ドイツの短期留学
EU圏内で需要の多いドイツ語。その本場といえばやはりドイツでしょう。ドイツはドイツ語を学びたい方、ヨーロッパに留学したい方から人気の高い国です。
街並みが綺麗で観光名所も多いので、短期留学先としても適しています。ドイツの短期留学を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
ドイツ短期留学の特徴
まずはドイツでの短期留学の特徴や基本情報をご紹介します。
選べる留学方法
ドイツへ短期留学する場合は、以下のような学習方法があります。
- 語学留学:現地の語学学校や大学などに通いドイツ語を学ぶ留学方法
- ワーキングホリデー:現地で、語学を学んだり就労したりしながらドイツに滞在する方法
- お稽古留学:語学だけでなくアートやスポーツなどを学習する留学方法
などなど
さまざままな滞在方法がありますが、短期留学で人気があるのは語学学校への留学です。
語学学校は自分で履修期間を決めることができます。また、入学時期もある程度の決まりはあるものの、基本的にはいつでも入学できるシステムになっているので、自分の都合に合わせて入学可能です。
ビザの種類
ドイツへの短期留学に使用するビザは、主に3種類あります。留学の目的に合わせてビザを取得しましょう。それぞれのビザの特徴や詳しい内容は以下の通りです。
ビザの種類 | 特徴 | 滞在期間 |
---|---|---|
語学研修ビザ(学生ビザ) | 語学学校などでの語学研修のためのビザ | 語学学校に通う期間 |
ワーキングホリデービザ | 一定期間の就労や就学が認められるビザ | 1年 |
観光ビザ | 90日以内の滞在(観光)に認められるビザ | 90日 |
留学に適した時期
ドイツに短期留学するのであれば、できるだけドイツの文化を存分に楽しめる時期に行きたいと思う方も多いでしょう。
ドイツの短期留学に適した時期は、6月~9月の夏の時期です。ドイツの夏は、湿気がなく気温も20度前後と快適な陽気となっています。また、雨が少なく夜も9時や10時ごろまで明るいため、観光も存分に楽しめる環境です。
ドイツの冬は寒さが厳しく、特に南部は積雪量も多いと言われています。留学と一緒に観光もしたい方や、町中を歩き回ってドイツの文化を吸収したい場合には不向きなシーズンでしょう。
ただ、ドイツの美しい街並みと雪景色は、まるでおとぎの国にいるような幻想的な雰囲気になるので、冬だからこその良さも感じられます。
また、冬はクリスマスマーケットが開かれるので、ドイツならではの冬を味わうためにわざわざ冬の時期を選ぶ方も少なくありません。
ドイツ短期留学のメリット
ドイツは本場のドイツ語を学べることで人気のある留学地です。ドイツへの短期留学のメリットをご紹介します。
本場のドイツ語を学べる
EU圏内ではドイツ語話者が1億人以上おり、需要の高い言語となっています。ドイツでは母国語としてドイツ語が使用されているため、日常生活の中でもドイツ語にたくさん触れられるのが大きなメリットです。
ドイツ語を学べる語学学校の数も多いので、幅広い選択肢の中から自分に合う学校を選べるでしょう。
留学費用を抑えられる
ドイツはイギリスやアメリカなど他の国に比べ、比較的物価が安くなっています。生活コストがかからないので、留学のために準備する費用を少なくすることが可能です。
ちなみに、ドイツに短期留学する場合の費用は1週間で15~40万円、1ヵ月で20~60万円程度と言われています。宿泊費や渡航費を安く抑えられれば、低コストを実現できるでしょう。
ヨーロッパに旅行しやすい
ドイツの周りには、オランダやベルギー、フランスなど観光に人気の国がたくさんあります。ヨーロッパ圏内は陸路でも移動しやすく、例えばドイツのフランクフルトからフランスのパリまでは、電車で4時間程度で到着します。
またEU圏内であればパスポートなしでの移動が認められているためどこにでも行きやすい環境です。「せっかくヨーロッパに留学するなら他の国にも訪れたい」「ドイツ語を使用する別の国にも行ってみたい」といった希望も叶えられます。
ドイツ短期留学のデメリット
ドイツへ短期留学する際には、多少のデメリットもあります。留学前には事前に確認しておきましょう。
日本から遠い
ドイツと日本は、飛行機で約12時間程度の距離があります。短期留学の場合活動できる時間が限られているので、できるだけ現地にいられる時間を長くしたいと考える方がほとんどでしょう。そのため、移動に時間がかかるのはデメリットといえます。
また、移動時には時差ぼけが発生しやすいのも懸念点の一つです。特に、西から東に移動する際には時差ぼけが出やすいと言われているので、日本に帰国した後にも、少しゆっくりできる時間を設けておく必要があります。
ドイツ語がすぐに流暢になるわけではない
ドイツ語は元々、ヨーロッパ圏内で2番目に難しい言語と分類される程、複雑さのある言語です。短期留学の場合は現地で学習できる期間が短いため、ドイツ語の飛躍的な伸びを期待するのは避けましょう。
ただし、元々ドイツ語をある程度話せる方であれば、「リスニング力を伸ばす」「スピーキングを得意にする」など、ピンポイントで学びを深めることは可能です。
ドイツ短期留学におすすめの都市
ドイツへ短期留学に行く際には、都市選びも重要です。「日本から直行便のある都市」「観光地がたくさんある都市」など希望に合わせて選びましょう。ここでは、短期留学におすすめの3都市をご紹介します。
ベルリン
ドイツの首都ベルリン。かつて東西に分けられた「ベルリンの壁」がある場所としても有名です。首都なだけあって人口も多く、語学学校もたくさんあります。歴史やアートを感じたい方におすすめの都市です。
ベルリンにある学校
ミュンヘン
日本からの直行便がある都市です。ネオゴシック様式の建物やモダンな街並みが印象的で、ドイツらしい雰囲気を味わえるでしょう。冬にはクリスマスマーケットも開かれるので、1年を通して観光を楽しめます。
ミュンヘンにある学校
デュッセルドルフ
日系企業が数多くある、日本人が住む町です。日本食を売っているスーパーや、日本食レストラン、美容院などもあるので、はじめての留学でも安心して生活できます。ベルギーやオランダなどの国境が近く、国外観光も気軽に楽しめます。