フランスで英語はどこまで通じる?
留学もそうですが、旅行などでも海外へ行くときの心配事は「言葉が通じるのか?」ではないでしょうか?英語圏なら、英語が通じるのでなんとかなりますが母国語が英語ではない、フランスへ行くならなおさら不安になるかもしれません。
「フランス語はまだ分からない・・・」、「旅行は大丈夫かな?ガイドもいないし・・・、個人旅行は無茶苦茶かな?」、「フランスって、英語は通じるのかな?」などなど
フランスで初めての留学や旅行が満喫できるよう、フランスで英語が通じる場所、通じない場合、注意する点など詳しく紹介します。フランスで思い出に残る素晴らしい経験ができたら幸いです。
フランス、パリで英語は通じるの?
パリは、ルーブル美術館やエッフェル塔など観光スポットがたくさんあり、世界中から多くの観光客が訪れる活気あふれた街です。そのため、観光スポットであれば英語が通じると考えて大丈夫です。
英語が通じる場所
- 空港
- 美術館や博物館
- 観光案内所
- 主要駅
- メトロ
- 観光スポット
- 高級ブランドのお店
日本からの便も発着する巨大空港:シャルルドゴール、その空港内にあるレストランやカフェ、インフォメーションは英語が通じます。
また、パリ市内のルーブル美術館や博物館、観光案内所では、英語が通じるので楽しんで観光ができます。
ちなみに旅行業界は雇用するにあたって、雇用の条件に英語が話せる人と記載されているのです。
北駅、東駅、リヨン駅、モンパルナス駅は、フランス全国への発着駅なので、フランス人だけではなく、外国人も多く利用しています。駅の窓口では、ほぼ英語が通じると思って大丈夫です。英語が通じるので、目的地までのチケット購入などスムーズにできます。
メトロ(地下鉄)の自動販売機は、フランス語の他に英語、イタリア語、スペイン語と自分で言語の切り替えが可能で、フランス語が母国語でない外国人でも使いやすいです。
エッフェル塔や凱旋門だけではなく、パリ郊外にあるベルサイユ宮殿やパリから日帰りツアーなどで行けるモンサンミッシェルなど外国人に人気のある観光スポットは、訪れる観光客も多いので英語対応が可能です。
エルメスやルイヴィトン、シェネルなど高級ブランド店では英語が通じます。が、買い物のマナーに気をつけてください。色々な商品に勝手に触ったり、おしゃべりばかりしているお客さんには、店員さんが聞こえるようにフランス語で暴言を吐くケースもあります。
日本語対応可能な場所
- オペラ座周辺の日本食レストランなど
ギャラリーラファイエットやプランタンなどのデパートや日本人観光客が多く訪れるスポットでは、日本語の対応可能なスタッフもいます。また、オペラ座周辺には、日本人街があり日本レストランなどが多い地域です。
フランスで英語が通じにくい場所は?
買い物をしようと入ったスーパーで英語が通じない!と慌てないよう、英語が通じにくい場所を知っておくことで、より快適にな滞在が楽しめます。
英語が通じにくい場所
- バス
- タクシー
- ローカルなスーパーマーケット、レストラン、カフェ
- フランスの地方
タクシーは、英語が通じないと思った方が無難です。行き先を書いた紙を見せて、ドライバーに伝えるようにしてください。万が一、ドライバーが行き先を間違えても、その分の料金は請求されてしまいます。
地元の人がよく利用するスーパーマーケットでは、フランス語が中心に話されているので、英語が通じにくいことが多いです。もしかしたら、簡単な英語でしたら、片言の英語やジェスチャーで答えてくれるかもしれません。
リヨンやニースなどは、外国人の観光客も多く、それなりに英語が通じる場所もあります。が、外国人観光客の少ない地方は、英語が話せる人の確率も少なくなってきます。
お年寄りに話しかけるよりも大学生など若者に話しかける方が、英語が通じる確率が高くなりますよ。
レストランやカフェは英語が通じるの?
