フランスの気候と服装、これを知っておくと渡航前の準備に便利！

フランスの春（3月～5月）

3月末から徐々に暖かくなりはじめ、日本と同じように桜の花が開花し始め、春を感じる瞬間です。

花が咲き暖かくなってくると、公園などでピクニックをしている人をよく見かけます。

気候の特徴

3月は、まだ気温が低い日が多いです。特に朝晩は冷え込みます。冷たい風が吹く日もあり、気温がグーンと下がる日も多いです。

4月、日本のような春らしい気温になるのは、イースターを過ぎた頃からです。しかし、朝晩は10℃前後まで下がるので注意が必要です。

ここ最近では、異常気象の関係もあり、5月に入ると日中の気温が20℃後半から30℃近くになる日も増えてきました。暖かく日中は過ごしやすいですが、朝晩は気温が10℃前後まで低くなります。

服装について

3月は、冬用のコートや厚手のセーターなど、寒さ対策が必須です。また、3月中旬から末にかけては、雨が突然降る日があります。

フランス人は、フードが付いたジャケットを頭にかぶり、突然の雨でも傘もささずに歩いています。

折りたたみ傘をカバンに入れているといざという時に便利ですよ。

4月に入っても朝晩の冷え込みがあります。スプリングコートやジャケット、長袖のシャツやトレーナーなどが最適です。

5月は、日中は暖かいので、半袖や長袖のシャツで大丈夫ですが、朝晩肌寒く感じることもあります。薄手のジャケットなどがあると便利です。

フランスの夏（6月～8月）

7、8月はフランス人が楽しみにしている夏のバカンスです。日照時間も長く、夜まで笑い声が絶えません。

気候の特徴

6月、フランスには日本のような梅雨がありません。湿気がなくカラッとし、日中の気温も20℃を超え過ごしやすいです。

7、8月は、日照時間が長く22時を過ぎても空が明るいのが特徴です。

フランス北部で25℃くらい、南部は、35℃以上と暑い日が続きます。

ここ数年フランス各地では、40℃を超える日が数日続く日もあります。フランスの家庭は、日本と違いクーラーがない家も多く、猛暑の暑さ対策は、扇風機と、太陽の強烈な日差しをシャットアウトするために雨戸を閉めるだけです。

また、網戸がないのも特徴です。窓を開けっぱなしにしているとハエや蚊が侵入しするのは日常茶飯事。虫よけ対策も忘れないでくださいね。

服装について

6月は、長袖や半袖のシャツで過ごしやすいですが、朝晩は冷え込むので、Gジャンやカーディガンなどの羽織れるものがあると便利です。

7月、8月は、日本同様、半袖と短パンで大丈夫です。しかし、朝晩は、気温が下がります。朝晩は、パーカーやフリースなどで寒さ対策が必要です。

夏は、太陽の日差しがかなり強いので、サングラスと帽子、日焼け止めクリームは必須です。

フランスの秋（9月～11月）

日本同様、紅葉が見れます。マルシェでは栗や色々な種類のキノコなどがならび本格的な秋を感じます。

季節の変わり目で、雨が降る日も多くなるのが特徴です。

気温の特徴

9月は、日本のような残暑はなく、9月後半になってくると肌寒くなり、夏の終わりを感じます。

10月は、気温も下がり、曇りの日が増え、寒い日が続きます。

11月は、より寒くなり、日照時間が少なく曇り空です。

服装について

9月前半は、まだ夏の陽気が続く日もあり、半袖の上に薄手のジャケットで大丈夫です。

後半は長袖シャツに秋用のコートやショールでの寒さ対策が必要になってきます。小雨の日も増えるので、折りたたみ傘やレインウエアなどがあると便利です

10月は、長袖のシャツにジャケットや秋用の薄手のコートがおすすめです。

が、寒い時のために薄手のセーターやトレーナーがあると便利です。小雨の日も増えるので、折りたたみ傘やレインウエアなどがあると便利です。

11月は、ますます冷え込んでくるので、冬用のコートやダウンジャケットが必要になります。長袖のシャツにセーターやトレーナーなどの重ね着がおすすめです。

小雨の日も増えるので、折りたたみ傘やレインウエアなどがあると便利です

フランスの冬（12月～2月）

日照時間が1日平均で3時間とかなり少なく、白い曇り空の日が続き、どんよりとしています。

気温の特徴

12月は、上旬・中旬・下旬では、気温の差が4〜5℃もあります。中旬から、寒さが一層厳しくなり始めます。

1月、2月は、寒波の影響を受け、最低気温がマイナスになる日もあります。かなり冷え込みます。

服装について

12月は、冬用のコート、厚手のセーターとヒートテックなどのインナーの組み合わせ、手袋、厚手の靴下などしっかりとした防寒が必要です。屋内は、暖かいので、脱ぎやすいものが便利です。

1月、2月は、帽子、マフラー、手袋、厚手のセーターとヒートテックなどのインナーの組み合わせ、厚手の靴下、冬用コートなどでしっかりとした防寒が必要です。屋内は、暖かいので、脱ぎやすいものが便利です。

フランスの天候と服装の特徴

夏は湿度がなくカラッとして過ごしやすいです。が、朝晩は冷え込むので、1枚羽織れるものが必要です。

また、本格的な冬になると、最低気温がマイナスの日も出てきてかなり寒いので防寒対策が必要です。

フランスで快適に過ごせるよう、渡航前の参考にしてください。