日本からベルリンへの行き方
街を東西に分裂していたベルリンの壁崩壊から30年が経ち、その後進化を遂げてきたベルリン。今や多くのクリエイターたちが集まり、クールな街との呼び声が高い現代都市となりました。歴史と現代文化とが共存するベルリンは留学や旅行でも人気の街です。
日本からベルリンへはどうやって行くのがいいのでしょうか?飛行機は直行便ってあるのでしょうか?ここはベルリンへの行き方について検証していきたいと思います。
ベルリンへの行くのに直行便はある?
残念ながら日本からベルリンへの直行便はありません。ドイツの首都なのに直行便が無いなんてと不思議に思う方もいるかもしれませんが、日本からベルリンへ行くには他の都市を経由していかなければいけません。
では、どのような経由地があるのでしょうか?順に見ていきましょう!
※現在は主にベルリン・テーゲル空港(TXL)が利用されていますが、2020年10月にベルリン・ブランデンブルク国際空港(BER)が開港予定の為、その後しばらくしてテーゲル空港は閉鎖されることになります。ここでは、ブランデンブルク国際空港が開港後のパターンをご紹介します。
渡航の際には必ず最新の情報を確認していただきますようお願いします。
日本からベルリンへの行き方
それではベルリンへは直行便が無いので、どういった経由パターンが考えられるか以下でチェックしてみたいと思います。
フランクフルト経由
ドイツのフランクフルトを経由する便は成田からJALが、羽田からはANAとルフトハンザ、また中部からもルフトハンザが運航しています。3社の運航スケジュールから選べる選択肢の多さが魅力です。
日本からフランクフルトまで約12~12時間30分、フランクフルトからベルリン(BER)までは1時間10分。フランクフルトからベルリンへは高速鉄道(ICE)や、高速バスという移動方法もよく使われています。
ミュンヘン経由
同じくドイツのミュンヘンを経由する便。羽田と関西からルフトハンザの運航があります。
日本からミュンヘンまでは約12~12時間30分、ミュンヘンからベルリン(BER)までは約1時間です。
ヘルシンキ経由
フィンランドのヘルシンキを経由して行く便は、成田・関西・中部からフィンエアーの運航です。
日本からヘルシンキまで約10~10時間30分、ヘルシンキからベルリン(TXL)までは約2時間。ヨーロッパまで10時間で行けるというのはやはり身体的にも気分的にも楽だと思います。また、関西や中部からも出ているので、地方にお住まいの方にも便利ですね。
ワルシャワ経由
ポーランドのワルシャワを経由する便は成田から、ポーランド航空が運航しています。
成田からワルシャワまで約11時間30分、ワルシャワからベルリン(TXL)までは1時間30分。
イスタンブール経由
トルコのイスタンブールを経由する便は、羽田からターキッシュエアラインズが運航しています。
羽田からイスタンブールまで12時間50分、イスタンブールからベルリン(TXL)までは3時間です。
モスクワ経由
ロシアのモスクワを経由してベルリンに行くこともできます。羽田からアエロフロート(ロシア航空)の運航便です。
羽田からモスクワまで10時間50分、モスクワからベルリン(BER)までは2時間50分です。
ロンドン経由
イギリスのロンドンを経由する便は羽田と関西からブリティッシュエアウェイズの運航があります。
日本からロンドンまで約12時30分、ロンドンからベルリン(BER)までは約2時間です。
アムステルダム経由
オランダのアムステルダムを経由して行く便は、成田と関西からKLMオランダ航空の運航。
日本からアムステルダムまでは約12時間、アムステルダムからベルリン(BER)まで約1時間30分です。
マドリード経由
スペインのマドリードを経由して行く便。こちらは成田からイベリア航空が運航しています。
日本からマドリードまで約14時間30分で、マドリードからベルリン(TXL)まで約3時間です。
ウィーン経由
オーストリアのウィーンを経由して行く便は、羽田からオーストリア航空が運航しています。
羽田からウィーンまでは約12時間、ウィーンからベルリン(BER)まで約1時間30分です。
パリ経由
フランスのパリを経由する便は成田と関西からエールフランスが運航しています。
日本からパリまでは約13時間、パリからベルリン(BER)まで約2時間で行けます。
ドーハ経由
カタールのドーハを経由する便はカタール航空が運航しています。
成田と羽田から出ており、東京からドーハまでは約12時間30分でドーハからベルリン(TXL)まで6時間20分です。
こちらは空港での待ち時間が10時間以上となる場合もあります。
ベルリンへの行き方は結局どの便がおすすめ?
たくさん経由地を挙げてきて、多くのヨーロッパ主要都市を経由してベルリンまで行くことができると分かりました。その中でどの行き方がいいのでしょうか?項目別にまとめてみました。
料金が安い
- モスクワ経由
- イスタンブール経由
- ドーハ経由
- ワルシャワ経由
上記の4便が特に安く、時期によっては10万円以下の場合もあります。ですが、空港での待ち時間を含めた総所要時間が20時間を超えることもあるので注意が必要です。
フライトの所要時間が短い
ここでは経由地での待ち時間を含めず、単純に日本から経由地までと経由地からベルリンまでのフライトの合計時間を短い順に挙げてみました。
- ヘルシンキ
- ワルシャワ
- ミュンヘン、フランクフルト
- アムステルダム、ウィーン
- モスクワ
飛行機の便によって多少前後することがあるかもしれませんが、大体このような順になりました。とはいっても上記のヘルシンキとモスクワのフライト合計時間の差は1~1時間10分です。
同じ経由地でも便によって空港での待ち時間が違うことがあるので、待ち時間を含めた総所要時間も確認してくださいね。
また、マイルをお持ちの方は上手く活用してみるのもいいでしょう。ご紹介した航空会社をアライアンス別に分けてみましたので、ご参考までに。
ベルリンへ行くためのアライアンス別航空会社
スターアライアンス(ANAと同じ)
- ルフトハンザ
- ポーランド航空
- ターキッシュエアラインズ
- オーストリア航空
ワンワールド(JALと同じ)
- フィンエアー
- ブリティッシュ・エアウェイズ
- イベリア航空
- カタール航空
スカイチーム
- アエロフロート(ロシア航空)
- KLMオランダ航空
- エールフランス(JALマイレージバンクと提携あり)
ベルリンの行き方についてまとめ
日本からベルリンへの行き方をご紹介してきました。ベルリンへは直行便が無いため、主にヨーロッパの都市を経由して行くことになります。また、経由地の選択肢も多岐にわたることが分かりました。料金や総所要時間、出発地やマイルなどを考慮してベルリンへの行き方を探してみてください。