ブリスベンへ1年間留学する場合の費用感
ブリスベンは、ほどよく発展した都会的な雰囲気と、豊かな自然が調和した魅力溢れる都市です。ブリスベンに留学したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
ブリスベンに1年間留学する場合にかかる費用をみていきます。1年間の留学にはまとまった費用が必要になるので、事前に確認し、資金計画をしっかりと立てておくことが大切です。
ブリスベンはどんなところ?特徴とメリット
まずは、ブリスベンの基本的な特徴です。ブリスベン留学を検討中の方は参考にしてみてください。
ブリスベンの気候
ブリスベンはオーストラリアの東側に位置する都市です。気候が温暖で、晴れの日が多いと言われています。
四季はありますが比較的温度変化が緩やかで、冬でもコートやダウンを着用せずに出かけられるほどの暖かさです。
ブリスベンの教育機関
オーストラリアは、世界的に教育の質が高いと言われている国です。ブリスベンはオーストラリア第三の都市ということもあり、語学学校や高校、大学、専門学校の種類も豊富にあります。
留学先の学校をしっかりと選びたい方や、オーストラリアでさまざまなことを学びたいと考えている方に適しています。
治安が良く過ごしやすい
ブリスベンは比較的治安のよい地域です。女性一人で出かけたり、公共交通機関を利用したりしても危険を感じることはほとんどありません。日本と変わらない感覚で生活できるでしょう。
ただし、「夜遅くまで出歩かない」「鞄や私物から目を離さない」などの基本的な防犯対策は必須です。安全に過ごせるような行動を心がけましょう。
ブリスベンに1年間留学する場合にかかる費用
ブリスベンへの留学にかかる費用は、1年間で250~400万円程度です。
平均的には、年間で300万円強と想定しておくと無難かと思われますが、円安の影響などで平均値も上がる可能性もあります。
実際にかかる費用の目安と概要をご紹介します。現地での過ごし方や学校の種類などによって費用は異なりますので、以下を参考にしながら自身のケースに合わせて費用を計算してみてください。
学費
1年間、ブリスベンの語学学校に通う場合にかかる費用は、100~150万円程度です。語学学校や授業数、授業の時間帯、コースなどにより実際にかかる費用は異なります。
また、現地の大学や専門学校などに通う場合は、語学学校よりも費用が高くなるケースがほとんどです。
生活費
ブリスベンでの生活にかかる費用は、1年間で100~200万円程度です。生活費には、食費や交際費が該当します。
現地の物価は、だいたい日本と同じくらいです。日本と同じような感覚で生活できるので、日本人留学生でも滞在しやすいでしょう。
ただし、現地で友達が増えると、その分外食の機会が多くなる点には注意が必要です。外食すると1回で2,000円~3,000円程度かかります。
滞在費
ブリスベンに1年間滞在する際にかかる家賃は、50~150万円程度です。滞在方法により金額が大きく異なります。滞在方法と費用目安は以下の通りです。
- シェアハウス:50~100万円
- 学生寮:50~150万円
- ホームステイ:100~150万円
シェアハウスが最も安く滞在できます。特に、2~3人で部屋をシェアする「シェアルーム」に滞在し、都市から少し離れた郊外を選ぶことで費用を抑えることができます。
渡航費
航空券にかかる費用は、往復で10~20万円程度です。航空会社や渡航する時期によって費用が異なります。
ブリスベンへのハイシーズンは12月~2月ごろです。オーストラリアの夏にあたる時期で、気候がよく観光の人気も高まります。航空券の費用を抑えたい方は、人気のシーズンを避けるのも方法のひとつです。
海外旅行保険
ブリスベンへの1年間の海外旅行保険にかかる費用は、15~20万円程度です。海外旅行保険は日本出国前に加入しておく必要があります。
保険会社によって、保障内容や費用が異なるためよく調べることが大切です。特に、ビザの延長や切り替えを考えている方は、手続きの方法も事前に確認しておきましょう。
その他
留学に際して発生するその他の費用は以下の通りです。
- 学生ビザ申請:5万円程度
- 入学金:2~5万円程度
- 教科書代:数千円~数万円
上記に加え、人によっては観光費用やアクティビティ代金なども発生する可能性があります。留学資金は余裕を持って用意しましょう。
ブリスベン留学の費用を節約するポイント
留学費用は高額であるため、できるだけ費用を抑えたいと思う方も多いでしょう。費用を抑えるためのポイントを4つご紹介します。
現地でアルバイトをする
ブリスベン(オーストラリア)なら、学生ビザでも現地でアルバイトができます。許可されている労働時間は2週間で40時間です。また、1ヵ月間では80時間までの労働が認められています。
オーストラリアの最低時給はアルバイトでも、21.38ドルです。日本円で言えば2,000円程度となります。例えば、毎月80時間、10ヵ月間働けば現地で160万円稼げる計算になります。家賃や生活費の大半は賄えるでしょう。
自炊を心がける
自炊を心がけるのも方法のひとつです。ブリスベンはシドニーやメルボルンに比べると物価が低いと言われていますが、それでも外食の際は日本の倍くらいの費用がかかります。
スーパーで売られている食材は、一つひとつが大きく、1回買えば何日間か使用できます。友達とシェアして費用を浮かせるのもよいでしょう。
現地で生活用品を揃える
ブリスベンはオーストラリア第三の都市です。デパートやスーパー、郵便局、病院など生活に必要なものは何でも揃っています。
そのため、現地でも購入できそうなものは現地で揃えるのが望ましいでしょう。日本から持っていくとなると、荷物が増えるため、移動が大変なうえに飛行機に乗る際に追加料金がかかる恐れもあります。
ただし、薬に関しては日本から持っていくのが得策です。海外の薬が合わないこともあるので、飲みなれたものを持参しましょう。なお、医薬品はオーストラリア入国時に申告が必要です。
キャンペーンを利用する
留学に際して、利用できそうなキャンペーンがないか確認してみましょう。例えば、航空会社では、時折航空券のセールを行っています。LCC航空のセールなら、片道4~5万円程度になることも珍しくありません。
また、語学学校でもキャンペーンを実施していることがあります。キャンペーンの内容は学校により異なりますが、入学金が無料になったり授業料が割引になったりするケースがほとんどです。
キャンペーンの特徴として、滞在期間が長期になるほど割引を適用できる確率も高くなります。1年間留学するのであれば、キャンペーンを利用してお得に滞在しましょう。
まとめ
ブリスベンに1年間留学する場合にかかる費用は、250~400万円程度です。平均的には300万円強と考えておくと無難だと思います。
ブリスベンへの留学費用は比較的安い方ですが、それでも長期間になるとまとまった費用が必要になります。留学資金は余裕を持って準備しておきましょう。
また、語学学校によっては、入学金や授業料が割引になるキャンペーンを行っていることもあります。キャンペーンを利用したい方は、語学学校や留学エージェントに問い合わせをして、確認してみましょう。