プロヴァンスへ留学するために知っておくべきこと
フランスのプロヴァンス地方は、主に南フランスの東側を指しています。都市で言うとマルセイユからカンヌ・ニースに至る海沿いや丘陵地域を総称してプロヴァンス地方と呼ばれています。
このプロヴァンス地方で留学しようと思うと、主にニースに留学するか、またはマルセイユや他の小さな町にある学校へ入学して留学する形となります。
プロヴァンス地方での留学というのはどのような形となっていくのか簡単に見てみましょう。
プロヴァンス地方の場所
プロヴァンス地方は特に行政県や行政区として定められた地域はありませんが、東はイタリアの国境から西はマルセイユあたりまでのプロヴァンス-アルプ-コートダジュール地域圏とほぼ重なる地域と言われています。
南側は地中海に面し、北側にはサント・ヴィクトワール山などの山や丘陵地帯が広がり、ブドウ畑も多くワインやプロヴァンス料理などの食文化も豊富な地域です。
この地方の最大の都市はマルセイユで、リゾートタウンとしてニースも代表的な町となっています。その他には映画祭でも有名なカンヌもあります。
プロヴァンス地方でアクセスのよい空港はニースにあるコートダジュール空港(NCE)です。日本からの直行便が出ていないので、パリやフランクフルトなど主要なヨーロッパの都市まで直行便で飛び、乗り継いでコートダジュール空港に辿り着くのが一番簡単な手段です。
または中東からドバイやトルコ経由でコートダジュール空港へと行くこともできます。
プロヴァンスに留学するメリット
プロヴァンスはヨーロッパを代表する世界的なリゾートエリアですが、一方で独自の文化もあったりします。フランス語を学ぶだけでなはない様々な体験でプロヴァンスのメリットを感じることができると思います。
セレブな雰囲気を感じられる
特に地中海側のニースやカンヌといったコートダジュールにはなりますが、世界から様々なセレブが集まるエリアでもありますので、映画の世界で観るようなセレブな雰囲気を体験することができます。なかなか日本では味わえないような雰囲気です。
プロヴァンス独自の風土も体験できる
地中海でとれる海の幸を使いオリーブオイルやワインを使った独自の料理であるプロヴァンス料理を味わうこともできます。フランス語を学んで料理のレッスンを受けたりもできますし、ホームステイ先でプロヴァンス料理を頂くこともできたりします。
気候に恵まれている
地中海に面した南フランスだけあってプロヴァンス地方は温暖で天気に恵まれています。フランスでも北部の方は雨や曇りがちな天候だったりして天気に恵まれなかったりもしますが、プロヴァンス地方では晴天に恵まれ温暖な気候の下で勉強することができます。
プロヴァンス留学の費用
プロヴァンスにはニースを中心にフランス語を学べる語学学校点在しています。1ヵ月ニースを含めプロヴァンス地方にある学校でフランス語を勉強してホームステイした場合、留学の費用として航空券込みで45万円前後~が相場感です。1年間だと、約260万円前後~となります。受講するコース・レッスン時間・滞在先のタイプにより料金は異なってきます。
(※1ユーロ=130円計算、航空券は東京発パリ経由便で往復16万円で想定した場合)
エクサンプロヴァンスの物価
プロヴァンスにある小都市エクサンプロヴァンスの物価の感覚として相場の一例です。
プロヴァンスの小さな都市ではありますが、外食代は高いです。家賃は比較的安いですが、これがニースになるとまだ高くなるのでプロヴァンス地方の一般的な相場と思わない方が良さそうです。
- 大衆店での食事:€15.00(約2,400円)
- マクドナルドのセット:€9.00(約1,440円)
- カプチーノ:€3.16(約505円)
- 牛乳1リットル:€0.98(約156円)
- 卵12個パック:€2.46(約393円)
- 水1.5ℓ:€0.75(約120円)
- ワイン:€7.00(約1,120円)
- 郊外の1人部屋1ヵ月家賃:€545(約87,200円)
- 市内の1人部屋1ヵ月家賃:€677.50(約108,400円)
プロヴァンス地方の語学学校
プロヴァンス地方にはニースを中心にフランス語の語学学校が集まっています。その他の都市では、マルセイユやエクサンプロヴァンスといった町にいくつか語学学校があります。
ニースの語学学校
エクサンプロヴァンスの語学学校
プロヴァンス地方の基本情報(プロヴァンス-アルプ-コートダジュール)
人口 | 約470万人 |
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日本との時差 | -7時間(3月⇒10月) -8時間(10月⇒3月) |
最高気温(平均) | 30℃(7月/8月) |
最低気温(平均) | 3℃(1月) |
国際空港 | コートダジュール空港(NCE) |