ミュンヘンでの留学生活、メリットやデメリットは？

比較的治安が良い

ミュンヘンで過ごした４ヶ月間の中で、身の危険を感じるような出来事に遭遇したことは一度もありませんでした。困っていれば手を差し伸べてくれるような親切な方も多く、嫌な思いをしたこともほとんどありません。

とは言え、日本よりもスリや置き引き等の犯罪率が高いことは事実。ゆえに、警戒心を持って行動することは大切です。個人的に私が自己防衛として気をつけていたのは、

・外出時、荷物は肌身離さず持っておく
・夜遅くに1人で出歩かない
・人通りの少ない道は極力避ける

以上の３点。

身構えすぎず、でも最低限気を付けるべきことは気を付けながら生活をすること。これが、ミュンヘンで暮らす上で、大きなトラブルに巻き込まれないようにするために、心がけておくべき大切なことだと思います。

交通機関が充実している

バス、電車、トラム（路面電車）等、主要な交通機関は全て整っており、どこへ行くにも便利であったことは、大都市であるミュンヘンならではの利点だったと感じています。

便数も早朝から夜遅くまで十分にあったので、日常的に移動手段で困ることはほとんどありませんでした。

また、他の都市や国外へもアクセスしやすく、大阪から東京へ行くような感覚で気軽に他国へ遊びに行くことができたことも、ミュンヘンを選んで良かったと感じた点です。

商業施設の選択肢が豊富

スーパー、デパート、カフェやレストラン等、生活に必要、またはあったら嬉しい施設や店舗は何でも揃っていて選択肢も豊富なので、放課後や休日に行くところがなくて困ることは全くありませんでした。

また、観光地でもあるので、観光がてら遊びに行ける場所も多くあり、ドイツという国を思う存分満喫できたのも、ミュンヘンに住んでいたからこそできたことだと感じています。

オクトーバーフェストの本場でもあるミュンヘン。ミュンヘンに住んでいれば、その期間は毎日でも心ゆくまでオクトーバーフェストを楽しむことができます。

その他にも、クリスマスの時期には、クリスマスマーケットへ行きたい放題で楽しむことができます。

比較的英語が通じる

観光地だということもあり、中心部にあるお店ではほとんど英語が通じました。

もちろん、これをメリットと捉えることもできます。しかし、ドイツ語を勉強しに来ている身としては、なるべくドイツ語オンリーの環境で過ごしたいと思うもの。

英語が通じるとなると、ドイツ語が通じなかったら英語で話せばいいかというようは甘えが出てきたり、こちらが外国人なので、店員さんが親切心から英語で話かけてくれたりすることもあるのです。

そのおかげで助かった出来事もたくさんありますが、ドイツ語しか通じないような環境を求めるのであれば、あえて田舎の地域を検討するのも１つの選択肢であると感じました。

冬場は氷点下の寒さになる

ドイツの中でも、冬場の寒さが厳しいことで知られているミュンヘン。

私自身、日本では雪の降る地方出身なので、ある程度は寒さに慣れているつもりでしたが、それでも朝方と夜の寒さには、心が折れそうになることもありました。

ただ、その分室内環境は快適に過ごせるように整備されていたので、外で過ごす場合の防寒対策さえしっかりとしておけば、寒い冬でも乗り越えられると思います。

日曜日は多くの店が閉まっている

基本的に、日曜日はスーパーや飲食店等、ほとんどの店舗は閉店しています。

２４時間営業のコンビニがあったり、スーパーや薬局は３６５日空いていることが当たり前であったりする日本の暮らしに慣れていると、どうしても最初は不便さを感じてしまうでしょう。

ただ、これはミュンヘンに限ったことではなく、少なくともドイツでは、どの州でも同じように日曜日はお店が閉まっているところがほとんどです。

お買い物は日曜日以外を習慣に、日曜日は思いっきり休息する日と決めて行動すれば、不便さを感じることは少なくなると思います。

ミュンヘンは初めてでも住みやすい街

ミュンヘンはドイツへ行ったことがない人にとっても住みやすい街です。

ドイツに行くことすら初めてだった私が実際に住んでみても、印象通りとても住み心地の良い街でした。大都市だからこその住みやすさがあることに加え、中心部では、中世ドイツの街並みも楽しむことができます。

また、デメリットを紹介こそさせて頂きましたが、普段の生活の中では大して気にならなかったことばかりです。ミュンヘンは、ミュンヘンへの留学経験者として心からおすすめできる場所ですので、皆さんもぜひ留学先として検討してみてください。