ドイツの住民登録の流れと注意点

ドイツの住民登録の流れと注意点

ドイツに留学やワーキングホリデーで到着してまず決めて行かなけれ行けないのは、住まいだと思います。ただ、ドイツの場合、この住まいについてが少し厄介です。

というのは、ドイツでは住所の登録をしなければなりません。新しい住所になって1週間~2週間以内に役所で住民登録をすることが義務づけられています。この住所の登録をしないと、その後の学生ビザの申請などビザの申請ができなかったり、ドイツで生活する上で支障が起こったりもします。

では、このドイツでの住所の登録、どうすればよいのでしょうか。このページでは、ドイツでの住所の登録についてご紹介していきます。

なぜ住民登録が必要なのか

ドイツでは3ヵ月以上滞在する場合、ビザの申請を申請しなければなりませんが、その際に住民登録の証明書類が必要になります。その為に、前もって住民登録局 (Einwohnermeldeamt) にて住民登録 (Anmeldung)を済ませておかなければ3ヵ月以上ドイツに滞在できないことになります。※一部の地域では、Bürgerbüro または Bezirksamtとも呼ばれています。

外国人や移民が多いことから、不法滞在や不法入居などを防ぐための処置だと思われますが、銀行の口座開設や携帯電話の購入など日常生活の中でも住民登録証明を見せる必要がある場面も多く、とても重要な手続きになります。

この住民登録ですが、新しい住所に住み始めてから1週間~2週間(※住民登録局によって異なる)で済ませておく必要もあるため、新しい住所になればすぐにやらなければいけない手続きです。

住民登録の手順

それでは、住民登録するまでの手続き手順をご紹介してきます。新しい住所が決まったら、早めに手続きを進めて行きましょう

住民登録が必ず出来る物件を見つける

住民登録を行なう前に、まずは住居を見つける必要があります。学生の場合は、一人で住むアパートかルームシェアが一般的。

特にルームシェアでは審査や手続きが簡単なこともあって外国人である日本人学生には探しやすいでしょう。ただし、注意したいのが、住民登録をさせたくないという物件のオーナーがいることや、入居者には短期でしか貸せないので住民登録はさせない、などの条件がある物件です。

そこで住居を探すときに大切なのが「住民登録が必ず出来る物件」と意識をして探すこと、または貸主に確認・交渉することです。

住民登録は住民登録局で

住居が見つかったらすぐに住民登録を行ないます。

州によっても異なりますが、基本的には州のホームページに住民登録の予約サイトがあるので、希望の日時の予約をとります。予約をとった日時に該当の住民登録局へ赴き、必要書類を担当者に手渡します。

手続きが完了したら、その場で住民登録証明書をもらいます。この住民登録証明書はさまざまな場面で必要になるので、なくさないように。コピーをとってコピー分を常に携帯しておくのもよいでしょう。

都市によっては住民登録の予約日が1ヶ月後、2ヶ月後になってしまうこともありますので、住居が決まった時点ですぐに予約を行なって下さい。

ドイツでは、こういった役所での手続きの際こそ英語が通じないのですが、住民登録の手続きは必要書類が揃っていればスムーズに処理を行なってもらえるので、ドイツ語が話せないことはあまり問題にはならないでしょう。

手続きに必要な持ちもの

住民登録の際には、パスポートと入居する住居の貸主と結んだ契約書が必要になります(簡単なものでもOKですが住居の住所、入居開始日、住居の広さ、家賃、貸主のサインは必須)。

また、州や市によってはこれらの他に、貸主に書いてもらう簡単な住居貸し出し確認書の提出を求める場合もあります。

書類の不備が起きないよう、住む地域の住民登録に関するインターネットサイトをしっかり確認してください。

  • パスポート
  • 住居の家主との契約書
  • 住民登録フォーム

ネットでの予約がスムーズ

住民登録局の場所ですが、住まいが決まった場所に近い住民登録局は当局ファインダー(Behördenfinder)というサイトで、チェックすることができます。まずはこのサイトにアクセスし、「Einwohnermeldeamt」を選んで都市名はまた郵便番号を入力して検索すれば、お近くの住民登録局が案内されます。

ご参考までに、ミュンヘンの住民登録局のサイトをご紹介しておきます。ここで必要な書類やフォーム、住民登録のオンライン予約などの詳細について紹介されています。

住民登録の取消

では、帰国などで住所を退去する場合は、どうすればよいのでしょうか。帰国する場合やドイツ国外に引っ越しする場合は、住民登録を取消(Abmeldung)しておく必要があります。

住民登録の取消は住民登録局で

住民登録の取消も、退去する住所で登録していた住民登録局で行います。住民登録する時と同じようにウェブサイト上で予約をとって、住民登録を取り消すよう申請します。

手続きに必要なもの

住民登録を取消する場合には、パスポートと住民登録取消フォームが必要になります。

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