留学TOP > カナダ留学 > カナダ留学ワーホリ体験談その1(3回目)
カナダの留学やワーホリの体験談をシリーズでご紹介しています。
第1弾の3回目は引き続き30代女性でトロントでワーホリをご経験されているTM様からの体験談となります。今回は、『トロントの学校で英語レッスンを受講してみて』というテーマでトロントで英語の授業を受けて、学校のことやクラスメートのことなどに関するご感想です。
ギリホリの私にとって、学校での授業はかなり久しぶりなのでドキドキでした。
どうせ英語を学ぶならしっかり学びたい!と思い、トロントにあるカレッジのESLに通うことにしました。
私が通ったESLは、二か月間で1タームで、毎日朝の9:00から大体2:00頃まで、毎日授業がありました。
授業は基本的に教科書を使って文法を学びましたが、他にもチームを組んで英語でディベートをしたり、一人ずつプレゼンテーションをしたりと、書く、話す、の両方がバランスよくできる様に授業は組まれていました。
週末にはテストがあり、毎日の宿題もなかなかの量でした。
先生たちが生徒一人ひとりの弱点も良く観察していて、カンバセーションが弱いな、と思ったら、放課後のカンバセーションのワークショップに参加するよう勧めてくださったり、学校に行った後は語学力がかなり伸びたことを実感できました。
実は私は日本にいる頃、文法をカリカリやる学校なんてたいして役に立たない、現地で話していればうまくなる!と思っていました。
確かに、学校に行かなくても何となくは話せるようになる人もいるかもしれません。
でも、学校に行って文法を学んで感じたことは、しっかり文法を学ぶと、それまで以上に会話の幅が広がり、語彙やイディオムも豊富になるので、ネイティブとの会話が何倍も楽しくなる、ということでした。
また、学校でしっかり学んだからこそ、ニュースの内容をしっかり聞き取れたり、仕事上のきちんとした会話もできるようになったと思います。
私が通っていたクラスには、中国人、韓国人、ロシア人、メキシコ人、アラブ人、イラン人、ネパール人、フランス人などまさに世界各地から来た生徒がいました。
年齢も下は19歳から上は50歳まで、立場も学生、主婦、地元ではサラリーマンなど様々でした。
立場も宗教も背景も様々でしたが、学校の中では皆が英語を学ぶ生徒で、チームでディベートをする機会も多かったので、すぐに仲良くなりました。
お互いの文化、特に食べ物や習慣を聞きあったり、相手の国の好きな点を話したりしていると休憩時間もあっという間でした。
自分の国の文化と比較して、相手の国の文化を受け入れにくい時ももちろんありますが、そんな時でも率直に話し合ったり、自分の視野が広くなるチャンスとみなして、理解しようと努める姿勢はとても大切だな、と感じました。
放課後のワークショップに誘ったり、ランチを一緒に食べたり、駅まで一緒に帰ったりしても、交流を深めていきました。
学校の中や下にカフェがあることも多いので、授業が終わっても一緒に宿題などをして過ごしたこともありました。
住んでいる国は違うのですが、英語を学びたいという共通の目的があるので、勉強でも生活でも助け合う時に、仲良くなっていける気がしました。
カナダに行く前には、学校なんて行かなくても…と思っていましたが、今から行かれる方には、ぜひ学校へ行かれることをおススメします。
学校で綺麗な文法や言葉を教わってから、ネイティブのカナダ人に褒められることが多くなりました。
発音もしっかり矯正してくれるので、日本人が発音しにくいRとLも綺麗に発音することができるようになり、会話やお店の注文、クレームもスムーズにいくようになり、カナダでずいぶんと生活しやすくなったと感じました。
先ほども触れた点ですが、学校へ行った後はニュースをよく聞き取れるようになったので、少し高度な会話ができるようになった時は感動でした。
そして学校へ行って役立った点は語学面だけではありません。
色んな国の人たちと交流し、英語を共に学んで、自分の英語力について率直に指摘されることもありましたが、広い視野で周りや自分を客観的に見ることもできました。
違う国の人に自分を評価してもらえる機会はなかなかないので、本当に役立った点だと感じています。