メルボルン1年間留学の費用感

メルボルンはどんなところ？

メルボルンは、世界一住みたい街に選ばれたこともあるほど、人気の高い都市です。シドニーに次ぐ人口の多さで、オーストラリア第二の都市と言われています。

ここではまず、メルボルン留学のメリットとデメリットを紹介します。

メルボルン留学のメリット

メルボルンは魅力の溢れる街です。メルボルン留学のメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。

• 建物がおしゃれ
• 交通の便がよい
• 教育水準が高い
• 治安が良い
• 日本から直行便で行ける
• デパートや病院などが多く便利
• 学校の数が多く選択肢が豊富
• カフェ文化がありコーヒーが美味しい

メルボルンは元々留学生が多いため、受け入れ体制が整っています。多国籍の人々が住む街でもあるので、留学生だからと疎外感を感じることもありません。オーストラリアの中でも比較的過ごしやすい都市と言えます。

デメリット

メルボルンに留学する際の気になる点は以下の通りです。

• 気候の変化が激しい
• 日本人の割合が高い
• 英語にオーストラリア訛りがある

留学生が多いため、必然的に日本人の割合も高くなります。徹底的に英語環境を作りたい人にとってはデメリットとなるでしょう。

ただし、現地の大学に進学する人や就職する人など、真剣に英語を学んでいる人も多いため、デメリットばかりではありません。留学生同士切磋琢磨し合うことで、英語学習に対するモチベーションが高まる可能性があります。

メルボルンに1年間留学する場合にかかる費用

メルボルンに1年間留学する場合、250～500万円程度の費用がかかります。希望に沿った留学を実現するためには、費用の内訳を確認し必要に応じた予算を準備しておくことが大切です。

渡航費

メルボルンへの渡航にかかる費用は、片道5～15万円程度です。日本からメルボルンまでは格安航空会社の便も多いため、比較的低価格で渡航できます。

また、観光に人気のシーズンである12月～2月あたりを避けることで渡航費用を節約できるケースもあります。

学費

メルボルンで学校に通う場合の学費は、100～180万円程度です。学費は人によって異なるため、安くできる場合もあれば高くなることもあります。

以下のような条件に合致する場合、費用が高くなる傾向があります。学校を決める際は事前にしっかりと条件を確認し、予算に合った学校を選びましょう。

• 学校の設備が整っている
• 校舎が新しくて大きい
• シティの真ん中にありアクセスが良い
• 専門的なコースに通う予定がある
• 授業のコマ数が多い
• 割引やキャンペーンを使用しない

滞在費

メルボルンに滞在する際にかかる費用は50～150万円程度です。現地での滞在方法によりかかる費用が大きく異なります。代表的な滞在方法は以下の通りです。

• シェアハウス
• 学生寮
• ホームステイ

滞在費用を安くしたい方には、シェアハウスが適しています。シェアハウスは数人で1つのアパートに滞在する方法です。

また、複数人で1部屋をシェアする「シェアルーム」という滞在方法もあります。2～3人で1部屋を共有することになるため、プライベートの空間は減りますが費用を節約できます。

生活費

メルボルンでの生活にかかる費用は、1年間で100～200万円程度です。スーパーで売られている品物は、1つ1つが大きく大容量であるため自炊をすると節約になるでしょう。

一方、外食では1回につき2,000～3,000円程度かかります。ハンバーガーやカフェのランチでも2,000円程度かかるケースがほとんどです。

ただし、オーストラリアではチップを支払う文化がありません。その点でいえば、アメリカやカナダよりは費用が安く済みます。

その他の費用

その他、留学にかかる費用としては、以下のようなものがあります。

• 入学金：2～3万円程度
• 教科書代：数千円～3万円程度
• アクティビティ代：アクティビティの内容による
• 空港の送迎費：1万円程度
• 海外旅行保険：20万円程度
• ビザ（学生ビザ）：5～6万円程度
• ビザ（ワーキングホリデー）：4～5万円程度

メルボルンに1年間留学する際の注意点とポイント

メルボルン留学には事前に確認しておきたい注意点がいくつかあります。希望に合った留学を実現するためには、注意点を事前に確認し、ポイントを押さえておくことが大切です。

学校・コース選によって費用が異なる

どの学校に通うか、どのコースを選択するかといった条件により、留学にかかる費用は異なります。

特に学費は留学費用の中でも大きな割合を占めるため、予算を確認しながら希望に合った学校・コースを選択することが大切です。語学学校にかかる1年間の学費一例を紹介します。

ILSCメルボルンの1年間の学費

IHメルボルンの1年間の学費

上記のように、同じ一般英語コースでも、コースを受講する時間帯やコマ数によって費用に変動があります。

どのレベルの授業を求めるのか、自主学習ができるのかといった点も考慮しながら、受講する学校・コースを決めましょう。

英語力がないとアルバイトは難しい

留学費用を節約する方法のひとつに、現地でアルバイトをするという方法があります。オーストラリアの最低時給は2022年現在21.38ドルに設定されています。日本円に直すと2,000円程度です。

メルボルンで働いた場合、以下のような金額を得られる可能性があります。

現地でアルバイトした場合の収入事例

・1ヵ月間に80時間、10ヵ月間働いた場合：$17104（165万円程度）

上記の例のように収入が入れば、留学費用250～500万円の内165万円を補填できます。留学費用の節約に大きく役立つでしょう。

ただし、学生ビザの場合働ける時間に制限がある点と、英語力がないとローカルの仕事に就くのが難しいという点には注意が必要です。1年間の留学を検討中の方は、多めに費用を用意し、余裕のある留学計画を立てましょう。

まとめ

メルボルンは治安が良く、教育水準も高いため留学生から人気のある街です。留学生の受け入れ体制も整っています。

また、1年間の留学にかかる費用は250～500万円程度です。現地でアルバイトをしたり観光客の少ない時期に渡航したりすることで留学費用を節約できる可能性があります。留学費用や予算、学校の特徴などをしっかりと比較しながら、自身に合った留学計画を立てましょう。