留学TOP > アイルランド留学 > アイルランド留学ワーホリ体験談その1(2回目)
アイルランドの留学やワーホリの体験談をシリーズでご紹介しています。
第1弾の2回目は前回に引き続き20代女性でダブリンでワーホリをご経験されているGreenwich様からの体験談となります。今回は、『アイルランド流働き方』というテーマでアイルランドで実際にどのように仕事を探し、アイルランドで働いてみてのご感想です。
今回はアイルランドでの仕事探し、勤務形態、職場の雰囲気などについてお伝えしたいと思います。
私は現在、アイルランドのビデオゲームの翻訳やテスティングを行なっているローカリゼーションの会社に勤務しています。
まず初めに仕事探し時点の私の英語力はTOEIC800程度でした。
大学生の頃に語学留学したこともあり、語学にはある程度自信がありました。なので、アイルランドでの就職活動もそんなに大変ではないだろうとかなり甘く考えていました。
結果、就職活動期間約2ヶ月で今の仕事を得ることができましたが、アイルランドでの就職は実力(経験)しかり、運とタイミングがかなり重要です。
私はオフィスでの仕事探しに絞り、あらゆる求人サイトに登録をし、プロフィール/履歴書を作成、登録しました。
毎日求人サイトと向かい合い、ひたすら履歴書を送りました。その中で数社から連絡があり、筆記テスト、面接を経て仕事を得ました。
当時私のハウスメイトだった日本人の方は、レストラン、カフェに履歴書をひたすら配り歩いて仕事をゲットしていました。
<アイルランドの主な求人サイト>
ご参考1Irish Jobs
ご参考2Indeed
ご参考3Jobbio
ご参考4Monster
ご参考5MixB
苦い話になりますが、アイルランドでの仕事探しは想像以上の気力と精神力を要します。
たくさん悔しい思いも、苦い思いもしました。
非雇用率は下がりつつあるものの、NON-EU国民にとって、仕事を得るのはまだまだ厳しいのが現状です。
仕事探しをしながら、日本にいたらこんなに大変な思いをせずに済んだのにと愚痴をこぼしながら、日本にいた頃、安定した職、安定した収入が毎月あることがどれだけありがたいことかを痛感しました。
と言いつつも、実際に勤務を始めてみると、アイルランドの会社は思った以上に働きやすい環境で、同僚/上司との関係もとても良好で、風通しの良い職場でした。
何より一番驚いたことは、9時半出勤にも関わらず、大抵の人は9時40〜50分に出社をし、18時になると、ほぼ全員一斉にパソコンの電源を切り、帰宅します。
マネージャーレベルの人でも、30分〜1時間の残業がせいぜいです。
日本で働いていた頃、忙しい時期の2〜3時間の残業は当たり前だったので、10時〜18時勤務かつ昼休憩約1時間の勤務時間には驚きでした。
これはこの会社に限ったことなのかと思い、知り合いのアイルランド人に聞いたところ、その友人もまた似たような勤務時間かつ、残業した時間数、積み立てて休暇を取ることができると言うので、さらに驚きでした。
その他この会社では無料のコーヒーや紅茶、牛乳がキッチンに常備されていたり、休憩ルームでは毎日バナナやリンゴなどのフルーツが無償で提供されたり、時々ドーナツやマフィンなどが支給されるなど、社員にとって働きやすい環境を作ることに徹底しているように感じます。
日本だどグーグルやフェイスブックなどが似たような職場環境を整えているかと思いますが、アイルランドではよくあるようです。
日本人は一日に数十時間働くのは当たり前で、一日のほとんどの時間を職場で過ごします。日本にいた頃は、仕事が絶対で、仕事が人生の大半を占めているように感じていましたが、アイルランド人は、仕事をあくまで人生の一部と捉え、プライベートを充実させるために働いているという印象を受けました。
私はこの考え方に賛成なので、こちらでの働き方が自分にあっていると思っています。
以上、私のアイルランドでの就活体験談でした。
人によっては、渡航後すぐに仕事が見つかったという人もいれば、3〜4ヶ月頑張って探し続けている人もいます。
とにかく運とタイミングが大きく左右する国です。前もって、CV(履歴書)作成や英語力向上、経済的な準備をしておくことは、アイルランドでの生活のクオリティーを決めます。
しっかりと計画的な準備を進めて、アイルランド生活に臨めば、より良いアイルランド生活を送ることができるのではないかと思います。