40時間働けるので、現地での生活費用に余裕がない場合や留学費用を少しでも減らしたいときに嬉しい制度です。現地の方と触れ合えるタイプの仕事を選べば、英語の勉強にもなります。
便利なシェアハウス制度あり
オーストラリアではシェアハウスの制度が発達しています。留学というと、ホームステイや学生寮に滞在するイメージがある方も多いのではないでしょうか。
シェアハウスは、誰かと家や部屋を共有する制度です。大きな掲示板サイトでは随時シェアメイトを募集しているので、1人部屋、3人部屋、風呂トイレ付きの部屋など、条件に合わせて好きな部屋を見つけることができます。
オーストラリアで長期留学するメリット
イギリスやアメリカ、カナダなど、英語を学べる留学先は他にもいくつかあります。しかし、せっかくオーストラリアに留学するからにはオーストラリアならではの良さも享受したいところでしょう。オーストラリアに長期留学するメリットは以下のようになります。
- 治安が良いため安心して過ごせる
- 日本人が多いから何かあっても困らない
- 日本から近く時差があまりない
- 自然が豊かでアクティビティが多い
- 国土が広いため国内旅行を楽しめる
- 明るく陽気で親切な人が多い など
オーストラリアは、自然が豊かで天気が良い日が多いことから、陽気で明るく親切な方が多い国民性です。座学だけでなく生きた英語を学びたい方、適度に遊びも取り入れたい方はオーストラリア留学が向いているでしょう。
オーストラリア長期留学までの手順
留学は、思い立ったときにすぐできるものではありません。準備や予約、手続きなどに時間がかかるため前もって準備を進めていく必要があります。
オーストラリアでの留学を考えている方は、事前に留学までの手順を確認しておきましょう。具体的な手順は以下のようになります。
留学までの手順
- 留学の目的や行きたい留学先の国を決める
- 学校を選ぶ・申し込みする
- パスポートやビザの申請
- 役所での公的手続き
- 航空券の入手
- 海外旅行傷害保険への加入
- 持ち物の準備
語学学校に留学する場合は6ヶ月前程度、大学に留学する場合は1年半〜1年前を目安に準備を始める必要があります。
オーストラリア長期留学にかかる費用
オーストラリア留学にかかる費用が気になる方は多いのではないでしょうか。1年程度の長期留学となると200~400万円程度のまとまったお金が必要になります。ここでは、項目ごとに分けて、かかる費用と内訳をご紹介しますので参考にしてみてください。
渡航費
渡航にかかる費用は往復で10~15万円程度です。格安航空券やセール時期を狙えば、片道5万円程度で搭乗できる場合もあります。
ただ格安航空会社の場合、荷物や機内食といったサービスに、別途支払いが必要になるケースもあるので注意しましょう。
学費
オーストラリアで語学学校に通う場合にかかる学費は、1ヵ月あたり10~15万円程度です。1年間学校に通うとなると120~180万円程度になります。
ただし、現地の高校や大学に通う場合は高校が約85万円、大学が約170万円といわれています。奨学金制度が利用できる場合もあるので、予算に限りがある方はしっかりと情報収集してから学校を決めましょう。
食費
オーストラリアの食費は、1ヵ月あたり5~10万円程度です。外食にかかる費用が高く、1回の食事で20ドル(1,500円)以上かかることも珍しくありません。語学学校では常に入学生・卒業生がいる状況なのでパーティーを頻繁に開催します。友達が多い方は、食事にお金がかかるでしょう。
現地のスーパーに売っているものはビックサイズのものばかりなので、自炊すると食費が安く済みます。友達とシェアで購入するとさらに食費を抑えられるでしょう。
滞在費
家賃は、どのようなタイプの家に滞在するか、どの都市に滞在するかで大きく異なります。例えば、シドニーでは1ヵ月700~900ドル(5~7万円)程度、ブリスベンなら500~700ドル(3~6万円)程度が平均値です。
また、オウンルームと呼ばれる1人部屋や、シャワートイレ付きの個室となると費用が高くなり、数人で1部屋をシェアするシェアルームに住めば、安くなります。
その他
留学にかかるその他の費用としては、以下のようなものがあります。
- ビザ取得費用:学生ビザ37,000円
- パスポート取得費用:16,000円(20歳以上)
- 海外旅行傷害保険:約20万円(1年間)
オーストラリアでの過ごし方や、現地でのアルバイトの有無によって、総支出額は大きく異なるでしょう。費用を少しでも抑えたい方は、現地であるアルバイトをするか、時間制限なく就労可能なワーキングホリデービザで滞在する方法もあります。
オーストラリアの最低時給は約24ドル(1,800円)と高額です。土日や祝日には給料が倍になることもあります。
オーストラリアで長期留学のまとめ
オーストラリアは豊かな自然ときれいなビーチが魅力的な国です。1年を通して比較的温暖な気候なので、陽気で明るく親切な方が多い国民性にも魅力があります。
治安が良く住みやすいので、留学地としても人気です。
オーストラリアに長期留学する場合は、留学にかかる費用や留学までの手順を事前に確認し、少しずつ準備を進めましょう。本ページも、参考にしてみてください。