意外に大変!?カナダのワーホリで仕事を探す【留学ワーホリ体験談①】
カナダの留学やワーホリの体験談をシリーズでご紹介しています。
第1弾の4回目は引き続き30代女性でトロントでワーホリをご経験されている高橋真奈美様からの体験談となります。今回は、『カナダ・トロントでの仕事探しとカナダの職場環境』というテーマでトロントで実際に仕事に就き、仕事探しの大変さやカナダの職場環境と日本とでの違いなどに関するご感想です。
意外と大変、トロントでの仕事探し
トロントはワーキングホリデーや留学生だけでなく、移民をたくさん受け入れているので、比較的外国人でも仕事は見つかりやすい環境です。
加えて日本食レストランや日系の企業もあるので、英語がネイティブ並みでなくては働けない、と言うわけでもありません。
それでも仕事を探すのは大変です。
日本と同じ要領で仕事を選り好みする余裕はありません。
私が実践した仕事の探し方
それで、私は外出した時に入ったレストランやカフェ、雑貨屋さんなどにHireling(求人)と書いてある紙が貼ってあるかチェックして、メモに住所などを取って帰るようにしていました。
日本では働きたい会社を探して、履歴書を作り、エントリーし、面接、という流れが多いかもしれませんが、カナダではまずレジュメ(履歴書)を大量に作り、カフェで働きたいのであればとにかく沢山のカフェにレジュメをばらまき、連絡が来るのを待つ、というのが一般的な流れです。
私もたくさんレジュメを配りましたが、連絡が来ることは本当に少なかったです。
レジュメを配るコツも知らずにただ配っていたわけなので、今考えれば連絡が来なくても当然なのですが、当時は「こんなに歩いてこんなに配っているのになぜ?!」と焦りも感じました。
それで、以前の体験記にも書いた、カナダに住む日本人コミュニティのe-mapleの求人欄から仕事を探すことにしました。
そして、無事に仕事をゲットすることができました。
ワーホリの仕事探しにも使えるレジュメ作成ポイント
カナダで履歴書のことはレジュメと言いますが、このレジュメも日本の書き方とは全く違います。
私も最初は書き方が全く分からなかったので、「レジュメ 書き方」などのワードをインターネットで検索して、大体の書き方をチェックしました。
そのあと、カナダ人の友達にチェックしてもらいましたが、「もっと自分の長所を上手に書いた方がいい。」とアドバイスを貰いました。
カナダでは面接でもそうですが、レジュメでも、自分を雇ってくれたらいかにその店にとって利点となるかを最大限アピールしなくてはいけません。
私も本来自分をアピールしすぎるのは苦手ですが、面接時には少しオーバーくらいにアピールするようにしました。
また、日本人ならではの気質の長所をアピールするのも役立ったと思います。
例えば、綺麗好き、真面目に働く、時間通りに仕事を始める、等々、当たり前に思える様なことですが意外とカナダでは喜ばれる特徴かなと思いました。
レジュメは多めに作っていつでも携帯しておくと、思わぬ時に良い出会いがあって、素敵な職場を見つけるのに役立ちます。
トロントで仕事するうえで注意しておきたいコト
いざ、働いてみると日本と違う点ばかりです。
それは雇い主も、雇われている人も、カナダ人だけでなく、中国人、韓国人、日系カナダ人など、バラエティ豊かだからということもあります。
例えば飲食店で働くと、カナダでは時給プラス、チップが貰えます。
そのチップ一つとっても、個人でそのまま貰えるのか、一旦店が回収してからバイトで均等にわけられるのか、お店が全部持って行ってしまうのか、様々です。
それも面接時にしっかりと雇い主に聞かないといけません。
とにかくカナダで働く外国人のお給料はカナダ人の半分、とも言われていますので、幾ら貰えるのかしっかり聞くことは重要です。
雇い主がいい加減な場合も多々あり、最初と言っていることが違ったり、シフトを伝えたのに間違えられていたりするのも、日本と違って大変だなぁ、と感じました。
トロントでの仕事環境
実際の職場の環境は、外国人の多い職場であれば、和気あいあいとおしゃべりしながら仕事をしている所もあります。
トロントは移民の街なので、どの職場で働いても、色んな国の人がいるので、それぞれがお互いを尊重しつつ、カナダのルールに従って上手に働いているという印象でした。
トロントで働く時、ほとんどの場合はカナダ人以外と働くことが多いと言っても過言ではありません。
英語もネイティブばかりでないので、職場の仲間の言っていることが分かりにくい時もありますが、自分の英語もまた相手にはわかりにくいのだと思うと、協力し合おうという気持ちも強まります。
どこで働くにしても、面接時だけでなく働いてからも、コミュニケーション不足で問題が起きないように、雇い主や一緒に働く仲間としっかりコミュニケーションを取って、しっかりと自分の意志表示をしていくことが、カナダで働くコツだと思いました。