フランスまでせっかく来たのだから、美味しいフレンチ料理を食べたいって思っている人もいる人も少なくないはずです。
観光スポット付近のカフェでは英語が通じますが、ローカルなカフェは英語が通じないです。お店のメニューが英語で書かれているカフェであればたいてい英語が通じます。
星付きレストランや有名レストラン、シャンゼリゼ通り、オペラ座周辺、エッフェル塔近くなどの観光スポット付近にあるレストランは、英語のメニューが用意されていて、英語対応が可能です。
ビストロなど小さなレストランは、必ずしも英語のメニューがあるとは言えません。英語のメニューが用意されていないビストロもあるので、英語が通じる確率は半分くらいと思った方がいいでしょう。ただ、サービスしてくれる人は、かなりの確率で英語が話せます。
注意すべき点、気を付ける点は?
特に気を付けた方がいい点は、英語で話しかけてくる人にです。
「あっ、英語で話しかけてくれた!」「良かった」などと安心してしまい、色々なことを話してしまいがち。
でも、そんな人には、注意が必要なのです。
例えば、無許可の個人タクシーの場合です。想定外の高い料金を請求されたり、目的地ではない場所に連れて行かされ、お金や高額の宝石などを奪い取られるなどの被害にあうケースもあります。
こちらから話しかけていないのに、気軽に英語を話しかける人にはくれぐれも注意してください。
フランス人が話す英語の特徴
フランス人が話す英語には幾つか特徴があります。以下の特徴が代表的な英語の発音となっていますので、フランス人と英語で話すときは以下の点に気を付けて会話するとコミュニケーションがスムーズになるかと思います。
hを発音しない
フランス語では"h"を発音しません。その為、英語でも度々"h"を発音しない場合もあるので、この点を気を付けておくと良いでしょう。
happyもアピーと聞こえたり、haveもアブと聞こえたりするかもしれません。
rの音も違う
フランス語では"r"は基本的に舌の奥が震える感じで発音します。英語は舌の先を丸めてrを発音したりするので、発音が異なります。
例えば、carも「カール」と聞こえたりする場合もあります。
アクセントが異なる
フランス語では基本的に単語のアクセントは平等に発音されます。英語のようにあまり抑揚が感じられません。
そのため、発音もフラットな印象を受ける場合もあるので、一瞬で英単語の識別も難しい場合もるかもしれません。
フランス滞在をより楽しために知っておきたいフランス語
フランス人の母国語はフランス語です。時には、直接英語で話しかけることで相手の印象が悪くなることもあります。
日本も日本語が母国語なので、外国人が唐突に英語で質問してくるよりも「こんにちは」とか「ちょっとすみません」とか、はじめに日本語で話しかけられたら、気分も違うのではないでしょうか?
知っておくと役立つフランス語
- おはよう、こんにちは「Bonjour」(ボンジュール)
- さようなら「Au revoir」(オー ルヴォワール)
- ありがとう「Merci」(メルシー)
- お願いします「S’il vous plait」(シル ブゥ プレ)
- これ!※クロワッサンが欲しい時とか、指をさしながら言う「ca」(サ)
- お会計お願いします「L’addition s’il vous plait」(ラ ディッション シル ブゥ プレ)
例えば、道中で英語で聞くときは、
「Bonjour, Vous parlez anglais?(ボンジュール、ブゥ パルレ アングレ?)」英語は話せますか?
また、聞いた後は「Merci(メルシー)」とお礼を忘れずに!
最後に
フランス、特にパリで英語が通じる場所、通じにくい場所と注意すべき点を紹介しましたがいかがだったでしょうか?
パリは国際色豊かな街なので、観光客が多く訪れる界隈でしたら比較的英語が通じます。
簡単なフランス語を話すとフランス人の対応も良くなったりするので、ガイド本を見ながらで挑戦してみてくださいね。