フランス留学でフランス入国後にやるべき10のこと

フランス留学でフランス入国後にやるべき10のこと

フランスへ留学してフランスに着いてからは、いくつかやっておくべきことがあります。

ビザ関連の事や生活していくうえでのことなど、フランス留学を経験された方にヒアリングしながら幾つか要点をまとめてみました。

【1】長期学生ビザを有効化する

3か月以上留学される方は、長期学生ビザを事前に習得してフランスに来られると思います。

しかし入国日より3か月以内に学生ビザを有効化しないと、長期学生ビザに付帯した滞在許可証の効力が失効してしまいます。最悪不法滞在者とみなされるので、必ず有効化の手続きを行いましょう。

手続きはすべてオンラインで可能です。こちらのサイトから行いましょう。

【2】CVECの負担金を支払う

フランスの高等教育機関への登録を完了するにはこの CVECの負担金を支払う必要があります。

この負担金は、新入生へのサポートや学生生活における様々な活動を支援するために使われます。金額は年間 90 ユーロでオンラインで支払いができます。こちらのサイトから手続きを行いましょう。

支払った証明は必ず保管し、入学手続きの際に提示できるよう用意しましょう。

※ただし、語学留学で語学学校に通う場合や在学中の大学とフランスの協定校との交換留学生は支払いの必要がありません。

【3】留学先の学校で登録を行う

多くの学校で事務所での対面の登録、入学手続きが行われています。事前に提出書類などが指定されている場合は日本で準備していきましょう。

授業が始まってからだと重要な情報を逃したまま授業を受ける事も有り得るので、渡航後なるべく早く出向くようにしましょう。

事務所の人はフランス語しか話せない人がいる可能性があります。もし現地にお手伝いを頼めそうな知人、友人がいれば一緒に行ってもらいましょう。

分からないことはその場でしっかり確認し、メモなどに書き起こしてもらうなどしてもらいましょう。特に授業料の支払いや初回授業について確認をしましょう。

【4】セキュリテ・ソシアルの登録

セキュリテ・ソシアルとはフランスの社会保障制度のことで、登録は必須となっています。

セキュリテ・ソシアルに登録することで、carte vitaleと呼ばれる保険証を受け取ることができ、医療機関や薬局で提示すると費用の一部が免除されます。

登録は無料で、外国人留学生専用のサイトから登録可能です。

学校の登録が完了し、学生ビザを有効化した後に登録するようにしましょう。

【5】部屋を探す

渡航前に学生寮など入居する場所が決まっている場合は安心ですが、それ以外の方は部屋探しをしなければなりません。

渡航して1~2 週間はホテルなどに一時的に滞在し、入学手続きなどと並行して探すのがいいでしょう。

不動産屋さんや仲介業者に頼むのが一番手軽ですが、ご自身で探す場合はleboncoisやlokavizといったサイトで探しましょう。

特にパリは争奪戦なので、10~20 件コンタクトを取って返信があったところから当たってみましょう。

銀行口座の開設や郵便物の送付に住所はかかせませんので、なるべく早くに見つけるようにしましょう。

【6】銀行口座の開設

フランス、EU内でのお金のやり取りのためにフランスで銀行口座を作ることをお勧めします。特にアロカシオンと呼ばれる住宅補助を受けるには銀行口座の開設は必須となります。

フランスには日本人の行員さんが常駐している銀行がいくつかあり、パリではル・クレディ・リヨネ ピラミッド支店とケッス・デパーニュ・イル・ド・フランス日本人担当デスクの2つがあります。

いずれも事前に予約をする必要があるので注意してください。日本人の担当者の方に取り次いでもらえます。

【7】アロカシオンの申請

長期学生ビザを持つ留学生の方はアロカシオンと呼ばれる住宅補助を申請することができます。

新居が確定し銀行口座が開設できた時点で早めに申請しましょう。以下ののサイトからオンラインで申請することができます。

アロカシオンは入居月の翌月から3か月以内に申請しないと満額支給されません。うっかり忘れることの無いように気をつけましょう。

【8】imagineRの購入

1年以上滞在される26歳以下の方は、imagineRの購入をお勧めします。これは1年間350ユーロ(約56,000円)でパリ及びパリ近郊の鉄道、バスが乗り放題になるものです。

大人版の約半額の設定になっており、大変お得です。こちらのサイトから申請できます。

ただし入学許可証または学生証のアップロードが必要なので、準備出来てから申し込みましょう。購入日が早ければ早いほどいいでしょう。

【9】最寄りの病院探し

留学中における健康管理は最も重要と言えるでしょう。いくら気を付けていても誰もが体調を崩す可能性があります。そうなる前に最寄りの病院をチェックしておきましょう。

このDoctorlibというサイトに郵便番号もしくは住所を入力すると、簡単に病院が見つかるだけではなくオンライン予約も可能です。

フランスはかかりつけ医制度をとっており、基本的にいつでも同じ医師にかかることになります。

初診時にはcarte vitale、もしくは日本で加入した海外保険証を持参し、かかりつけ医登録をしてもらいましょう。

医療関係の単語は難しいので、診察時はgoogle 翻訳などを使うことをお勧めします。

日本と同じように処方箋を貰えるので、薬局で薬も購入できます。薬局は至る所にあり、緑のマークで見やすいので心配する必要はありません。

【10】最寄りのスーパーを確認する

日常生活においてスーパーは欠かせない存在です。周辺のスーパーを下見し、どこで買い物するかを決めておきましょう。

Monoprixはフランスで一番メジャーでどこでも見つけることができます。

お値段重視ならCarrefourやLidlがおすすめです。パリ市内だといずれも簡単に見つかります。

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