パリの四季別(春夏秋冬)の特徴とその時期に合わせた服装

パリの四季別(春夏秋冬)の特徴とその時期に合わせた服装

フランスのパリに留学しようと思うと、パリの冬や春、夏や秋はどういった感じなのか気になる所だと思います。

それに合わせてどういった服装を準備していけばいいのか悩むところもあると思いますので、パリの四季それぞれの特徴と、パリでの留学でどのような服装を用意すればよいかについてご紹介いたします。

パリの春

パリの春

パリの春は一年の中でも特に過ごしやすく、観光にも適していると言えます。

長く暗い冬を終えて迎える春の暖かな日和は、日本では味わえない格別のものがあります。パリ市内には至る所に公園があり、日光浴をしたりウォーキングやランニングにはうってつけです。

またカフェのテラス席でコーヒーを楽しむのもいいでしょう。

夏のバカンス前には大きな音楽イベント「フェット・ド・ラ・ミュージック」が行われます。これは路上や公園などいたるところがライブ会場になり、朝方まで音楽で溢れかえります。

春の気温

4月から6月の平均気温は10℃から15℃程度で、日本に比べ涼しく感じるでしょう。日本より湿度が低く、梅雨も無いためかなり過ごしやすく感じます。

春の服装

服装は日本とほぼ同じと考えていただければいいですが、朝晩は冷え込むことがあるので、カーディガンやジャケットなど軽く羽織れるものを用意することをお勧めします。

特に朝は日本より日の出が遅く、肌寒さを感じることが多いので注意が必要です。

パリの夏

パリの夏

夏で最も重要な日はやはり7月14日の革命記念日です。エッフェル塔をバックにした花火はパリにいたら見逃せないでしょう。

また8月は待ちに待ったバカンスが訪れます。旅行に行くもよし、親しい人と過ごすもよし、是非フランスの夏を満喫しましょう。

夏の気温

パリは緯度で見ると北海道よりも北にあり、夏も日本に比べかなり涼しいと感じるでしょう。

7月から9月の平均気温は15℃から20℃で、最高気温が30℃を超えることも稀です。しかし地球温暖化の影響は例外なくパリも受けており、2019年には最高気温42.6℃を記録し、実に70年ぶりに記録更新をしています。

他のヨーロッパ諸国と同様冷房が無いため、もし運悪く猛暑日に当たった場合は覚悟しなければなりません。

日中は20℃台で過ごしやすいですが、朝晩は15℃ぐらいまで気温が下がります。

夏の服装

服装は日本と同じものに加え、冷え込んだ時に羽織れるものが必要です。

夏だからと言って露出の多い服ばかり用意することは避けた方が良いです。女性は安全上ミニスカートは履かない方が無難です。

加えて夏は軽装になる分貴重品の管理には注意する必要があります。バカンスシーズンは気持ちが開放的になる分緊張感も緩みがちでかつ軽装ですので、スリに遭う危険性が高まります。

夏は観光客が増えるシーズンですので、アジア人は特に標的になりやすいです。バカンスを楽しみつつ緊張感を持つことも忘れずに、夏を思いっきり楽しみましょう。

パリの秋

パリの秋

バカンスが終わり10月から新年度が始まります。日本のように燃えるような紅葉を見ることは難しいですが、公園の木々は色づき、落ち葉で敷き詰められた自然の絨毯がパリの街を秋模様に染めるでしょう。

暑さも和らぎ、春同様散歩やジョギングにはうってうけの気候になります。

秋の気温

10月から11月の平均気温は7℃から20℃と、季節の変わり目だけあって寒暖差があります。

肌寒さを感じることが多いですので、少し分厚めの羽織ものを準備すると良いです。

秋の服装

10月ごろはトレンチコートのような風を通さない薄手のジャンパーやジャケット、スカーフなどが目安です。気温の変化に応じてすぐ脱ぎ着できるものが良いです。

11月に入ると本格的な寒さを迎えることとなり、冬本番の服装の用意が必要です。厚手のシャツやジャンパーの用意を早い段階から忘れないように心がけてみてください。

秋は突発的な天候の変化も予想される季節です。にわか雨などに備え折り畳み傘は常備するようにしましょう。

パリの冬

パリの冬

パリの冬は多くの日本人にとって長く感じます。それは単純に寒さが長く続くということだけではなく、日照時間の短さもその要因の一つです。

事実11月から2月の月平均日照時間が100時間を下回っており、東京と比べて70時間以上少ないことになります。

天気はほとんどが曇りまたは雨、週に1回太陽が見えれば良いほどです。

だからといってパリの長い冬は悪いことばかりではありません。やはり最大の楽しみは何といってもクリスマスです。

パリの至る所でクリスマスマーケットが開かれ、特にテュイルリー公園はパリ最大のものとして有名です。

ホットワイン片手に色々な屋台グルメを巡ってみるのも良いですし、年越しの際には凱旋門で盛大なカウントダウンイベントに参加してみるのも良いです。

1月6日の公現祭にはガロッテ・デ・ロワというお菓子を食べることが風習となっています。お菓子の中に1つだけフェーブとよばれる焼き物が入っており、それを引き当てた人は一年を幸せに過ごせると言われています。

冬の気温

11月から3月までの平均気温は4℃から7℃ほどと日本より寒く感じることが多いです。

暗くどんよりした天気は2月いっぱいまでは続きます。3月を迎えると段々と晴れ間が増え、暖かい春の訪れが長い冬の終わりを告げます。

冬の服装

ジャンバーやコートなどの上着だけでなく厚手のシャツやタイツ、靴下などの下着の準備も欠かさず行いましょう。

また耳元が覆る帽子や手袋はかなり重宝します。日本からカイロを持ち込んでおくと便利でしょう。

パリの天候と服装の特徴

パリの四季を春夏秋冬に分けてご紹介しました。

パリの天候や服装の全体的な特徴を挙げるとすれば、全体的に日本より涼しい、あるいは寒いと考えていただき、日本の服装プラスαの準備をお勧めします。

もっともファッション最先端の地パリですから、現地で調達することも楽しみの一つになると思います。

パリにはシャネルを代表とした有名ブランド店が数多く存在します。パリでしか流通していない商品もありますので、一度店舗を訪れてみるといいでしょう。

そしてすでにご紹介したように、一年間を通して様々な楽しいイベント事があります。それぞれ季節を代表するものなので、パリで暮らすうちに季節感と結びつくようになります。

パリでの留学で勉強に勤しみつつ、是非パリでしかできない四季折々の独特な体験をしてみてください。

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