留学TOP > アイルランド留学 > アイルランド留学ワーホリ体験談その1(3回目)
アイルランドの留学やワーホリの体験談をシリーズでご紹介しています。
第1弾の3回目は引き続き20代女性でダブリンでワーホリをご経験されているGreenwich様からの体験談となります。今回は、『アイルランドで学校に通って英語力アップを図ろう』というテーマでアイルランド(ダブリン)で実際にどういった学校に通い、学校の雰囲気はそうだったかに関するご感想です。
私が通っていた語学学校は、中心街から徒歩10分程度のところにあるULearn Schoolという学校です。
学校の規模は、全生徒450〜500名程度で、ダブリン市内では規模の大きい学校になります。
ULearn Schoolは、アイルランドの典型的な語学学校の一つで、カナダやオーストラリアのように、建物丸々校舎というわけではなく、横並びのビルの一角が語学学校になるので、隣が普通のオフィスだったり、コンビニだったりします。もちろん語学学校が建物丸々所有している学校もあります。
続いて、ULearn Schoolで勉強をするメリットをお伝えします。
メリットは、週ごとにシラバスがある点、教師が定期的に交代する点、授業内外でCambridge/ILETSテストの対策を行ってくれる点などが挙げられます。
週ごとにシラバスがあるというのは、短期滞在の生徒にとってのメリットです。ヨーロッパ各地から短期で英語を学びに来る学生を多く受け入れているため、長期スパンでのシラバスを使用せずに、週ごとに学ぶトピックが決まっていて、一週間で完結する内容になっています。そのため、授業で固定の教科書を使用せず、その都度、教師がハンドアウトを配布します。
語学学校でありがちな、高い教科書を買わされたのに全く使用しなかったなどのデメリットがありません。
ULearn Schoolでは、5週間ごとに教師が変わります。英語を学びに来ている学生にとって、教師の質は何よりも大切です。ULearn Schoolでは、定期的に教師のトレーニングを行なっており、より質の高い授業を提供できるよう工夫があります。
とは言っても、やはり自分に合う合わない教師がいます。そういった点で、定期的に教師が交代するのは、長期滞在する学生にとってはメリットだと思います。
さらに出身地域によってアクセントがかなり異なるアイリッシュ英語だからこそ、授業で様々なアクセントに触れられことは大きなメリットです。
三つ目の授業内外でCambridge/ILETSテストの対策を行ってくれるという点についてです。
ULearn Schoolには英語指導専門のディレクターがいます。基本的に、ディレクターが各々の生徒の英語レベルを把握し、レベル分けをし、クラス以外の英語学習をサポートしてくれます。
授業時間内に、テスト対策をしてくれるので、特別に別に時間が必要ということはなく、限られた時間の中で最大限のサポートをしてくれます。
一方デメリットとして挙げられる点は、生徒数が多いため、特に夏のシーズンは大勢の中に埋もれやすい点、毎週金曜日にテストが行われる点などが挙げられます。
ヨーロッパの夏休みシーズンは、多くの高校生、大学生が長期休みを利用して、短期でアイルランドに英語を学習に来ます。そのため夏の期間は、一人クラス最大15人で授業を受けることになるため、積極的に授業に参加する姿勢がとても重要です。
また個人的な依頼の対応が遅かったり、大勢の生徒を管理仕切れていなかったりなどのデメリットがあります。
二点目は、毎週金曜日のまとめテストです。近年、学生ビザ規則が厳しくなり、移民局から、Non-EU学生の出席率の徹底やテスト(CambridgeやILETS)受験の必須などの規則が追加され、毎週クラスでテストを受けることも条件の一つとなりました。
そのため、その週で学んだことを金曜日の前半時間に、テストを行います。長期滞在の学生にとっては一週間のうちの一日ですが、短期滞在の学生にとっては、貴重な一日をほとんど丸々テストに費やすのは、少し時間の無駄なような気がしました。
最後にどの学校にも自分に合う合わない教師や授業スタイル、学校の方針等があります。
アイルランドでどのように過ごしたいのか、どのように英語を習得したいのか、何をゴールに目指すのかを決め、自分に一番合った学校で勉強することが、英語上達の近道だと思います。
またアイルランドでは学生であっても週20時間まで働くことが許されていますので、職場で実践的な英語を習得することも可能です。
私の感覚では、アイルランド人は基本的にみな人柄が良く、お喋りなので、どの学校でどの教師に当たっても、わりと温かいアットホームな雰囲気で授業を楽しめるのではないかと思います。