ベルリンへの留学
Berlin
ベルリンは、ドイツの北東部に位置するドイツの首都であり経済的なヨーロッパの中心ともいえる都市です。およそ340万人の人口を抱えるベルリンは、冷戦時代の象徴として歴史的にも有名な都市で、ベルリンの壁ということで名前を耳にしたことも多いかと思います。
ドイツを代表する都市であるベルリンにはドイツ語を学ぶための語学学校もいくつかあり、大学進学先としてもワーキングホリデー先としてもドイツの中ではミュンヘンと並び人気のある都市となっています。
そんなベルリンの留学について、ベルリンの基本情報も併せながらご紹介でしていきます。
ベルリンの場所
ベルリンのドイツ国内での位置ですが、北東部に位置しており、ブランデンブルグ州の中にベルリン独自の連邦州として存在しています。
日本からベルリンへの直行便は無いですが、フランクフルト空港やミュンヘン空港で乗り継いでベルリンへ行くパターンが多いです。もちろん他のヨーロッパの都市を経由してベルリンへ行くこともできます。
ベルリンで学ぶメリット
ベルリンに留学するメリットをいくつかご紹介したいと思います。ドイツ語を学んだりベルリンで生活するという視点が中心になりますが、ベルリンへ留学する検討として参考にしてみて下さい。
ドイツ語学校が多い
ドイツにあるドイツ語学校はベルリンをはじめ、ミュンヘン・フランクフルト・ケルン・ハイデルベルグなどドイツ全土に分散している傾向にありますが、その中でもベルリンにはドイツ語学校の数が多いです。ベルリンの中でもどの学校で勉強しようかご希望などに応じて選択肢がいくつもあります。
公共交通が充実
ドイツを代表する都市なので、地下鉄(U-Bahn)・トラム・鉄道(S-Bahn)・バスなど公共交通が充実しています。またほぼヨーロッパの中央に位置しているということもあり、東欧をはじめ北欧の国々にもアクセスしやすいというメリットもあります。
ヨーロッパのシリコンバレー
ベルリンは、ヨーロッパのシリコンバレーとも呼ばれ、多くのスタートアップ企業やユニコーン企業などが拠点を構えています。シェアオフィスなども数多くあり、起業やベンチャーなどに興味があれば、ベルリンは正に適した場所です。
英語も通じやすい
ベルリンにはヨーロッパをはじめその周辺国からも多くの人々が集まっている国際都市でもあります。ドイツは比較的英語が通じる国ではありますが、その中でもベルリンは英語が話せる方も多いので、ドイツ語で困ったときに代わりに英語を使うという事もやりやすいです。
緑あふれる都市
大都市でありながら、ベルリンは自然に恵まれた都市でもあります。公園も沢山あり、運河もあって、緑が多く水の町ともいえる都市です。エコを意識して大都市で生活したい場合には適している場所です。
ナイトライフ
ヨーロッパでもベストとも言われるほどの多くのクラブがあり、パブやバー、レストランも多くあって、ベルリンでは充実したナイトライフが楽しめます。入場ポリシーが少し厳しかったりする所もあるようですが、ナイトライフはしっかり楽しめます。
ベルリンのデメリット
そんなベルリンもメリットばかりではありませんので、デメリットも考慮に入れておく必要もあります。
家賃が高い
スタートアップ企業が増えたことや、上で述べたメリットによりベルリンは多くの人々を惹きつけ、ベルリンの家賃も年々上昇しています。ここ10年間で家賃が100%上昇したとも言われたりもしています。ただ物価は他のヨーロッパの大都市(例えばロンドンやパリ)に比べて高くはなっていません。
ベルリンシュナウゼ
ベルリンに住む地元の人の態度や喋り方は「ベルリンシュナウゼ(Berlin Schnauze)」とよく呼ばれています。外者に対してしゃがれ声でよそよそしい感じの見た目失礼な態度で接するベルリンの人たちの独特な対応でベルリンでの住みにくさを感じることがあるかもしれません。
冬は厳しい
ベルリンはヨーロッパでも少し奥の方に位置している地理状況もあって、フランスやイギリスなど温かい海流が流れてくる他のヨーロッパの場所に比べると冬は寒いです。雪も降ります。ただその分冬以外の四季が充実し非常に心地よい季節を感じられます。
ベルリン留学の費用
ベルリンでドイツ語を学べる語学学校は幾つかあり選ぶことができます。ドイツに展開しているグループ校であればほとんどの学校がベルリンに校舎を構えています。
1ヵ月ベルリンでドイツ語を勉強してホームステイした場合、留学の費用として航空券込みで42万円前後~が相場感です。1年間だと、約280万円前後~となります。もちろん、コース・レッスン時間・滞在先のタイプにより料金は異なってきます。
(※1ドル=120円計算、航空券は東京発経由便で往復16万円で想定した場合)
ベルリンの物価
ベルリンの物価の感覚として相場の一例をピックアップしてみました。あくまで参考値です。
ベルリンはドイツの中では大都市となりますが、ヨーロッパの中では外食代などはそこまで高くはないと言えると思います(他のヨーロッパ大都市では€15前後)。ただデメリットでご紹介したように特に家賃は少し高く感じる傾向にあります。スーパーなどの食材も日本と同じくらいではないでしょうか。さすがにビールは安いですが。
- 大衆店での食事:€9(約1,080円)
- マクドナルドのセット:€8.00(約960円)
- 牛乳1リットル:€0.94(約112円)
- 卵12個パック:€2.09(約250円)
- 500㎖のビール:€0.94(約112円)
- 水1.5ℓ:€0.57(約68円)
- 郊外の1人部屋1ヵ月家賃:€665(約80,000円)
- 市内の1人部屋1ヵ月家賃:€905(約109,000円)
ベルリンの語学学校
ベルリンにはドイツ語の語学学校はいくつか選べるほど存在しています。ベルリンに根差した学校からドイツのグループ校まで、ドイツ語の語学留学やワーキングホリデーでのドイツ語学習など色々な要望に応えてくれる学校が揃っています。
ベルリンの代表的な語学学校
ベルリンの基本情報
人口 | 約340万人 |
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日本との時差 | -7時間(3月⇒10月) -8時間(10月⇒3月) |
最高気温(平均) | 23℃(7月/8月) |
最低気温(平均) | -3℃(1月) |
最寄りの国際空港 | ベルリン・テーゲル空港(TXL) |